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第37話 お姉ちゃんとの一夜・・・

はぁ~ お風呂入ったらドット疲れが・・・

朝早かったからな~ 小学生の体じゃもう限界か、もう眠いのに・・・


美姫にずっとぬいぐるみみたいに抱っこされてるせいで身動きも出来ず。

お風呂場で、美姫の裸を見てしまって、お胸まで触ちゃったせいでさ。

僕のはもうギンギンなのに、1人で隠れて処理することも出来ずに悶々としちゃってて・・・

もう今日は、このまま寝るしかないのかな?


美姫はまだテレビ見てるけど。

21時だけど、寝ちゃおうかな~


先に、1人で寝るって言ったら怒るかな~

でも・・・もう眠いし・・・


「アキラ~?」

「うにゃ?」


「眠たいの?」

「うん・・・眠い・・・」

「まだ、歯磨いてないでしょ?」

「磨いてない・・・」


「寝るんだったら、歯磨きしないと!」

「面倒くさいから、もう寝る・・・」

「ダメよ! 虫歯になっちゃうでしょ!?」

「もう・・・お母さんかよ?」


もう眠いのに、洗面所に行くのも面倒くさい・・・


「ほら! 寝るんだったら、歯磨きなさい! ホラおいで」


そう言うと、僕を膝の上から無理やり立たせると。

背中をグイグイ押されて洗面所まで連れて行かれて。

強制的に歯磨きをさせられ・・・


隣で一緒に美姫も歯を磨き始めて。

先に歯を磨き終わって、その場から立ち去ろうとすると、すぐに美姫に捕まってしまい。

ボーっとしながら、美姫の隣で待っていると・・・


「もう、ちゃんと磨いたの? 虫歯になっても知らないからね」


歯を磨き終わった美姫に呆れた顔でそんな事を言われてしまうが。

もう、正直眠たさが勝って、どうでも良いとか思いフラフラしながらまた1人で部屋に戻ろうとすると。


「ちょっと、待ってよ~」


ぬあ? 背後から呼ぶ美姫の声を無視して、そのままフラフラと階段の方へと歩きながら。


「待てない・・・眠い・・・」


もうダメで眠すぎる・・・

マジで限界・・・


「もう! 一緒に寝るっていったじゃん!」


そう言われて、階段手前でまた捕まってしまう・・・


「姉ちゃんは、まだテレビ見てたら、僕もう眠い・・・」

「ダメよ、抱っこして寝るんだから~」


美姫の声がだんだんと遠くなって、意識が今にも飛びそうになっているのを必死に堪えて受け答えするも。

もう、自分でも目の前の出来事が夢の中なのか、現実なのかもわからないほどに睡魔に襲われて、面倒くさくなってしまい・・・


「抱っこ・・・」


そう言って、美姫の腰にヒシっと抱き着いて限界アピールをしていると。


「もう、甘えん坊さんだな~」


その直後に、グイッと持ち上げられる感覚があって。

美姫に抱き着くように赤ちゃん抱っこされてるのはわかったけど。

もう眠気で意識がもうろうとしていて。


「あらヤダ・・・赤ちゃんみたいに」


そう言う母親の声に。


「ふふふっ、可愛いでしょ?」

「もう、急に赤ちゃんになったわねこの子? でもあんた大丈夫なの? 重くない?」

「平気よまだ全然軽いもん」


何か、美姫と母親の会話が意識の遥か遠くで聞こえて。

辛うじて意識を繋ぎとめていたのだが。

抱っこされて、久しぶりに感じる温もりがあまりに気持ち良くてウトウトしてしまい。


―――――― ハッ!?


ヤバイ、今一瞬寝てた。

首がカクンと落ちた感覚で一瞬目を覚ますが・・・


「アキラ、本当に眠そう・・・」

「ベッドに連れってあげて」

「へへへ、今日は一緒になるんだもん」

「良いけど、喧嘩するんじゃないわよ」

「アキラと喧嘩なんてしないも~ん。 じゃあ、お母さんお休み~」

「おやすみ」


意識の向こうでの会話が終わると。

美姫に抱っこされたまま、洗面所を出ると、そのまま美姫が階段を上りはじめた。


「お姉ちゃん降ろして・・・危ないよ・・・」

「ふふっ、大丈夫よ、アキラ軽いもん。 それに眠そうだもん、このままで良いよ。 心配してくれるんだね? ふふっ、嬉しい」


なんだろう・・・今日の美姫は何でこんなに優しいんだろう・・・

小さい頃は、よくこうして抱っこされながらベッドに連れてってもらったっけ・・・


お姉ちゃん・・・


美姫に甘えてるのが心地よくなって、そのまま美姫に抱っこされまま部屋に連れて行かれて。

半分眠くて、閉じていた瞳の瞼越しに急に明るくなるのを感じて、部屋についたんだと思っていると。


よいしょッと美姫が声を発すると同時に、ゆる~いフリーフォールの様な落ちる感覚があり。

美姫がベッドに腰を降ろした軽い衝撃が美姫の柔かいカラダ越しに感じて、ベッドに着いたんだと思いしょぼしょぼの目でう薄眼を開けて見ると。


「ふふっ、眠そうね。 久しぶりだね一緒に寝るの」

「・・・うん」

「まだ10時前なんだけどな~ 寝ちゃうの?」

「・・・だって、もう眠くて」


美姫の太腿の上に座らされて、赤ちゃんのように美姫に抱っこされ。

眠くて、美姫に甘えるようにグデーっと、美姫の胸にまた寄りかかっていると。


おっぱい越しに美姫の心音がトクントクンと聞こえて来て。

暖かくてふわっふわの感触は、まるで天上の雲の上にいるような感覚で。

お手ても、その至福のヘブンリーピローへ自然と伸ばしてしまい。

ふわっふわで適度に弾力があって、欲求のままにフニフニしていると・・・


「やだ・・・アキラ~ おっぱいそんなに触りたかったの?」


だって、美姫のおっぱい久しぶりなんだもん・・・

こうやって一緒に寝るのなんて何年ぶりだろう?

幸せだな・・・ふわっふわだなぁ・・・・・・


お姉ちゃん・・・ ―――――― ――― ― ― ― zzz



最初はアッコちゃんが転校しちゃって、寂しく毎晩1人で泣いてたら、美姫が心配して僕の部屋に来て。

泣いてる僕を今日みたいに抱っこして、ヨシヨシと慰めてくれ、一緒に寝てくれたのが最初だった・・・


それからも、アッコちゃんへの片思いの自然消滅的な失恋の傷でずっと落ち込でいた僕を心配して。

隣で勉強していた美姫が、僕の泣いてる声を聞こえると、僕の元へ来てくれるようになった。


心の支えだったアッコちゃんを失った悲しさと寂しさを、美姫に甘えることで解消していたのに・・・

時が経つにつれて少しずつ傷も癒えて、もう美姫の添い寝も必要とはしてなかったのに。


美姫は、毎晩のように勉強が終わると僕の部屋に来て、眠っている僕のベッドに入って来てくれた。

いつのまにか、美姫と毎日一緒に寝るのが当たり前になっていった・・・


でも、アッコちゃんへの思いが少しずつ落ち着いてくると、男の子っていうのは不純というか、どうしたって近くの女の子に気持ちが移っていってしまうわけで、可愛くて、大人の色気があって、毎日献身的に尽くしてくれるお姉ちゃんに、惹かれていってしまった。


お姉ちゃんへ恋心を抱くなんて、おかしいと思う人がほとんどだし、それが普通だと思う・・・

だから、お姉ちゃんへ惹かれてしまうなんて、理解できないだろうし、歪な精神を持った人と思われてもしょうがないと思う・・・


僕だって、成長して、小学3年生頃くらいには、同級生からの指摘や、同調圧力によって、内心を隠しつつも、その考えを受け入れざるを得なかったわけで。


だから、本当は甘えたいし、大好きなのに、嫌いなフリをしたり、優しくされても反発してわざと嫌われるような行動をとって、お姉ちゃんを遠ざけるようなことだってしちゃったし、それが当たり前なんだって、納得するしか無かったし、お姉ちゃんへの思いも諦めていたはずだったんだ。



僕とお姉ちゃんとでは年齢に6歳の差があった。


6歳差という事もあり、お姉ちゃんは僕をイジメたり、暴力を振るう事ことも無く、本当に溺愛してくれた。

本来母親がやる子育てのほとんどをお姉ちゃんがやってくれて、オムツ替え、授乳にお風呂、添い寝、見守り、泣いた時のあやしのほとんどをお姉ちゃんがやってくれたらしい。


僕に物心がついた後も、お姉ちゃんの溺愛振りは変わらず、常に僕へ好きだよと気持ちを伝えてくれて、抱きしめてキスをしてくれたし、毎日一緒にお風呂も入って、一緒に寝てくれて、僕が泣くと泣き止むからと、おっぱいまで無償で提供してくれた。


小さい頃の記憶でお姉ちゃんに甘えておねだりして、恥ずかしそうにおっぱいを吸わせてくれた記憶がいまでも薄っすらと残ってるくらいだし、そして、アキラは私のお婿さんになるのよっと常に言い聞かせるように育てられた。


そして、僕は成長していくうちに、常に大人の雰囲気をまとった可愛くて綺麗な彼女達に、僕は恋に近い感情と共に、憧れのような気持ちを持つようになり、将来お婿さんになるのよっという姉の言葉を信じで、お姉ちゃんをお嫁さんにするんだと本気で思っていた。


それでも、幼稚園に入った頃には、お姉ちゃんは小学生に。

自分が小学生になった頃には、お姉ちゃんは制服を身にまとった中学生に。


どんなに成長してもお姉ちゃんと同じ場所には行けず、どんどん生活圏が変わっていく現実と、すれ違っていく価値観や生活時間のズレは、お姉ちゃんと結婚することなんて夢で、そんなのは現実的に無理だと諦めるには十分だったし、強制的に立場の違いを受け入れざる得なかったし、一般常識への恭順が、僕の中にあるお姉ちゃんへの淡い恋心を、永遠に自分の中だけにとどめて秘め事にすること以外の選択肢なんて残されていなかった。


