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第41話 どうか夢であって欲しい

『ザブン・・・ピチョン』


湯船に浸かって片足上げて、俺に見せつけるようにセクシーポーズしてるんだけど。

バカなの美姫・・・そんなに足上げたら。


もう、見えちゃう!


もう、俺の気も知らないで~

はぅ~ ドキドキが止まらないし。

もう、さっきから、ギンギンにオッキしちゃっうし。


「お姉ちゃん?」

「な~に~?」


「ちょっと、刺激が強いからそのポーズヤメて・・・」

「えっ? だって、アキラ私の足大好きでしょ?」


「別に、そんな好きってわけじゃないもん」

「ふ~ん・・・そうなの?」

「そうだよ・・・」


「最近はずっとあんなにスリスリ・・・イヤ、ちょっとまって」

「なに?」


「この間、雨の日、帰って来てピアノの練習してた時だけ、あんた全然興味無さそうにテレビ見てけど、なんで?」

「なんでって・・・別に、あの時は、姉ちゃん・・・イヤ、なんでもない」

「なによ!? イエ! こら!」


―――その瞬間、急に美姫の足がスルスルっと伸びて来てお腹辺りを両足で絡みつかれたと思うと、がっちりホールドされて蟹挟みされ、そのまま水中に引きこもれてしまった。


えっ!? ちょっ!? 美姫!!?? なにいきなり、うわぁ!! ぶくるぅるぅるぅ・・・・ちょっ! バカ!?

何だ俺が何したって言うんだよ!


「ゲホっ!ゲホっ!ゲホっ!・・・」


ぶはぁ! はぁはぁはぁ・・・マジで死ぬかと思った。

てか、なんなんだこいつ!?


「捕まえた!」

「もう! 鼻に水入った! 姉ちゃんのバカ!」

「ごめん、ごめんって・・・あんたが、素直に言わないのが悪いんでしょ? で? 何でよ?」

「イヤ、だって・・・あの時、姉ちゃん素足だったし・・・」


雨でぬれたとか言って、家に帰って来るなり、速攻洗面所に言って、ストッキング脱いで。

それからずっと素足だったじゃんか・・・


「なるほどね、やっぱり、ストッキングかタイツを履いてる足が好きなんだ! ようやく謎が溶けたぞ」

「もう、うるさいんだよ。 弟のフェチを探求して何が楽しいんだよ、姉ちゃんのバカ・・・」

「大事なことでしょ? アキラを誘惑するには重要な情報だもの」


ハァ~ もう、最悪だよ。


「てか、そんなことよりも~! アレは、その・・・どうだったの?」

「なにが?」


「イヤイヤ、何がじゃ無くって! アッコちゃんの欲しいモノ!」

「あ~ あれね~ そう焦るんじゃないわよ」

「なんでよ? 教えてよ!」

「え~ そんな情報すぐ出しちゃったら、アンタお風呂一緒に入ってくれ無くなるかも知れないでしょ?」


コイツ・・・やり口がズルすぎる。

しかも、情報を聞いちゃえば、お風呂の約束も誤魔化せるかもって思ってこともなんか勘づかれてるし・・・


「ねえ~ 何怒ってるのよ~ アキラ~」

「ご機嫌ですね?」


「そりゃ~ 可愛い妹とショッピングデートして~ 可愛い弟と一緒にお風呂なんて~ 夢みたいじゃん」

「そうですか、俺もこれが夢であって欲しいよ」


「あっ、そう言えばさ~ 今日の朝、秀樹君と私を取り合ってまた喧嘩してたでしょ~」

「取り合ってないし・・・」


「喧嘩してたじゃない?」

「アレは・・・秀樹が美姫のこと初恋だったのに、俺が美姫にキスしてたから怒ったの!」

「へ~ やっぱり? そうだと思ったんだよね。 あの子、幼稚園の時から、私を見る目がいっつも、ホワ~ンって感じだったからさ」

「なんか、彼氏の話したらショック受けてたよ」


「なに、勝手に私の彼のことばらしてるのよ!」

「はぁ? 別に秀樹に彼氏のことバレても関係無いじゃん。 秀樹のことなんて気にも止めてないクセに」

「う~ん、まあ・・・そうだけどさ~ せっかく私を好きって言ってるヤツは、一応確保して置きたいじゃない」

「はぁ? 何言っての? 確保って何? 秀樹のこと、将来彼氏候補とか思ってるわけ?」

「違うわよ、別にわたし、アイツの顔、好みじゃないもの。 てか、何怒ってるのよ? 何焼きもち? 大丈夫よ、私が好きなのはア・キ・ラ、だけだから~」


雄太はどうなったんだよ・・・

この間から、美姫の話聞いてたら、ちょっとアイツの事も憐れに思って来たんだけど。


「じゃあ、なんで確保なんてするんだよ?」

「えっ? だって、子分は多い方が良いでしょ? いざという時に便利だし~」


コイツ・・・やっぱり、鬼だ。

最高に性格悪い!