そして、僕はお姉ちゃん以外の、ある女の子に生まれて初めて恋をした。


お姉ちゃんへの恋心も、その頃には自然と隠せるようになっていたし、むしろ初恋によって自然に忘れることが出来ていた、はずだったんだ・・・


でも、そんな初恋も、彼女の転校であっけなく終わってしまい。

僕は、悲しみの淵に沈んでいってしまい、なかなか立ち直れずにいた時に、お姉ちゃんが僕の元へ来て寄り添いはじめてくれたんだ・・・


毎日のように注がれる、お姉ちゃんの無償の愛と、その可愛らしい見た目と成長した大人の女性の魅力と温もりによって、僕が忘れたフリをして秘隠にして、頭の隅にギュッと押し固められていた、お姉ちゃんへの淡い恋心は、簡単に溶かされてしまい。


元々大好きで恋心を秘めていた僕が、毎晩のように、可愛いく、大人の魅力が満載なお姉ちゃんの隣で寝ていたら、どうしたって彼女へ惹かれて行ってしまうのは当然だと思ってしまう・・・


そんな中、たまに夜中にパッと目が醒めてしまい、隣でスースーと寝息を立てて寝るお姉ちゃんを見つけると、夜中静寂と暗闇の中で、自分だけが1人、この世に取り残されたような気持ちになってしまい。


とてつもない孤独感に襲われてしまうと、どうしても人恋しくなってしまい、隣に寝ているお姉ちゃんにかまってちゃんアピールが始まってしまうわけで・・・


最初はスリスリしたり、ギュッと抱きしめたりするだけの可愛いものだったのに。

小学校6年生から中学生に掛けてのあの頃は、女の子のカラダに興味深々な時期で。


次第に、眠っているお姉ちゃんの顔を見ているとドキドキしてきて、彼女への気持ちが抑えきれなくなり。

最初は眠っているお姉ちゃんの唇にチュッと軽くキスするだけで、1人でお姉ちゃんへの思いを消化することが出来ていたのに。


次第に、お姉ちゃんのおっぱいをドキドキしながら触ったり、お姉ちゃんが起きるまでキスしちゃったりと。

一緒に寝れば寝るほど、傍にいるお姉ちゃんへの淡い恋心は隠していられなくなり。


それでも、お姉ちゃんは嫌がることなく、毎晩のように一緒に寝てくれて。

夜中に僕の悪戯で目を覚ましても、優しくギュッと抱きしめてくれて、しょうがないなと言ってキスをしてくれた。


たまに、その・・・お姉ちゃんの寝起きが悪い時は、不機嫌になって怒られて、泣かされた事もあったりなかったりだったけど・・・


でも、ここでお姉ちゃんに本当に拒否されて、一緒に寝るのは嫌だと言われていれば、まだ引き返すことだって出来たかもしれないのに、お姉ちゃんは決して怒らなかったし、嫌だとも言わず全てを受け入れてくれたし、逆にお姉ちゃんからもキスをしてくれるようになったし、お姉ちゃんから積極的に抱き着いてくれるようになったし、耳元ではいっつも好きよって言われるようになり、僕は勝手にお姉ちゃんと両思いになったんだと勘違いしてしまい、雪が降り出す頃にはもう完全にお姉ちゃんが僕の彼女になってくれたんだと考えるようになっていた。


そんな幸せな日々を送ってる中、美姫が大学受験に失敗してしまったんだ。


それからは、立場が逆転して、毎晩泣いてる美姫をヨシヨシと僕が慰めながら、一緒に眠るようになって。

美姫が以前よりもずっと僕に依存してくるようになると。


両思いのお姉ちゃんが僕に縋って来る姿は、頼られてるみたいで心地が良くて。

小学5年生から中学生に掛けて20cm以上身長が伸びて、お姉ちゃんとも身長差が縮まったおかげで、一方的に抱っこされる側から美姫を抱きしめているようには見えるようになり。

自分的に、もうお姉ちゃんには僕がいないとダメなんだと、勝手に自惚れてお姉ちゃんの彼氏になったような気持ちになっていた。


そんな事を繰り返していると、次第に美姫の方から僕に色々と求めてくるようになり。

親が居ない時は一緒にお風呂に入るようにもなり、夜には一緒に寝て・・・


毎晩のように、抱き合ってキスをしてはイチャイチャして、お互いピッタリくっついて抱きしめ合ってキスをしていると、気持ちがもりあがると同時に、自然とお互い良い場所に当たることに気づいてしまい。


エスカレートしたお姉ちゃんと僕は、どちらかが言い出したわけでも無く、美姫と見つめ合っていると、アイコンタクトで暗幕の了解が成立してしまい、それから毎晩のように必ず密事をするようになり。


毎回それが終わると、お姉ちゃんは本当に可愛い女の子になってしまい、僕にひたすら甘えてくる姿はまるで少女のようで、そんなお姉ちゃんが僕はたまらなく大好きになっていた。


この頃は、本当に人生の中で一番お姉ちゃんと仲が良い時期で、2人でお出かけするようになって、一緒にお勉強もしたし、お姉ちゃんが制服を着てくれて、大好きなお姉ちゃんと制服デートもしたし、一番充実した日々を送っていたような気がする。


それでも、お姉ちゃんからはエッチだけはダメっと念を押されていたので、ギリギリラインは超えずに踏み止まっていた。


でも、僕がお姉ちゃんとの両思いに浮かれまくってる傍らで、浪人生を続けてるお姉ちゃんの精神は少しずつすり減っていき。


次第に、お姉ちゃんと親との喧嘩が頻度を増して行き、家の中が次第にギスギスし始めていた。

秋になり辺りが赤や黄色に染まり始めた頃には、お姉ちゃんはもうかなりギリギリな所まで来ていたみたいで。


そんなある日の晩、ついにお姉ちゃんが壊れてしまった。


いつもは、親と喧嘩しても『ねえ聞いてよ!』と言いながら部屋に入って来て。

ベッドに寝転んでは、僕の大事なぬいぐるみの顔をギュッと潰したりしながら、勉強をしている僕の方を見ながら延々と愚痴を話して。


一通りに毒を吐き出して気持ちが落ち着くと、決まって僕を甘えるように見て気て「んっ」っと手を伸ばしてくるから、それがいつものお姉ちゃんとのイチャイチャタイムの始まりの合図だった。


そして、お姉ちゃんからの甘い甘い言葉が、二人の暗黙の密事への合図で、お姉ちゃんが満足するまでそれが続いて、そのまま一緒に寝るのが定番だったのが。


その日は、親と喧嘩して2階の僕の部屋へと逃げ込んで来ると、いつもと違い、部屋に入って来るなり、勉強している僕にギュッと抱き付いてきて、そのまま無理やりベッドに押し倒されてしまい。


いつもよりも乱暴で、そして激しく求めて来て、僕もお姉ちゃんが大好きなので、そんなことをされてしまうと、あっというまにその気になってしまい、お姉ちゃんからの合図を受け取った僕は、必死にお姉ちゃんを慰めようとして、お姉ちゃんをギュッと抱きしめて、泣いているお姉ちゃんを一生懸命慰め続けた。


でも、その日のお姉ちゃんは、いつものと違い、暗黙の密事が終わっても満足することが無く、イライラした気持ちが治まることがなく・・・


僕はそんなお姉ちゃんが心配で、お姉ちゃんを優しく抱き締めることしか出来ず。


その日のお姉ちゃんは、僕に甘えるように何度も何度も求めるようにキスをしてきて。

そして、何度も何度もお姉ちゃんが求めてくるものだから、その日はもう何度、暗黙の密事を繰り返したのか分からないくらいになっていると。


疲れてぐったりしていたお姉ちゃんが甘えるように僕の胸の上に顔をピッタリあてて、いつもよりもどこか艶っぽい雰囲気で僕の胸に何度も何度もキスをして甘えてくると、突然ボソッと・・・・


――――――ねえ、アキラ・・・エッチしよ?


一瞬、耳を疑った・・・


いっつもは、お姉ちゃんはしきりにエッチだけはダメだからねと、僕に言い聞かせるように繰り返していたのに。


その日に限って、いきなりそんなことを言われてしまい・・・


当然、僕も戸惑ってしまった。


ただ、当時は僕もその・・・童貞で・・・

女の子の経験なんて無く。


僕の恋愛感は、童貞特有の偏りと幻想を持った綺麗ごとの塊のようで、純情な心をたっぷり秘めた頑なで歪な形をしていた。


漫画や雑誌の影響で、エッチをすることは女の子を傷つける行為で、エッチを我慢して、プラトニックな関係を貫き通すことが真の愛の証明で、簡単に手を出さずに、エッチも断る方が、女の子は喜ぶと勘違いをしていた。


そんな偏った恋愛観を持った弟君にとって、愛する大好きなお姉ちゃんは誰よりも大事な人で・・・

毎晩のようにイチャイチャしていても、エッチだけは我慢することでお姉ちゃんを大事にしてるんだという偏った愛の示し方をしていた。


お姉ちゃんからのエッチだけはダメよっという教えも、頑なに守っていたわけで、それが愛の証明だと勘違いしていた・・・


そんな中、大事な大事なお姉ちゃんから急にエッチをしようっと誘われてしまい。

嫌な気持ちなんて無かったし、むしろ嬉しかったし、少し感動までも覚えていたけど。

そのまま流れに流されてエッチをしてしまうことなんて簡単だったし、本音ではお姉ちゃんと物凄くエッチがしたかったけど。


でも、あまりに純情で頑なな僕は、お姉ちゃんのお願いを聞き入れることが出来なかった。



女の子を大事にすること=エッチしないこと



そんな偏った恋愛の美学が頭の中に君臨していた勘違い童貞ヤローは、お姉ちゃんの心からのSOSに気づくことも出来ずに。


バカの一つ覚えみたいに・・・


―――お姉ちゃんが大事だから、エッチなんて出来ないよ。


自分では最大限にお姉ちゃんへの愛の証明の言葉だったはずなのに・・・


脳死で吐き出したそんな何かの受け売りのような、何の心も籠っていない、定型文のようなセリフに、おそらくお姉ちゃんを失望させてしまったんだと思う。


お姉ちゃんがどれほど傷ついたのか、いまさら想像も出来ない。



―――その日を境にお姉ちゃんが僕の部屋にやって来ることは無くなった。



それまでは予備校が終わると普通に毎日家に帰って来ていたのに。

ある日、急にバイトを始めるとお姉ちゃんが言い出して。

当然、浪人生がバイトだなんてと、親と喧嘩が始まって、2階にいても喧嘩の声がはっきりと聞こえて来るくらい激しい喧嘩だった。


それからしばらくして、お姉ちゃんの帰りが遅い日が多くなり。

その度に、親と毎晩のように喧嘩をしては、2階へ駆け上がって来て、自分の部屋に閉じ込むよう日々を繰り返すようになった。


そんなお姉ちゃんが心配で、お姉ちゃんの部屋まで行って大丈夫と声を掛けたりしたんだけど。

あの日以来、お姉ちゃんは僕を無視し続けて、いくら話しかけてもベッドに寝転がって枕に顔を付けたまま一切口を聞いてくれなかった。


お姉ちゃんを慰めようと、頭をヨシヨシしても、バシッと手を叩かれてしまい。

無言の圧力で、もう私に話しかけるな、と言われたような気になってしまい。

お姉ちゃんに強烈に拒絶されたと思った僕は、それ以来、怖くて姉ちゃんの部屋に入ることが出来なくなってしまった。


毎日帰りが遅く、朝は遅いお姉ちゃんとはどんどんすれ違いの生活になって行き。

僕は、それでもお姉ちゃんに一目会いたくて、毎晩遅く帰って来るお姉ちゃんを玄関まで迎えに言っては、『おかえり』っと声をかけ続けた。


そして、毎日一瞬だけ僕の方を見てくれるお姉ちゃんと目が合うその瞬間だけが、僕にとっては大切な時間になっていき。


たまに、無言でお菓子を「んっ」と言って手渡されると、それだけで数日は過ごせるくらいテンションが上がったのを覚えている。


でも、お姉ちゃんとの対面はいつもその一瞬で、靴を脱ぐとすぐに自分の目の前を通り過ぎて行き、後に残るお姉ちゃんの良い香りだけが僕を包み込んで、その香りを嗅ぐたびに強烈に胸が苦しくなるのを感じていた。


いつもすぐに階段を上がって、自分の部屋へと消えて行くお姉ちゃんを見守ることしか出来ない僕の一方的な思いはもうお姉ちゃんへ届くことが無いんだと思い初め。


お姉ちゃんとの、毎日のその一瞬の出会いさえも、僕の心を蝕んで行ってしまい。

会えばあうほど、胸が苦しくなり、辛くてどうしようも無くなり、1人部屋に籠って泣くことしか出来ず。

余りにの辛さに、玄関でのお迎えからも足が遠のき、毎晩自分の部屋で玄関の開く音と、廊下を歩くお姉ちゃんの気配だけを感じて。


ただただ、部屋で泣き続けることしか出来なくなっていった・・・


でも、いくら泣いても、もう昔みたいにお姉ちゃんが心配して、僕の部屋に来てくれることは1回もなかった・・・


ある日、喉が渇いてキッチンに行って冷蔵庫から冷たい麦茶をグラスに注いで部屋に持ち帰ろうとしていると。


お姉ちゃんがお風呂から出てくる音が聞こえて、気まずくてダイニングの椅子に座って麦茶を飲みながらお姉ちゃんがいなくなるのを待っていると。


お風呂上りにお姉ちゃんがパジャマを着て、ダイニングに出て来くると、お姉ちゃんと目が合ってしまい。

気まずくて、1人で下を向いてモジモジしていると・・・


何も言わずに、ペタペタペタっと足音を立てながらお姉ちゃんが僕の元へと歩いて来くると。

僕の飲みかけのグラスに残った麦茶をグイッと一気に飲み干して、何も言わずにグラスを置いて、スタスタと部屋に戻って行ってしまった。


でも、久しぶりにお姉ちゃんと過ごしたその一瞬がとっても嬉しくて、お姉ちゃんが飲んだ、そのグラスにもう一度冷たい麦茶を注ぐと、お姉ちゃんが飲んだ同じ場所に口を付けると、久しぶりにお姉ちゃんとキスしたような気持ちになった。


それから、麦茶をグラス一杯に注いで部屋に持ち帰る途中、洗面所を通りかかった時――――――


洗濯物用のカゴに、今脱いだばかりのお姉ちゃんの白くて可愛い下着が目に留まってしまい。


本当に出来心だった。


そのまま、ブラとパンツにタイツをお腹に中に隠すと、急いで自分の部屋へと持ち帰ってしまい。

それから、さっきのお姉ちゃんとの関節キスで気持ちが昂った男の子がすることなんて決まっているわけで・・・


その日以来、お姉ちゃんがお風呂から上がるタイミングで、毎晩のようにお姉ちゃんのそれに手を出すようになってしまい。


無視し続けられるお姉ちゃんへの勝手な片思いを、お姉ちゃんの香りが残るそれと結ばれることで思いを誤魔化す日々を過ごすようになっていった。


ある日の休日・・・家に誰も居ないと思い。

朝帰りしてお風呂に入って、隣の部屋で寝ているお姉ちゃんの下着を持ち出して、自分の部屋のベッドで1人でイケないことをしていると・・・


―――ガタっという音がして、後ろを振り向くと


隣の部屋で寝ていたはずのお姉ちゃんが、いつの間にか自分の部屋に入って来ていた。

僕のそんな姿を見て、目を丸くてして、ベッドの脇で棒立ちしているお姉ちゃんに・・・


えっ! イヤ、これは・・・


っと言い訳をしたところで、何をしていたのかなんて、それまで2年間も毎晩一緒にイチャイチャしていたお姉ちゃんにはバレバレなわけで。


一瞬で、冷たい目に変わったお姉ちゃんが・・・


―――ちゃんと、洗濯物に戻しておいてね。


っと、冷たく一言だけ言い残して、スタスタスタっと部屋から出て行ってしまった。


お姉ちゃんとの実家での会話はそれが最後になってしまった・・・



―――ねえアキラ・・・何で泣いてるの? 悲しい夢でも見てるの?



・・・・・・お姉ちゃん?

お姉ちゃんなの?


―――そうよ、ここに居るよ。どうしたの? 寂しいの?


・・・寂しい?

うん、お姉ちゃんにずっと会いたかった。


―――ふふふっ、バカね・・・ずっと一緒にいたでしょ? ヨシヨシ、良い子良い子・・・泣かないで、怖い夢みたね~


・・・お姉ちゃん。


ハァ~ お姉ちゃんの香りがする。


・・・懐かしいな。


このふわっふわで暖かいお姉ちゃんのおっぱい・・・大好き・・・


お胸に顔をつけると、トクントクンっと聞こえてくるお姉ちゃんの心音がとっても心地よくて、懐かしいこの音を聞いて居ると気持ちがすっごい落ち着いてくる。


何か、それまでとっても悲しい夢を見ていたような気がしたのに、一気に気持ちが癒されていくのを感じていると。


―――もう、そんなおっぱいにスリスリされたら・・・お姉ちゃん、変な気持ちになっちゃうよ~


うぅぅぅ、お姉ちゃんの反応が初々しい・・・


一緒に寝はじめて、僕が少しずつ悪さをするようになった頃みたいな反応・・・

お姉ちゃん・・・可愛いな・・・


―――ふふっ、なによ可愛いとか言っちゃって・・・そんなにお姉ちゃんのことが好きなの?


・・・そんなの大好きに決まってるじゃん。

あんなに愛しあった仲なのに。

僕のこと無視して、勝手に家からも居なくなって、僕を独りぼっちにしたクセに。


―――そう、そんな悲しい夢みてたのね? ごめんねアキラ・・・でも大丈夫よ、お姉ちゃんはココにいるからね。もうアキラを1人になんてしないから安心して・・・


もうどこにも行かない?

ずっと僕と一緒に居てくれる?


―――うん、アキラを置いてどっかに行ったりなんてしないよ。 大好きよアキラ・・・だから安心して。


お姉ちゃん・・・お願いしても良い?


―――うん、良いよ。


キスして?


―――ふふっ、どうしちゃったの? もう、甘えん坊さんだな・・・大丈夫よもう泣かないで、大好きよアキラ・・・


あぁぁぁ、幸せ・・・

いつ振りだろう? お姉ちゃんとのこんなキス。

はぅ・・・お姉ちゃん、お姉ちゃん・・・


―――えっ? ちょっ、アキラ? 何興奮してるの? ちょっと・・・イヤ・・・


お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん・・・

大好きだもん、お姉ちゃんが大好きなんだもん。

もう誰にも渡したくない、どこにも行って欲しくない。

もうずっと、この先もずっと僕と一緒に居てよ。

いつまでも僕だけのお姉ちゃんで居てよ!


――――――えっ? ちょっ、うん・・・一緒にいるよ。ずっとアキラの傍にいるし、誰のモノにもならないから。 何? ひょっとして雄太のこと怒ってるの?


雄太って誰だよ!?

僕以外に彼氏なんか作って許せない!

お姉ちゃんは僕だけのモノなのに!

僕の初めては全部お姉ちゃんのものだし、お姉ちゃんの初めても全部僕だけのものなのに!


―――そんなに嫌だったの? ごめんって、でも安心して、雄太とは何もしてないから・・・


そうだ思い出した!

キスしてたじゅん!?

それにおっぱいまで触らせて!?

お姉ちゃんのカラダも心も全部僕だけのものなのに!

お姉ちゃんに触れて良いのは僕だけなんだよ!


―――キスだけ! キスだけだから。 それ以外は何にもしてないから、なに? 僕だけのモノって、・・・アキラ、ひょっとして、お姉ちゃんに恋してるの?


してるよ! 恋しちゃうよ!

優しくて可愛いお姉ちゃんが毎日傍にて、一番近くにいたら誰だって恋しちゃうよ。

お姉ちゃんがキスなんてしてくれて、抱きしめたりしてくるたびに僕の恋心は止まらなくなっちゃうのに!