男の純情をなんだと思ってんだコイツは!


「なんかそんなこと聞いちゃうと、俺のことも別に遊びって言うか。 適当に好きって言ってるように聞こえて来るんだけど?」

「なによ~ アキラは別よ。 じゃなかったら、こんな風に一緒にお風呂なんて入るわけないじゃない。 私の裸を見れるのは、この世でアキラだけなのよ?」


うぐっ、それを言われたらそうなんだけど・・・

逆に美姫の裸を見ちゃったせいで、苦悩しているって言うのに。

はぁ、もう、こんなギュって抱っこされちゃって・・・

また、賢者効果があっという間に拭きとんじゃったじゃないかよ。


「ふっふ~ん、これを触れるのも私の特権だモン。 ふふふっ、好きよアキラ」

「もう! だから、なんでいっつも触るの!?」

「アキラだって、お姉ちゃんのおっぱい触ったんだから、お互い触りあいっこしないと不公平でしょ?」

「イヤ、そんなこと言われたらそうなんだけどさ・・・」


くそ~ こう言えばああ言う・・・

もう、この人、自分がどれほどの危険にさらされてるのか分かってるのかな?


俺が自分で言うのもなんだけどさ・・・

マジで、俺、もう自信無い。

マジで、我慢し続けられる気がしない。



◇◇◇



「アッ! イヤ! ちょっと! ダメ! や~だ! そんなハメないで!」

「おねえちゃん・・・声大きいよ・・・」


『だって、イヤン! ヤッ、ヤダ! ダメ、待って、ダメ、ダメ、ダメ、ダメ」

「そんな抵抗したってダメだよ。 お姉ちゃん、さっさとイキなよ!」


「ヤダ! ヤダ! ダメ~ アァァァ!」

「ハイ! 俺の勝ち~!」


ふん、結局アッコちゃんが何を欲しがってるとか全然教えて貰えなかったし。

あんなの、お風呂の入り損だよ・・・


もう、なんか、性癖とか色んなことを美姫に聞かれちゃったし。

カラダも色んな所触られて、もうお婿さんに行けないよ・・・


「もう! ズルイよ! ハメ技ばっかり!」

「ハメ技なんて使ってません! お姉ちゃんが下手なだけです!」


ふん、お風呂でされたことのお返しだ。

スマブラで俺に勝とうなんて100年早いんだよ。


「もう! 面白くない!」

「アッコちゃんの欲しい物教えてくれたら、手加減してあげるけど~」

「あ~ もうゲームつまんないヤ~メタ! もう寝る!」


シンプル無視だし・・・

しかもゲームやりたいって言って来たの美姫なのに。


「アキラ、寝るよ~」


えっ? イヤイヤ、そんな当たり前のように。

お姉ちゃんの部屋はあっちなんだけど・・・

なに、当たり前のように俺のベッドに?


「えっと、姉ちゃん? 本当に今日も一緒に寝るの?」

「そうよ? なんで?」

「イヤ、だから・・・毎日はさすがに厳しいって。 さっきもお風呂一緒に入って、アレなのに・・・」

「何よアレって。 毎日一緒に寝ても良いって言ったじゃない?」

「だから、その・・・なんていうか、もう、お姉ちゃんと寝るの普通にヤダ!」


このまま寝ちゃったら、また昨日みたいになっちゃうもん。

2日連続で、お姉ちゃんと寝て夢精するとかありえないもん。

もう、自分じゃコントロールできる気がしないから、嫌なんだよ・・・


「もう、なに顔真っ赤にしてるのよ?」

「だって、嫌なんだもん・・・」

「あ~ 昨日のだったら、大丈夫よ。 お姉ちゃん全然気にしてないわよ。 男の子の生理現象なんでしょ? 安心して、また出ちゃってもお姉ちゃんが処理してあげるから」


なんか、会話だけ聞いてたら、生生しいんだよ・・・

てか、安心してって、お姉ちゃんに見られるのが一番嫌なんだよ。

マジで見られたくない人なのに!