―――うふっ、そうだね。 ごめんね、アキラがあまりに可愛いくて、アキラが喜んでくれるから誘惑しちゃった。 でもね、お姉ちゃんだってアキラにちゃんと恋してたのよ。


お姉ちゃんが僕を求めてくれたのが嬉しくて。

僕もお姉ちゃんが大好きだったから、お姉ちゃんが求めるがままに僕も精一杯の気持ちでお姉ちゃんに尽くしたのに。

お姉ちゃんにエッチしようって言われても、僕・・・お姉ちゃんが本当に大事だからエッチするの我慢したのに!


―――えっ? 何? 私がエッチしようって言ったの? 何? なんの夢みてるのよ? アキラ・・・ちょっと・・・ちょっ、コラ落ち着け。


お姉ちゃんのバカ、バカ、バカ、バカ。

僕のこと独りぼっちにして。

ずっとずっと好きだったのに。

大好きだったのに~!!


―――なに、なに、なに? 何怒ってるの? お姉ちゃんだってアキラのこと大好きよ。 だから、そんな怒らないで。


お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん・・・

僕だけのお姉ちゃんなのに。

お姉ちゃんが大好きなのに。


僕が一番お姉ちゃんのこと愛してるのに。

お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん・・・


―――うん、私もアキラのこと愛してる。 大好きよ・・・だから落ち着いて・・・アキラ・・・


お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん・・・


―――はぁはぁ、もう、困った子だな・・・もう、そんなに? もうわかったよ~ おいで、良いよ、アキラの好きにして・・・


お姉ちゃん?


お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん・・・


大好きだよ・・・このまま一緒に結ばれたい。


あぁぁぁ、お姉ちゃん・・・どうしよう、気持ちよくなってきちゃったよ。


でも、こんなことして良いのかな?

ねえ、お姉ちゃん? 良いのかな?


―――ふふっ、良いよ・・・愛してるわ、アキラ・・・


お姉ちゃん・・・


お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん・・・



―――好きよ・・・アキラ・・・



・・・えっ!!??



嘘!? えっ!? この感覚!!??



― ― ――― ―――――― えっ? 夢?


俺いま美姫とエッチしてる夢見てた?

てか・・・何? いまの感覚?


えっ? 嘘!?


・・・出ちゃって?


「どうしたの? アキラ? はぁ、はぁ、はぁ・・・」

「えっ? なんでも・・・」


「どうしたのよ? なに、そんなに焦ってるの?」

「どうして・・・お姉ちゃん、なんで、パジャマ着てないの?」

「だって、アキラがいっぱい甘えてくるから、昔みたいにおっぱいでも欲しいのかなって思って」


えっ? どういうこと? 夢・・・だったんじゃ・・・


「どうしたの? 急にビクッとしちゃって? もう・・・寝ぼけちゃって可愛い」

「えっ? 寝ぼけて? イヤ・・・うん・・・」

「寝言で会話してたの覚えてる? もう、てっきり起きてるのかと思ってびっくりしてたのに・・・」


どうしたんだ? 何言ってんだ?

パジャマの前を開けておっぱい丸出しで、何考えこんでるんだろう?


「ふふっ、もう、なによ、急にあんなにお姉ちゃんに好き好きって興奮しだして~ もうバカ、アキラ、だ~い好き」


はぁ? なんで、この人こんなにテンション上がってんだろ?


でも、寝ぼけてたって・・・

えっ? でも・・・夢、だよな?


イヤ! それよりも・・・さっきのあの感覚!?


嘘・・・でしょ?


・・・夢精?


「どうしたの? パンツどうかしたの?」

「イヤ! ダメ! みないで!」

「なんでよ? 何隠してるの? 見せなさいって・・・」


うぅぅぅ、もうヤダ! そんな乱暴に抑え込んで無理やりとかヤメてよ~

夢の中じゃめちゃくちゃ優しかったのに~!!

やっぱり、すぐ暴力ふるうじゃん!

鬼~!! 悪魔!! 美姫のバカ~!!


カラダを思いっきりベッドに抑え込まれて、美姫に馬乗りになられてパンツを無理やり脱がされてしまい。

もう! そこはプライベートゾーンなのに!! パンツは個人情報だぞ!! 美姫のバカ!!


抵抗する僕を無視して、取ったっぞーっと言わんばかりに、僕の足からパンツを取り上げる美姫を背中越しにみながら。

うぅぅぅ、見られちゃう、夢精したのが美姫にバレちゃうっと思ってると。


「えっ! オネショしちゃったの!? えっ!? 嘘でしょ!?」


も~う、もう、もう、もう、もう、美姫のバカ~

オネショじゃないし・・・オネショじゃないけど・・・

見ないでよ~


「アレ? でもシーツは濡れてないし・・・なんで?」


もう、ヤメテよ~ 見ないでよ~

パンツ返してよ~!


もう恥ずかしさでいっぱいなのに、美姫に馬乗りにされて身動きがとれず、しょうがなく両手で顔を抑えていると。


急に瞼の前がパッと明るくなって、目を瞑っているのに部屋の明かりがついたことに気づく。

すると、美姫にパンツをしっかりと見られて、イヨイヨ夢精したのがバレちゃうと思い、さらに恥ずかしさは増していき・・・


「お姉ちゃん、電気つけないで!!」

「・・・てか、なにこれ? パンツ濡れて・・・これ・・・なに?」

「もう・・・見ないで! 触らないで! 出ちゃったんだからしょうがないじゃん。 うぅぅぅ、ぐすっ・・・」

「なに? どうして泣くの? えっ? なに? オネショじゃないの?」


お姉ちゃんだけには、そんなの見られたくなかったのに~

オネショじゃないけど、オネショ以上に恥ずかしいじゃないかよ~

もうヤダ、死にたい・・・恥ずかしくて死にたくなっちゃうよ~


「えっ? どうしたの? これ? 何この濡れ方?」

「出ちゃったの! ぐすっ・・・」


夢を見てただけなのに~

もう、ダメ、恥ずかしすぎて泣きそう・・・

うぅぅぅ・・・だめ、泣いちゃう・・・


「ちょっと、とりあえず、パンツ履き替えないと」

「うぇ~ん・・・お姉ちゃんのせいだからね、ぐすっ、ぐすっ・・・え~ん」

「なんで私のせいなのよ? も~う、なんで泣くのよ~ 本当にどうしたの、ヨシヨシヨシ、良い子良い子」


もう、おっぱい丸出しで、抱っこなんてしないでよ~

こんな風にあやされてたら、赤ちゃんみたいじゃないか~

ぐすっ、美姫のバカ~ お風呂なんか一緒に入って、二人で寝たりするからだよ~


「もう、どうして泣くのよ? もうほら落ち着いて、ヨシヨシ」

「もう! 姉ちゃんのせいだよ~ え~ん、え~ん」

「なんで私のせいなのよ~ アキラが急に興奮しはじめるから・・・」

「知らないよ~ ずっと夢みてただけだもん・・・グスっ、ウエッ」

「もう、お姉ちゃんだって初めてこんなの見てびっくりしてるんだから・・・」


「見ないでよ~」

「嫌よ・・・アキラと私の愛のカタチだもの」


「もう! 何言ってんの!?」

「おぉぉ、怒るな怒るな・・・・・・で? どんな夢見てたのよ?」


「・・・言えない。 うぅぅぅ、ウエッ・・・グスっ」

「まあ、アンタの寝言で、だいたいは、分かったんだけどね」


顔を赤らめて恥じらうような表情しないでよ!

寝言って何? 俺、何しゃべったの?


もう、ヤメテよ・・・

昔っから僕の寝言と会話して、変なこと聞き出すクセどうにかしてよ。

俺の個人情報・・・プライベートが・・・


寝てる間に、何聞かれたの?

最悪だよ、こんなの・・・


しかも、姉ちゃんに夢精したところ見られちゃったし。

前の人生でもこんな恥ずかしい経験したことなかったのに・・・


「もう大丈夫だから、大丈夫よ~ アキラの気持ちは全部わかったから。 お姉ちゃんが全部愛情で処理してあげるね」

「えっぐ、えっぐ・・・ぐすっ」

「ほら、パンツ履き替えようね~ よしよし、良い子だから泣き止んで~ 私の可愛い可愛いダーリン・・・」


もう、最悪だよ・・・

ダーリンってなんだよ?

寝言で何を聞きだしたんだよ?

もう! こっちは起きる直前のエッチしている所しか思い出せなくなっちゃってるのに!


「ほら、ここに座って。 ハイ、右足出して~」

「うん・・・」

「ほら、左足上げて~」

「うん・・・」

「ほら、立って」

「うん・・・」


もうダメ、一生お婿に行けない・・・こんなの絶対ネタにされちゃう。

今まで散々、お前のオムツは全部私達が替えてあげたんだから、偉そうにするなと赤ちゃんハラスメントを受け続け。


アンタのおねしょを誤魔化してあげたのは私達だとか幼稚園時代の秘密をいまだに弱みの様に言われ続け。

今度は夢精したパンツを履き替えさせて、パンツを洗ってやったのは私なのにとか言われちゃうだよ!

性格の悪い美姫だモン・・・絶対親戚の集まりでも、いとこに笑い話みたいにバラすんだよこれ・・・

うぅぅぅぅ、美姫にだけは見られたくなかったのに・・・


何なんだよコイツ・・・

パジャマの上着は開けてるし、下はパジャマ脱いでパンツ一枚になってるし・・・

起きてから何かしらいけど、ず~っとルンルンで、ハイテンションだし。


急に僕のパンツ持って1階に降りてくからついていったら、鼻歌混じりで、僕のパンツを洗い始めるし。

愛のカタチってなんだよ・・・俺美姫にどんな情報引き出されたんだよ?


ルンルンで僕のパンツを洗って、そのパンツを洗濯機の淵に掛け終わるのを後ろでずっと見てると。

また、ニッコニコで僕の方へ振り返ると、嬉しそうに僕を赤ちゃんのように持ちあげて抱っこすると。

なんか、こっちが恥ずかしくなるような、恋人みたいなキスをいっぱいされてしまい・・・


「お母さんには内緒にしてあげるからね。 あ姉ちゃんはもうアキラだけのモノだからね・・・」


姉ちゃんが俺のものとか意味不明なことを言いながら、ウッキウッキな美姫に、赤ちゃん抱っこされたまま、階段を上がって部屋に戻った。


そして、僕のことを抱っこしながら、そのまま美姫がベッドに腰を下ろすと、妙に恥ずかしそうに僕から斜め下に視線を外して・・・


「ごめんねアキラ。 お姉ちゃん、もうアキラに嫌われてるのかなって思ってたんだ・・・」

「えっ? なんで?」

「だって・・・あっちゃんって言うのヤメロって怒られてからさ。 アレから一緒に手を繋いでお出かけしてくれなくなったし。 お風呂も嫌って言われるしさ・・・」


いつの話をしてるんだ? それって小2か小3頃の話では?