「もう、処理とか言わないでよ! 安心してって言われても、美姫に見られたくないのに!」

「今、美姫って・・・ヤダ、なに? 彼氏に名前呼ばれたような気分なんだけど~ え~ ヤダ~! 新鮮~!」


ダメだ・・・こいつとはそもそも会話が成立しないんだよ・・・

暖簾に何とかっていうか、美姫が違うことに興味が向いたら、元々話していたことなんてどうでも良くなるんだから・・・


「ねえ、なんでそんなに嫌がるかな~ お姉ちゃんは気にしないよって言ってるじゃない。 あっ、それよりさ、ねえ、アキラ? 昨日の夜・・・どんな夢見てたの?」

「・・・覚えて無い」

「はぁ?」


ヤバ! 来るな、来るな、来るな・・・


それまで、ベッドのゴロゴロ寝転がりながら、僕と会話していたのに。

急にガバって起きると、そのままベッドから美姫が飛び降りて来て・・・


「ヤダ! こないで!」

「うるさい! 言え! 覚えて無いわけないだろ!」

「ヤダ、ヤダ、ヤダ、放して!」


毎度のことながら、美姫が実力行使に出て、俺を追いかけて来た時はもう手遅れで・・・

わかってたよ、逃げ切れないのなんてさ。


部屋の中を思い切り逃げ回っていたのに、すぐ後ろから羽交い絞めで捕まってしまい。

もう、美姫との体格さで、逃げ出すことも出来ず、諦めるしかないわけで・・・

そのまま、ベッドに連れて行かれて、お姉ちゃんに腕枕された状態でがっちりと抱きしめられて抱っこされてしまい。


「捕まえた、で? どんな夢みたの?」

「だから、その・・・アレだよ。 お姉ちゃんが、朝見てた夢とたぶん同じような夢だよ・・・」

「えっ? それって、アキラとエッチしてたって夢?」

「だから・・・そうだよ・・・」


ん? 美姫? どうしたの?


「えっ? うそでしょ? えっ? じゃあ、なに? 昨日のアレって、えっ? そう言うこと? だから、あんな・・・腰をわたしに?」


何言ってんのこの人?

なんか、色々変な想像してる?


「ふふっ、ヤダ~ もう、昨日のあれってそういうことだったんの? 急に興奮しだして、襲われてるような気分になってたけど、もうヤダ・・・」


襲われてる気分って・・・

俺、昨日なにを美姫にしたんだよ?


「ヤダ、だから、あんなおっぱいを? それに、私のことギュって抱きしめて、あんな・・・ヤダ、本当にしてたってことじゃない?」


「えっと? お姉ちゃん? 何言ってるの?」


「だって~ 昨日、アキラものすごいハッキリと寝言言いながらだったから。 夢の内容がエッチしてたって聞いて、改めて昨日のこと思い出してたら、もう、アレって、アキラとエッチしちゃったようなもんじゃないって思っちゃって。 それに、お姉ちゃんね・・・生まれて初めて、あんな風になちゃったから~ でも、アキラが私とエッチしてる夢を見てて、ああなれたって思ったらもう・・・ヤダ! 幸せすぎる・・・」


なんなんだ?

めちゃくちゃ気になるんだけど?

あんな風ってなに?


「ねえ? アキラ? ひょっとして、今さ~ お姉ちゃんとエッチしたいとか思ってる?」

「なんでだよ? 思ってないよ・・・」


「嘘? もう、ここ・・・さっきから、お姉ちゃんに当たってるよ? したいんでしょ? 言ったじゃない、もう我慢しないでって」


「無理! ダメだよそんなの・・・お姉ちゃんは、そんな風に利用して良い人じゃないんだから・・・」

「どうして? なんで、お姉ちゃんを利用しちゃダメなの?」


「お姉ちゃんは・・・大事な人だもん。 そんな、欲望を処理するような・・・そんなの出来ないよ。 それこそ、お姉ちゃんを汚すみたいでイヤだよ・・・」


「アキラ・・・そんなに、私のこと本当に大事に思ってくれてるのね?」

「そんなの・・・当り前だよ・・・」


うぅぅぅ、もう、お姉ちゃんダメ・・・

お姉ちゃんに当たっちゃってるし。

もう、このままじゃ絶対今日も、アレになっちゃうよ・・・


「ねえ、アキラ? じゃあさ、お姉ちゃんがして欲しいって言ったら、アキラはしてくれるの?」

「どういうこと? 何言ってんのさ? お姉ちゃん、昨日エッチは待ってねって言ったじゃん?」


「その・・・エッチじゃなくて~ 昨日みたいに~ お姉ちゃんのおっぱいを~ して~ お姉ちゃんの・・・に~ その・・・アキラのをね? あてて欲しいなっとか思ったら・・・アレなのかなって・・・」


イヤ、ところどころ、ごにょごにょ言ってて、全然聞き取れなかったんだけど?