・・・あっちゃんって。


秀樹とか他の友達が居る前で、大きな声であっちゃんとか呼ぶから・・・


そりゃ、家族や従妹からは僕が小さい頃から、あっちゃん、あっちゃんとか、あっち、とか呼ばれて、それが家族のなかでは普通だったのが・・・

友達が僕を迎えに家まで来た時に、美姫が大きな声で「あっちゃん! 友達来てるよ~」っと僕を呼んで、それを皆に弄られまくって、それまでは、お姉ちゃんにあっちゃんって呼ばれても全然気にしたことなんてなかったのに、急に恥ずかしくなってしまい、美姫に対してもうあっちゃんって呼ばないでと怒ってしまい・・・


それに、美姫とは他にも・・・


手を繋いで買い物としてるところをクラスの女子に見られてたらしくて、次の日めちゃくちゃ学校でバカにされて、恥ずかしい思いをしたり。


ピアノのレッスンに行くのに、自転車の後ろのチャイルドシートに乗せられて、お姉ちゃんと一緒に自転車に乗ってる所を、またクラスの女子に見られて、次の日学校で赤ちゃんみた~いとバカにされ・・・


それ以外にも、お姉ちゃんと仲良く二人で遊んだり、一緒に何かしている所を、ことごとくクラスの女子に見つかり、その度にバカにされ、美姫のことを嫌いになったわけじゃないのに、クラスの女子からバカにされるのが恥ずかしすぎて、美姫から誘われても、拒絶するようになって・・・


僕が、お姉ちゃんの誘いを断った時、寂しそうな表情を浮かべるお姉ちゃんを見て、本当は胸を痛めていたし、寂しくて部屋で泣いちゃったりもしたけど、お姉ちゃんとそれまで当たり前のようにしていたことが、世間一般では普通やらないことだと知っちゃってからは、学校の同級生にバカにされると思うと、どうしても恥ずかしくて・・・


本当は、お姉ちゃんのこと大好きだったし、お手てを繋いでお姉ちゃんとお出かけしたかったし、もっともっと一緒にいたかったし、本音ではお姉ちゃんに誘われて嬉しかったのに・・・


「別に、嫌になんてなってないし」

「ふふふっ、だいじょうぶ。 もう、全部わかっちゃったから、アキラの気持ち」


うぅぅぅ、いったい俺は寝言で何を美姫にしゃべちゃったんだよ~


「ねえアキラ?」

「なに?」


「お姉ちゃんのことそんなに好き?」

「えっ!? なっ・・・んで?」

「隠さなくても良いの、もうアキラの気持ちは切ないくらいに伝わったから」


はっ、なにそれ? 俺、寝言で何言った?


「でもね、アキラ・・・私もアキラとその・・・ううん、この話はまた今度しよっか・・・」


何それ? 意味深しぎて、めっちゃ気になるヤツ?

それにしても、美姫はいったい何を言ってるんだ。

俺、寝言で何を話したんだよ・・・


「ね~え、アキラ~ 聞いてる? ねえ、ダーリン?」


・・・ダーリン? ダーリンってなに?


美姫がこんなにもテンションあがるってなんなの?

どうして、こんな恋する乙女みたいな表情で、目をトロンとさせて僕を見つめてくるの?

俺、寝ぼけて、姉ちゃんとどんな会話したんだ?


ダメだ・・・

起きる前の、夢の世界で自分が何を話していたのか全然覚えて無い。


そんな混乱状態の僕のことなんて、気にも留めないと言った感じで。

美姫は、ギュ~っと抱きしめきて、頬を当ててスリスリしてきて・・・


「ごめんね、アキラに嫌われたと思って、家に帰りずらくて寄り道してたせいで、ずっとアキラのこと1人にして寂しい気持ちにさせてたんだね。 寂しいからって、アキラに雰囲気が似てた雄太なんかで気持ち紛らわして、勝手に彼氏なんて作ってごめん。 でも、もう大丈夫よ、これから毎日一緒にお風呂入ろうね? 夜も一緒に寝て、今日みたいにいっぱい、いっぱいしようね?」


「アキラが別れろって言ったら、アイツともすぐ分かれるから。 ちゃんと言ってね? ごめんね、アキラにキスしてる所を見せちゃって、嫌だったよね? ショックだったよね? ごめんね、アキラ。 あと、恥ずかしいけど、そんなに私の下着が欲しかったらちゃんと言ってね? でも、隠れてコソコソ下着で変なことするくらいなら、ちゃんとお姉ちゃんに言ってね、下着でするくらいなら、お姉ちゃんのカラダ使って良いから・・・その、下着なんかより、ちゃんと私本人を愛してね? お願い、約束して?」


・・・下着?


下着!?


お姉ちゃんの下着が欲しいってなに?

寝言でそんなこと言ったって言うの??


うぅぅぅ、いったいどんな夢みてたんだよ・・・

起きた瞬間、霧散するように夢の記憶が消えちゃって、夢の内容が全然思い出せない。

なんか、すっごい昔の懐かしい夢を見ていたような気がするんだけど。


でも、美姫と裸でベッドでエッチなことをしてたのは覚えてるし。

夢の中なのに手から伝わる感触とか、妙にリアルで・・・


「ねえ、聞いてる? 何ボーっとしてるの? お願い、下着見られるのは恥ずかしいから、約束して? お姉ちゃんが欲しい時はちゃんと言って。 今日と同じことくらいならお姉ちゃん全然平気だし、むしろ嬉しいくらいだから。 アキラはすぐ遠慮しちゃうからさ・・・だから、その、したくなったら、ちゃんとしたいってお姉ちゃんに言ってね?」


下着を見られるのが恥ずかしい?

はっ? なに言ってんだこの人?

部屋にいっつもあんな露骨に脱ぎ捨ててるクセに?


てか、今日と同じってなに?

てか、なんで、お姉ちゃん、そんな乙女みたいな表情するの?

情報量が多すぎて理解できないよ・・・


「まだ寝ぼけてて理解できないだろうけど、心配しないで。 お姉ちゃん本当にアキラに色々されても嫌じゃないから。 お姉ちゃんもその・・・気持ち良かったし、何かスッゴイ愛されてるって感じで嬉しかったし・・・ あっ! でもね、今日みたいに出ちゃっても、毎回ちゃんとお姉ちゃんがパンツ洗ってあげるから安心して! それに、二人だけの秘密にしてあげるし心配しないで、お母さんには内緒にするから」


・・・聞きたくない。


パンツのことはもう忘れて欲しいのに。


「もう、いつの間にか男の子になっちゃってさ。 ゴメンね、寂しかったよね・・・アッコちゃんもお姉ちゃんが、傍に居ないから寂しかったのよね? お姉ちゃんに少し似てるもんね、あの子? 浮気者なんて言ってごめんね」


アッコちゃんが美姫に似てる?

えっ? 似てるってなに?


イヤ、ショートボブで可愛らしい顔って意味じゃ、多少は似てると言われれば似てるかもだけど・・・

はっ!? えっ!?


「ふふっ、何ボーっとしてるの? 大丈夫よ、お姉ちゃんはもう大丈夫。 アキラの本当の気持ちが分かったから。 お姉ちゃんに会えない時に、あの子で時間を埋めるくらいは許してあげるからね。 でも、それ以外は、私達二人だけの時間をちゃんと大切にしようね? 大好きよ、アキラ」



―――――― 夢だ。


そうだよ、まだ夢を見てるんだ。

昨日早起きして出かけて、遊園地で走り回ったから疲れて、妙にリアルな変な夢を見てるだけだ。

じゃないと、美姫がこんなおかしなこと言い出すはずがない・・・


そうだよ、夢だよ・・・だって、何かもう眠いし。

イヤ、もう寝てるんだこれ・・・

そうだよ、夢だよ・・・美姫に抱っこされて眠ったはずだから。

この妙にリアルな美姫の感触も、寝る直前に美姫に抱っこされてたからだ。


ダメだ、もう混乱しすぎて何が何だから分からないけど、このまま寝ちゃえば・・・

明日起きた時には、もう・・・何も無かったことに・・・

そうだ・・・夢の中だけで、このまま目を閉じて、寝てしまえば・・・



 ◇◇◇



――――――朝?



んん・・・美姫?


うぅぅぅ、重い。


僕は抱き枕じゃないのに・・・一晩中こうしてたのか?

それにしても、変な夢を・・・


!?


パンツ!?


急に夢の中での出来事を思い出して、心配になり、すぐ自分のパンツを手で確かめる。


はぁ~ だいじょうぶだ、セーフ・・・

そうだよね~ あんなの夢に決まってるじゃん。


それにしても、美姫とエッチしちゃう夢を見ちゃうなんて。

俺、知らない間に、相当欲求不満が溜まってたんだろうか?


そりゃさ、前の人生で奥さんがすぐ妊娠してからは、もうずっとセックスレスの生活だったし。

社畜のような生活をしていては、奥さん意外と不倫なんて出来る、時間も余裕も無くて。


昨日久しぶりに、女子高生の美姫とお風呂なんて入っちゃって。

あんな、強烈なおっぱいを見ちゃったから・・・


それに、今もそうだし・・・こんなギュって抱っこされてさ。

おっぱいに顔をうずめて寝てたら、そりゃ・・・あんな夢も見ちゃうよ。


でも、なんでこんなにドキドキしちゃうんだろう。

美姫に抱きしめられてるだけなのに・・・


夢の影響?


うぅぅぅ、それにしても昨夜の夢はどうなってんだよ。

美姫のカラダに触れる感触なんて、全部超リアルで、本当に触れてるような感覚があったけど。


昔っから、たまにこういう超絶リアルな夢を見ちゃうんだよな。

なんなんだコレ、超感覚か何かなのか?

とわいえ、その手の夢の時は、どうしてこうも決まってエロイ夢ばっかり。


付き合ったことも無い聖子が急に夢に出て来て。

お部屋で一緒に勉強してて、その内イチャイチャしだして。

それで・・・制服のままの聖子を抱きしめて、色々イケない事をした時の夢だって。

いまだに、あの時の感触はイメージで残ってるし・・・


はぁ~ それにしても、美姫まで、あんなエッチな夢に出てくるなんて。

もう全部この幸せそうな顔して寝てるコイツのせいだぞ!


あぅぅぅぅ、それにしったってどうして?

美姫とこんな抱き合ってるだけなのに変な気持ちになっちゃうんだよ?

うぅぅ、バカなのかオレは・・・

もう、全部あの夢のせいだよ・・・


イヤ! この美姫のおっぱいのせいだ!


そうだよ、このふっわふわの暖かい天上の雲のような、ヘブンリーピローが悪いんだ!

もう、なんでこんなにもドキドキしちゃうかな~

相手がお姉ちゃんなのに、すぐ反応しちゃうとかどうかしてるよ・・・

どうしてお前は、そんあ見境なしにすぐにオッキしてくるだよ・・・


でも・・・いま、オッキしてくるのは色々マズイって・・・

ダメだよ、もう色んな所が美姫に触れてしまうのに・・・


てか、いつのまに?

なんで僕のお股に美姫の太腿があるんだよ!?

抱っこして寝るのはいいけど、こんなに絡みつかなくたって・・・


ひょっとして、一晩中こうだったのか?


もう! 一晩中こんな風にされて、グイグイされてたらあんな夢だって見ちゃうよ!

もう、もう、もう、も~う! やっぱり全部美姫のせいじゃん!


静まれ俺・・・オッキするなバカ!

美姫の・・・そこはマズイって・・・


「んんん・・・アキラ・・・」


!? ヒィィィィィ!!


マズいって!!


起きちゃうよ!!


昔っから美姫のヤツ、寝起き最悪なのに・・・

いま、こんな状況で目を覚まされたら、何をされるか分かったもんじゃない。


くぅ~ ダメ・・・でも、男の子の自然欲求が・・・


「んんん・・・」


ヤバイ! 起きるって~!


美姫を刺激するな・・・

静まれ・・・俺・・・


こんな状況で美姫が起きて、俺のいまの姿見られたら、何言われるか分かんないんだから・・・


そうだよ、なんか思い出したかも!


美姫の下着で、1人でしてる所を見つかって。

アイツに、めちゃくちゃ軽蔑した目で見られて・・・

てか、俺なんで、あの時美姫の下着なんかでしたんだっけ?

ダメだ、そこは全然思い出せない・・・


うぅぅぅ、何かタイムリープしてから、美姫が妙に優しいから。

美姫と、もっと仲良くなれると思ってたのに・・・


こんな所みられたら、また軽蔑されちゃう!


ダメ、直ぐにでも抜け出さないと!


でも、どうやって抜け出せば良いんだよこれ。

美姫には、ギュッと抱きしめられたままだし。


こんなにも、おっぱいに押し付けられてたら、抜けるにしても手で直接押しのけないとじゃん。

いくら弟妹だからって、美姫のおっぱいをそんな乱暴に扱って良いのかよ・・・


イヤ、むしろ弟妹だからこそ、そんなお姉ちゃんのおっぱいを触るなんて・・・

クゥ~ 余計なこと考えるから・・・


静まれよ! オレ!!


ダメだ、こんな刺激的な状況がこれ以上続いたら。

気持ちが良すぎて、昨日の夢の二の舞になっちゃう・・・


とりあえず、この絡みつかれた美姫の足を―――


・・・足を? えっ?


なんで?


まさかと思い、布団の中で手を伸ばして、手の平の感触で美姫の腰の辺りから探っていくと・・・


どう考えておかしい。


昨日一緒にベッドに入った時は、眠くてアレだったけど。

美姫は上下ともちゃんとパジャマを着ていたハズなのに・・・

イヤ、起きた時に、足から伝わるすべすべした感触から、うっすらと気づいてはいたんだけど。


なんでコイツ、パンツ一枚で寝てるんだよ!?

えっ? 上はパジャマ着たままなのに・・・なんで?


てか、パンツ一枚ってなんだよ!

それに、なんで俺もパンツしか履いてないんだ!?


パジャマは!?


犯人、コイツか!?


美姫が脱がしたのか?


それとも、暑くて夜中、無意識に脱いだとか?


イヤ、イヤ、自分で脱いじゃうとかあり得ないし・・・

絶対、美姫の仕業だよコレ。


うぅぅぅ、もうそれは後で良いや・・・

とにかく、ここから抜け出すのが先だ。


とりあえず、自分の足に乗ってる美姫の足を少しずつ持ち上げて・・・

絡みつかれた方の足で美姫の足を持ち上げると、そのもう片方の足で美姫の足が落ちない様に支えて・・・

元々絡みつかれていた方の足を抜き取ると、慎重に、慎重に、クレーンの様にゆっくりと美姫の足をベッドへと降ろした。


下半身の自由をようやく取り戻して、一安心するも。

まだ上半身は美姫に拘束されたままで、いち早く抜け出さないといけないと思うのだが。


この状況から抜け出すためには、この僕の顔を覆いつくしているこの巨大なおっぱいが非常に邪魔なわけで。

ここから抜け出すには、美姫のおっぱいが僕の顔に引っかからないように、一時的に隙間を作る必要があるけど・・・それを作るには、どうしたって手で押しのけないとダメなんだけど・・・


うぅぅぅ、ごめん、美姫!

いまは緊急を要するから・・・


断腸の思いで美姫のおっぱいに手を添えると。

なんども、なんども、お姉ちゃんゴメンっと頭の中で叫びながら、押しのけようと力を入れた瞬間、ムギュッと食い込んでしまい、触れた瞬間に手の平に伝わって来た、ふわっふわな感触と温もりが、僕の脳内を一気にピンク色へと染めてしまった。


イケナイことしている背徳感と緊張で、心音はどんどん大きくなっていき、美姫がピクっと動くたびに心臓が止まりそうになるほどにドクンドクンと鳴り初めてしまい、美姫に聞こえてしまうんじゃないかと心配になってしまうほどで・・・


さっきまでは、罪悪感や気まずさで直接触れるのはさすがに美姫が可哀そうなんて思っていたけのに。。

黙っていれば普通に可愛い美姫の顔を見ながら、そのふわっふわな感触を手にしていると、いつまでも手放したくないという思いが浮かんできてしまうと、昨晩見た夢のことまで思い出して、いつの間にかどんどん美姫のことが愛おしくなってしまい・・・


この間からの違和感が・・・

やっぱり、俺・・・


―――お姉ちゃんのこと、好きなのかもしれない・・・


そんな思いが浮かんで、胸がギュッと締め付けられてしまう。

気持ちが抑えられるず、美姫にスリスリと甘えるように寄り添ってしまい。

さっきオッキしたばかりの僕が、お姉ちゃんのとってもイケナイ部分に当たっているのは気づいているのに、止められず、ドキドキと欲望が抑えきれなくなってしまい。


お姉ちゃん、ごめん・・・


「――――――んんん・・・」


!? 


俺・・・何てことを・・・

美姫の声を聞いて、一瞬で理性を取り戻したというか。


バカ、バカ、バカ・・・

もう、バカなのか俺は、どうかしてるぞこんなの。


はぅ~ だめだ、俺、極度の欲求不満かも・・・。

前の人生で長年セックスレスの生活だった弊害がこんな所に・・・


美姫のカラダで、こんなにも欲情してしまうなんて。

もう、こんなお姉ちゃんを汚すようなこと・・・


美姫の声で理性を取り戻した僕は、美姫の拘束から上手く抜け出して。

そのまま、腰を引きながらベッドの外へとするりと抜け落ちるようにベッドから抜け出ることに成功した。

美姫がまだ起きないことを確認すると、物音を立てない様に慎重に部屋から出ると。

静かに階段を降りると、そのままトイレに直行した―――


理性を取り戻したとはいえ、さっきまでの興奮と欲情は抑えきれず。

腰を下ろして目を閉じると、目の前に浮かび上がった美姫の姿に、手に残っているふわっふわな幸せな感触と温もりを思い出してしまい。

我慢出来ずに、はち切れそうな思いを一気に解放してしまう・・・


―――はぁ~ お姉ちゃん・・・


・・・ごめんなさい。


でも、こっちに戻って来てからずっと抱えていた違和感に嫌でも気づいてしまったというか。

そんなはず無いと思い込んでいたし。


実際に、前の人生じゃ、あんな酷いことをされた美姫に恨みみたいなものも感じてたし。

なんで、こんなにも僕をイジメるんだって、深く傷ついたし。

もう、二度と美樹の顔なんて見たくもないと思っていたのに。

ずっと、お姉ちゃんへの思いも、記憶も蓋をして生きてきたはずなのに。


なのに・・・この時代のお姉ちゃんは、あまりにも記憶の仲のお姉ちゃんとは違って・・・

まるで、小さい頃のような、和気あいあいとした雰囲気で、お姉ちゃんの柔らかい雰囲気に、完全に絆されてしまったというか・・・


美姫の可愛い制服姿に、ストッキングを履いた足にまず懐柔されたのが良くなかったんだよ・・・

しきりに、赤ちゃん抱っこをしてくる美姫に、甘えたいという欲求を開発されちゃったし。

抱っこされると、どうしたって感じちゃう美姫のおっぱいにひたすらドキドキしちゃうし。

気づいたら、美姫のことがめちゃくちゃ可愛く見えて来て・・・


この気持ちはいったいなんなんだろうっと思って、ずっと不思議で違和感を感じてモヤモヤしていたけど。


こんなのお姉ちゃんが好きっていう、弟妹の家族愛なんて簡単にライン越えてしまうというか。

これは、まぎれもなく恋だよ・・・


俺、お姉ちゃんに恋しちゃってるよ・・・

そんなの、ダメなのに・・・


でも、さっき美姫にスリスリしている時、少しだけ昔のことを思い出したような・・・

ベッドに横たわった美姫が毎日僕の方をニコニコしながら見て気て、楽しい会話をしている姿に。

「んっ」って言われて、美姫に抱きしめられて、イチャイチャしていたことだけをなんか思い出して・・・


記憶の仲にある美姫の姿は、さっきまで隣に寝ていた美姫と一緒だったし。

たぶん、美姫と決定的な亀裂が生じる前のことなんだろうけど。

ダメだ、これ以上思い出そうとしても、ずっと頭の中が真っ暗というか、全然思い出せない・・・


最後に美姫に会ったのは、アイツが大学3年生の頃だったと思ったけど。

止めよう・・・もう、あんな記憶辛すぎて思い出したくない・・・


僕が社会人になって上京してからは、姉ちゃんに会うのが気まずくて、年末年始含めて一切帰省しないでいたし、極力美姫のことは思い出さないようにしてたから・・・

美姫との良い思い出も、悪い思い出も、忘れてしまったんだ・・・


『ちょっと! だいじょうぶ? お腹でも居たいの?』


えっ?