「お姉ちゃん? なんて?」

「イヤ、だからね? その・・・だから・・・アキラ?」

「なに?」


「その・・・お姉ちゃんのこと変態とか淫乱女とか思わない? 話しを聞いても、嫌ったりしない?」

「なんなんのさ急に意味不明なこと言いだして? お姉ちゃんのこと淫乱女だなんて思わないよ。 それに、もう僕・・・お姉ちゃんのこと嫌いになんてなれないもん」

「どうして?」


「だって・・・なんか、最近変なんだよ僕・・・」

「何が変なの?」


「だって、最近、お姉ちゃんのことが気になって、気になってしょうがないんだもん。 お姉ちゃんの制服姿見てたら、ドキドキしてきちゃうし。 雄太とイチャイチャしてるところ見てたら、イライラしてくるし。 無性にお姉ちゃんのこと抱きしめたくなったり、なんか僕変なんだよ・・・」


「それって、お姉ちゃんのこと好きってことでしょ? ふふっ、だから~ この間から聞いてるじゃない? お姉ちゃんのこと好きになってるんじゃないのって」


「だって。弟妹なのに、好きになるなんておかしいもん・・・」


「そんなの、全然おかしい事じゃないじゃない。 お姉ちゃんの友達でも、弟妹でそういう関係の子とか、普通にいたよ」


「そうなの?」


「そうよ、だから、アキラがお姉ちゃんのことが好きになっても全然おかしいことじゃないのよ。 むしろ、そっちが自然なの。 だってそうでしょ? こんなにも可愛いお姉ちゃんが、アキラの近くにいるのに、気にならないわけないじゃない。 それに、アキラの大好きな制服姿で、アキラの大好きなストッキング履いて、チラチラ足見せてたら、気になっちゃうのなんて普通なのよ? それって、男の子として、いたって健康的で普通のことなの。 だからね、アキラ? お姉ちゃんのことを見て、ドキドキしたら、もう我慢しなくて良いのよ。 おねえちゃんのこと触りたいなって思ったら、遠慮なんかしたらダメよ。 お姉ちゃんは絶対に怒ったりなんかしないから安心して。 それに、お姉ちゃんの前ではもう、あんなに恥ずかしがったりしなくて良いのよ。 もうお姉ちゃんはアキラの気持ちを全部知ってるんだから、お姉ちゃんとアキラはもう両思いなの。 両思いのカップルが遠慮しあうなんて変でしょ? だから、もうお姉ちゃんのことはアキラの彼女だと思って良いのよ。 ねえ、聞いて? 女の子だってエッチなこと考えたりしたいなって思ってるのよ。 だから、大好きな男の子に触れられたり、エッチなことされるとね、すごい嬉しいし、幸せな気持ちになるの。 だから、アキラ・・・お姉ちゃんのことを抱きしめたくなったり、キスしたくなったり、おっぱい触りたくなったり、足にスリスリしたくなったら、遠慮なんてしないでお姉ちゃんに甘えるのよ? それとね、あと・・・お姉ちゃんだって、その・・・アキラとエッチなことしたくなっちゃうことだってあるから、その・・・お姉ちゃんがして欲しいって言ったら、ちゃんと相手してね? お姉ちゃんだって、アキラにされたら、すっごい気持ち良いし、その・・・すっごい嬉しくて、幸せな気持ちになれるの。 だから、お願いね、お姉ちゃんのことちゃんと愛してね、アキラ。 あっ、でもね、これだけは約束して。 お父さんとお母さんの前でエッチなことするのはダメよ。 あと、お姉ちゃんとエッチなことしたとかお母さん達に言うのもダメ。 これは二人だけの秘密よ。 もちろんアッコちゃんにも秘密、わかった?」


・・・・・・えっと。

なんの勧誘だよこれ?

もう、長すぎて何を言われたのか全然わかんないよ。


てか、いまの何?

姉ちゃん、俺のことマインドコントロールしようとしてないか?

しかも、いま自分のこと可愛いお姉ちゃんとかなんとか言って無かったコイツ?


「あっ、そうだ、アキラ? アッコちゃんとはまだそう言うことは早いからダメよ。 お姉ちゃんが、アキラにされて喜んだからって、アッコちゃんに同じことしたら絶対ダメよ。 だから、エッチなことしたいって思ったら、お姉ちゃんが帰って来るまで我慢するのよ、わかった?」

「イヤ・・・えっと、うん」


なんだ・・・なんか、めっちゃ怪しいサークルに勧誘されたような気分なんだけど。

何? 後になって、色々家電とか家具とか買わされちゃうんじゃないだろうな?


てか、えっ? いまのって、なんだったんだ?

俺、夢見てるのか?


イヤ、だって・・・おかしいって・・・

お姉ちゃんの言ってる事、おかしな事ばっかりだよ~


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