美姫への思いを発散させた後に、昔の記憶を少し思い出して、余韻に浸っていて思った以上にトイレに籠ってたいたらしく、母親が心配して声を掛けて来た。


「えっと、大丈夫」

「そう・・・なら良いけど・・・」


そう言い残すと、トイレ前から母親の足音が遠のいて行き。

気まずさを残しながら、洗面所で手を洗ってキッチンへと入って行くと。


「早いのね?」

「えっと・・・なんで、トイレ僕だって分かったの?」

「階段降りて来る足音で分かるわよ。お姉ちゃんはドスドス降りて来るから」


まあ・・・言われてみれば・・・

あの可愛い姿からは想像できないほどガサツというか。

足音はうるさいし、物ぐさだし、そこだけは本当に残念なんだよな・・・


「昨日、夜中になに騒いでたの?」

「えっ? 昨日?」


「なんか泣いてなかった? また美姫と喧嘩したの?」

「えっ・・・まあ、そんなとこ・・・」


昨日のあの騒ぎ、下まで聞こえてたのか?

パンツの処理は、美姫がしてくれたみたいだけど。

はぁ~ 俺これからずっと、あのネタで美姫にゆすられんだろうな・・・

考えただけで、憂鬱になっちゃうよ~


「朝ごはんは?」

「ん~ お茶漬け食べる」

「じゃあ、シャケ()焼くから待ってて」

「うん・・・」


「なに? 元気ないわね?」

「えっ? うん、だいじょうぶ・・・」


イヤだって・・・

色々自己嫌悪というか・・・

お姉ちゃんを汚しちゃったような気分だし。

昨晩は、夢精したパンツを姉ちゃんに見られちゃったし・・・

はぁ~ もう色々最悪だ・・・


でも、どうしてあんなに美姫が可愛く見えちゃったんだろう?

そう言えば、昨夜の夢の中の美姫もすっごい可愛かったというか。

まるでアッコちゃん見たいで・・・

仕草だったり、話し方が、まんまアッコちゃんというか・・・


美姫の性格があんまりにも残念すぎるから。

無意識で、アッコちゃんの性格とすり替えて都合の良い夢を見ちゃったのかな?


はぁ~ 夢の中といえ、外見が美姫で、中身がアッコちゃんとか・・・

何という恐ろしいホムンクルスを生み出してしまったんだ俺は・・・


「ハイ、お茶漬けとシャケ()、いまお浸し用意してあげる。いくら出す?」

「えっ? あぁぁ、うん、ありがとう・・・いくらはいらない」


「今日は何時?」

「9時に秀樹が迎えにくる」

「ふ~ん、早く準備しちゃうのよ。お姉ちゃんは?」

「まだ寝てる・・・」


「あの子、今日10時にアッコちゃんと待ち合わせって言ってたけど、起きなく大丈夫なのかしら?」

「知らない・・・」

「それ食べたら、起こして来てくれる?」

「え~!? ヤダよ! お母さんが起こして来てよ!」

「お母さんだってイヤよ!」

「なんで・・・俺が・・・」

「大好きな弟に起こして貰った方が良いに決まってるじゃない」


母さん・・・汚い・・・

 

さっきの決死の脱出劇は何だったんだよ~

はぁ~ どうやって起こそう・・・


母さんに美姫を起こしてこい言われて、しぶしぶ部屋まで来たは良いけど・・・

美姫のヤツ・・・まだ、ぐっすり寝てるし・・・

うぅぅ、怖いよ~


カーテン開けたら起きないかな?


恐る恐るカーテンを開けてみるが・・・


『スースースー』


てか、さっきの脱出までのあの緊張感は何だったんだ。

多少明るくなった程度で美姫が簡単に起きるワケないし。

多少乱暴に抜け出したって、起きなかったんじゃ・・・


イヤ、予測不可能な行動するのが美姫だし。

あれは、まあ・・・間違いじゃなかったと思う。

とわいえ、コイツ、この感じ、放って置いたら絶対昼まで寝てるぞ。


でもさ~ 母さん?

この状態のこいつをどうやって起こせっていうんだよ!

普通に起こしてみろ、目が合った瞬間に殴られるか。

もしくは、手元にあるものを投げつけられるのなんて目に見えてるんだけど。


目が合わないように、枕で顔でも押さえてみるか?


イヤイヤダメだそんなの、両腕掴まれてその後は・・・

うぅぅぅ、痛々しい想像しか出来ない。


「んんん・・・アキラ~」


なんの夢見てるんだ?

俺の夢?


う~ん、子供頃は美姫にかまって貰いたくて、お顔にスリスリして起こしたっけな~

あの頃は、まだ美姫も優しかったから、起きてすぐニコって笑ってくれて、逆に顔をスリスリされて、その後はずっとぬいぐるみみたいに可愛い可愛いと言って抱っこしてくれてたっけな・・・


モノはタメしと、布団を少し捲って、美姫のすぐ隣に潜り込むと。

そのまま、美姫の頬に頬を押し当ててスリスリし始めてみる。


「ふふふっ・・・アキラ~」


う~ん、やっぱり、こんなんじゃ起きないよな~

でも、僕のこと呼んでるし、何の夢を見てるんだろ?


てか、やっぱり好きなのかな・・・

黙っている美姫を見てるだけなのに、どうしたって可愛く見えて来ちゃう。

はぁ~ これはもう恋なのかな・・・


辛い思いでしか無いはずなのに・・・

どうして美姫がこんなにも可愛く見えちゃうんだろう。

酷い言葉を沢山浴びさせられて、傷つけられて、本気で嫌いになってしまった人なのに・・・



まだ、こっちの世界に戻って来て2週間しか美姫と生活してないのに。

こんなに、美姫の事が気になって、好きかもなんて思っちゃうのって・・・


美姫が可愛い制服姿のまま、ピアノを弾いてる姿を見てたら、ストッキングを履いた綺麗で可愛らしい足が妙に気になって、近くで見たくてなって、美姫の足元で寝転がって、綺麗だなぁ・・・触りたいなぁ・・・なんて思ってしまったのが、すべての始まりだったんだ・・・


もう、美姫の北星女子の制服姿は反則すぎるだろ。

可愛いいが半端なさすぎだっちゅーの・・・


足に触れても怒らないし、逆に普通に触らせてくれるもんだから、完全にそれで懐柔されたというか・・・

それから、僕が美姫に懐いたと思ったら、どんどん距離を縮められて・・・

何か、急に夜にベッドの潜り込まれて、無理やり一緒に添い寝させられて。

二晩も抱きしめられてたら、そりゃ、どうしたって、あのおっぱいが気になっちゃうし・・・


しかも、この間のキスで・・・


もう、完全に僕、美姫に落とされちゃったような気がする。

ダメ、お姉ちゃん・・・僕、気持ちがソワソワしちゃって。

そんな、無防備に僕の前で寝られたら・・・


今ならキスしちゃっても許してくれるかも・・・


昨晩から完全にバグり散らかしているせいで、トイレで賢者になったにも関わらず、余りに可愛らしい美姫の寝顔を見ていると、また気持ちがうずいて来てしまい・・・


黙ってたら、どうしてこんなにも美姫は可愛いんだろう、そんなデリカシーの無いことを考えながらも、頭の中はピンク色にバグり散らかしてしまい、お姉ちゃんが好きという気持ちが溢れてくると。

恐る恐る、軽く触れるようなキスをしてみる・・・


―――お姉ちゃん・・・


一度キスをしてしまうと、もうそれからは何かが頭の中ではじけてしまったというか。

気持ちがどんどん昂ってしまい、あっという間にお姉ちゃん大好きモードになってしまい。

理性の器がはじけ飛んだ僕は、もう完全に悪い子になってしまうと。

お手ても悪い子になっちゃうし、キスは止められないでいると・・・


『―――ガバッ!!!!』


ヒッ~~~!!


なに!?


急に美姫が勢いよく布団ごと状態を起こすものだから、びっくりしてベッドから落ちそうになる。


「ん?」


目はまだ完全にしょぼしょぼなのに、周りを確認するようにキョロキョロする美姫・・・

てか、怖すぎか・・・迷宮のトラップに引っかかった時に起動する監視用のガーゴイルか何かかよ?


てか、それよりも・・・起きたのか?

カラダを起こして、美姫の隣にチョコンと座って顔を見上げながら―――


「・・・姉ちゃん、おはよう」


―――えっ!? なに!? 


ウギャ!! チョッ!? 何!?

クビ! クビ! 入ってるって!


なんなんだコイツ、近くに居たからって、そんな取っ捕まえて首を締め上げなくたって。

バカ・・・美姫・・・死んじゃう!


「―――・・・アキラ」


助けて・・・死ぬ・・・


チョッ! 美姫!! 死んじゃう!


「もう、そんな何度も求められたら私だって・・・」


何言ってんだコイツ!?

イヤ、キスして、お手ても悪さはしてたけど。

タップ! タップ!! クビ!!!

必死で、美姫の腕を叩いて、気づいて貰おうとしていると・・・


「えっ? アキラ? えっなに! ごめん! 大丈夫!?」


えっなに! じゃね~し! 何するんだよコイツ!! マジで殺す気か!


「―――アキラ? 何してたの?」

「何してたってなんだよ・・・ゲホッ、ゲホッ・・・」


「アレ? 今・・・アキラとエッチしてたなかった?」

「誰とだよ? ゲホッ、ゲホッ・・・」

「だって・・・アレ? パジャマ・・・着てる・・・」


イヤ、下は履いてませんけど・・・


「ねえ? アキラ~ 今キスいっぱいしてくれてたよね?」


えっ? えっと・・・それは・・・

してたと言うか、でも、そんなエッチなんて・・・


「・・・夢、なの?」


まだ寝ぼけた感じの目で、隣に座っている僕を上から下まで舐めるように見てくると。

直前まで見ていた夢の中の記憶と、目の前の光景とのギャップに、明らかに美姫が混乱しているのがわかり、ジッと固まって様子を伺っていると・・・


「アキラ?」

「・・・なに、お姉ちゃん?」

「・・・・・・もう一回する?」



―――はぇ?



もう一回、する?


するって何?


「アレ? アキラ? 私・・・アキラと昨日、エッチしたよね?」

「・・・イヤ、多分してないと思うよ」


「嘘? 何で? あれ? パジャマ着てる・・・パンツも・・・」

「でしょ? ちゃんと服着てるでしょ?」


「え~? 夢~!? 嘘だ!」

「ごめん、たぶん、お姉ちゃんの夢だと思う」


「ヤダ!」

「そんな、可愛く駄々こねられても・・・」

「可愛い?」


ヤバ・・・ミスった・・・


「へへへ~ アキラ~ そう言えばさ~ さっきキスしてなかった? それに、おっぱい触ってたよね?」

「えっ? イヤ、だから、それは・・・なんで?」


「だって、半分起きてたからわかるもん」

「・・・えっと、その・・・なんていうか、それは」


「お姉ちゃんが可愛いかったから?」

「だから、それは・・・」


「ねえ~ この間から、ずっと怪しいなって思ってたんだけどさ~ 急に私に甘えてくるようになったのはどうして?」

「甘えるって・・・どういう?」


「ピアノ弾いてたら、足元に来て、ずっと私のことうっとりした目で見つめちゃってさ。 足をサワサワ愛おしそうに触って来てたでしょ? お姉ちゃんだって鈍感じゃ無いからわかっちゃうモン」

「・・・なにを?」


「アキラも小学5年生だから、女の子のカラダに興味が湧いちゃうのはわかるけど。 私の制服姿に明らかに反応してるっていうか~ 制服で帰って、ソファーでゴロゴロしてる時も、ずっとチラチラ見てきてさ~ 他の場所に座れば良いのに、わざわざお姉ちゃんのすぐそばに座って来てさ・・・ アンタは気づいてないって思ってるのかもしれないけど、私の足触って来てたのバレバレだからねあれ? だから、ピアノの下で寝転んでうっとりしてる、あんたに試しに足差し出したら、嬉しそうに抱き着いて来てさ・・・ あの時、笑い堪えるの、大変だったんだからね」

「・・・そっ、それは・・・」


「それに先週、明らかにヤキモチ焼いてたでしょ? もう、本当に分かりやすすぎ。 もうさ~ 可愛すぎて、キュンキュンしちゃったじゃない。 私のこと好きなら、好きって言えば良いのに~ 昔みたいにもっと素直になってよ~」

「・・・だって」


「ねえ、アキラ? お姉ちゃん、雄太とは本当に何もないからね。 カラダとか触るのは無しって約束だったのに、アイツが勝手に触って来ただけだし。 本当にキスしかしてないから。 アキラが心配してるようなことなんもしてないから~ 信じて?」

「・・・はぁ」


「だからね? アキラがお姉ちゃんだ大好きで、前みたいにちゃんと仲良くしてくれるんだったらね。 お姉ちゃん、雄太とすぐ別れるよ」

「別れてくれるの!?」


「ぷっ、良いよ。 アキラがそうして欲しくて。 その後、ちゃんとお姉ちゃんと前みたいに一緒に居てくれるって約束してくれたらね」

「イヤ、でも・・・それは、ダメだよ」


「なんでよ?」

「だって、お姉ちゃんの人生だもん。 僕は、お姉ちゃんに責任持てないし・・・ 家族として守ってはあげられるけど、男としてずっと守ってあげられないから・・・」


「なんでよ?」

「だって・・・法律が絶対に許してくれないもん。 それに、今は、アッコちゃんもいるし・・・」


「別に法律がゆるさなくても、ずっと一緒に居ることは出来るでしょ? それに、アッコちゃんだって、寂しくてお姉ちゃんの代わりでお付き合いしてるだけでしょ?」

「イヤ、それは・・・ちょっと違うというか。 お姉ちゃんは、お姉ちゃんで、僕にとってはオンリワンだから。 お姉ちゃんの代わりなんて・・・無いモン」


「オンリーワン? そんなに、お姉ちゃんのこと特別な存在に思ってくれてたの? どうして、ずっと内緒にしてたの? なんで、急に甘えてくれるようになったの?」

「だって! 何か、最近のお姉ちゃんが、凄い可愛かっただもん! それに、めちゃくちゃ優しくて、そんなの・・・我慢出来なくなっちゃうよ・・・」


「エヘヘヘ、もう、急に素直になちゃって。 可愛いなお前。 どうしたのよ、まるで2年前に戻ったような感じになちゃって~」

「2年前?」


「そうよ、小学3年生までは、毎日お姉ちゃん、お姉ちゃんって言って、後ろ付いて来てたのに。 お風呂も一緒に入ってたし、夜も毎日一緒に寝て。 テレビ見てる時も、いっつも私のお膝の上に座ってきてさ、めちゃくちゃ可愛かったんだから」

「・・・なんか、薄っすら覚えてるような気がする」


「ふふっ、アキラの気持ちはもうわかったからさ。 これからは、前みたいにしよ? 一緒にお風呂入ったり、毎日一緒に寝ようね? それに、お姉ちゃんのカラダ、そんなに触りたかったら、遠慮しないでもっと触って良いからね? お姉ちゃん、アキラになら全て許せるから・・・」


「・・・イヤ、お風呂はちょっと・・・」

「なんでよ?」


「だって・・・恥ずかしいんだもん。 お姉ちゃんのカラダ綺麗過ぎて、直視出来ないっていうか。 見ちゃったら、色々我慢出来なくなっちゃうから」

「ふふっ、嬉しい事言うな~ もう、だから~ 我慢しなくて良いって言ってるのに・・・」


「イヤ、ダメでしょ?」

「どうして?」


「だって、色々倫理観とか諸々、法律とかダメなことがいっぱいだし、お姉ちゃんに嫌われたく無いから」

「ぶ~ なによ、倫理観なんて、そもそもお姉ちゃんの足に嬉しそうに抱き着いてるお前が気にする言葉じゃないだろ! 法律なんてバレなきゃどうってことないでしょ? アキラとお姉ちゃんだけの秘密にしたら何にも問題ないじゃない? それにどうして私がアキラのこと嫌いになるとか言うのよ?」

「イヤ、足のことを言われる、反論でき無いけど。 でも、僕だってもう男の子だから、我慢出来なくなちゃったら、お姉ちゃんの貞操が危ないって言うか・・・もし、そんなことになったら、絶対にお姉ちゃんに嫌われちゃうもん」


「貞操って・・・アキラ、お姉ちゃんとエッチしたいの?」

「それは・・・」


「ひょっとして、昨日お姉ちゃんとエッチする夢みてた? だからあんな風になっちゃったの?」

「だから、それは・・・」

「そっか、そうなんだ~ なるほど・・・」


それから、自分の口に手を当てて、しばらく悩むようなポーズで固まってしまう。

そして、美姫にこの後、何を言われるのか心配で、ドキドキして待っていると。


「アキラ?」

「・・・なに?」


やっぱ、お前キモイとか言われて、嫌われちゃうのかな・・・


「あのね? こんなことアキラに言うのは、とっても恥ずかしいんだけどね。 お姉ちゃんもその、経験がなくって・・・その、まだ、処女なの」


処女?


お姉ちゃんの口から・・・

なんか、えっ?

そんなストレートに・・・


「だからね、アキラがエッチしたいって思ってくれたのは嬉しいし、出来ることなら答えてあげたいって気も居はあるんだけど。 実は、昨日、アキラが興奮して、色々されちゃった時にね。 ちょっと怖いなっておもちゃったの・・・ アキラのことなら、何でも受け入れてあげられるって思ってたのに・・・ 昨日のアキラは、なんかちゃんとした男の子で、その、なんて言ったら良いんだろ。 とにかくね、エッチ以外ならなんでもしても良いから、エッチだけはね・・・その、もう少し時間ちょうだい? 心の準備ができたら、ちゃんとアキラには言うから。 それと、それまでは絶対アキラの為だけに、処女は大切にするから・・・」

「えっと・・・えっ?」


「ごめんね? わかるよ、お姉ちゃんなのに、情けないよね? でも、お願いもう少しエッチだけは待って」

「イヤ、それh勿論だし・・・エッチなんて、しないよ・・・」

「だから、そんな強がらないで。 したいなら、したいって言って。 他のことなら、なんでも協力するから。 足が触りたかったら、あんな恥ずかしそうに遠慮してないで良いのよ。 おっぱいだって、触りたかったらもっと触っても良いよ。 なんなら、昔みたいにおっぱいあげようか?」

「なっ!? なっ・・・なに!」

「ふふふっ、慌てちゃって。 そんな恥ずかしがることないでしょ? 本当に、可愛いな~ もう、大好き」

「・・・お姉ちゃん」


「ふふふっ、大好きよ~ アキラ~ チュッ」

「・・・お姉ちゃん~」

「ふふっ、照れちゃって、可愛い~」


美姫!? ちょっ・・・

ダメだ・・・もう俺、完全に美姫に篭絡されちゃう。

こんなことしてたら、本当にいつか美姫とエッチしちゃいそうだよ・・・


どうして、どうして、こんなにドキドキしちゃうんだよ。

もう、こんなのただの恋心じゃん・・・


この間、部屋で下着見た時は、何にも心に響かなかったのに・・・

なんでだよ~

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