第138話 アキラと一緒に家出する!
ゆかりちゃん・・・そんなことしたらダメだよ~
もう、僕だって、こうしちゃうんだから・・・
―――ふふふふっ、ダメよエッチ。 コラ。
くすっぐたいよ~
もう、おっぱいモミモミしちゃうんだから。
―――ふふっ、もう、コラ』
ゆかりちゃん・・・
―――んふっ、もう、朝からダメよ~ エッチ』
ゆかりちゃん?
僕のこと好き?
―――大好きよ、アキラ・・・チュッ』
ん? えへへ。
―――嬉しい?
・・・ゆかりちゃん、大好き。
でも・・・前の人生でも、そうやってキスしてくれたよね?
―――前の人生? 何それ?
そのあとすぐ結婚しちゃったじゃない。
―――結婚? この間もそんなこと言ってたわよね? なにその夢? 私、結婚なんてしてないわよ
したもん・・・
僕のファーストキス奪ったじゃん。
―――私が? 記憶あるの? アキラ、赤ちゃんだったのに・・・
ゆかりちゃんの事・・・
俺、高校生の時まで、ずっと憧れてたお姉さんだったのに。
ゆかりちゃんと街でばったりあって、そのままデートしてくれたじゃん。
―――デート?
あの時、なんでキスなんてしてくれたの?
―――キス? さっきの?
可愛い顔して、キスしてくれて、それでゆかりちゃんが・・・
(これで一生私はアキラくんの思い出の人になれたかな?)
なんて言っうから~
僕、あの時ゆかりちゃんと付き合うことが出来るって真剣に思ったのに。
ゆかりちゃんを彼女に出来るんだって、めちゃくちゃ嬉しかったのに・・・
その次の月に、いきなり結婚するなんて言うだもん。
そんなの無いよ、ひどいよ・・・ゆかりちゃん。
―――アキラ? ごめんね・・・でも、私そんな酷い事しないよ。 アキラを残して結婚なんてしないもん
本当?
「本当よ。 だって、わたし、アキラのこと好きだもん」
ん?
「起きた?」
「えっ?」
「夢、見てたの?」
「・・・夢・・・僕・・・」
「アキラ? 前の人生ってなに? 高校生の時って? なんかとてつもなくファンタジーな夢見てた?」
「えっ? 前の人生・・・高校生・・・夢?」
「もう、まだ寝ぼけてるの?」
ん? ゆかりちゃん・・・
ここって?
あれ?
「もう、私が高校生で、アキラも高校生になっちゃう夢でもみちゃったの? ふふふっ、もしそんな事が起きたら素敵ね?」
「えっ? ん?」
「もう・・・大丈夫? アキラは小学生よ。 ここは、アキラの部屋・・・ねえ、大丈夫?」
ゆかりちゃん・・・
!?
「ゆかりちゃん!?」
「うわ!? なによ~ いきなりびっくりして~ 本当に寝ぼけてたの? おかしな事いっぱい言ってたね?」
おかしなこと?
「俺・・・また寝言?」
「なんか~ また、沢山しゃっべてたね~?」
「ゆかりちゃん・・・俺と会話してた?」
「ふふふっ、だって~ 何か面白くって。 おはよう・・・チュッ」
もう、ゆかりちゃん・・・当り前のようにキスしないでよ。
てか・・・寝ぼけた俺と、会話するの止めてくれん?
「アキラが高校生か~ 素敵な男の子になっちゃうんだろうな~ 想像しただで楽しみね? てか、私が結婚って何よ、この間もそんな夢見てたわよね?」
「えっ? うん・・・」
だって、ここの所、しょっちゅうあの頃の夢を見ちゃうんだもん・・・
「もう、アキラを残して結婚なんてしなわよ、バカ。 私はアキラのお嫁さんになるのよ? もう、そう決まってるの、約束したでしょ?」
「イヤ、まぁ・・・その責任とるって話はしたけど。 昨日、彼女とゆかりちゃんのどっちにするか、選ばせてくれるって言ってなかったっけ?」
「それとこれとは話が別よ。 良いの、アキラがね、学生の間にちょっとくらい火遊びしたくなっちゃう気持ちはわかるんだ。 私ね、よ~く考えたの。 いまから、ガチガチにアキラの事縛っても、息苦しくなって私の事嫌いになっちゃうかもしれないって。 だからね、高校卒業するまで・・・ううっ、イヤ、中学? とりあえず、学生の間は同い年の女の子に興味でちゃうかもしれないから、結婚する前にちょっと遊ぶくらいはゆるしてあげる。 でも、最後は絶対に私と結婚するのよ。 これは約束だもん、アキラがそういうカラダにしたんだからね。 責任とってもらうんですから」
「はぁ・・・学生の間って。 じゃあ、18歳になったら、僕すぐにゆかりちゃんと結婚するの? 絶対? 僕のこと裏切ったりしない? ゆかりちゃん、大学生になって、ちょっと優しくて爽やかなヤツに優しくされたからって、靡いたりしないで、ずっと僕を待ち続けてくれるの?」
「何よ? やけに具体的ね? 別に私、彼氏なんていないし、アキラ以外に気になる人もいないから、全然そんな約束守れるもん。 だから~ アキラが18歳になったら、すぐ籍入れて~ ここで二世帯同居したら、私がアキラのこと養ってあげるからね」
二世帯同居決定なんだよ・・・
しかも、養ってあげるって、俺ゆかりちゃんのヒモになるの?
寝起きからの会話が重いな~
ていうか、寝ぼけた俺と会話しないでよ・・・
前の人生の記憶と、今の記憶がミックスされてワケの分からない事言っちゃうからさ・・・
「あれ? ゆかりちゃん、学校は?」
「もう、昨日言ったでしょ。 振替休日だって」
あっ、どうだっけ。
だから、ゆかりちゃん泊ってたのか・・・
「アキラも、休みでしょ?」
「まぁ、そうだけど・・・」
「もう、起きる?」
「ん? 今何時?」
「9時、ちょっとお寝坊だね?」
「ゆかりちゃんが朝方あんなことするから・・・」
「だって、起きたらアキラが元気になってたから。 して欲しいのかなって思っちゃったんだもん」
昨日、僕が喜んだからて・・・
朝、まだ寝てるのに、いきなりあんな事されたらさ。
もう、ゆかりちゃん・・・
「アキラだって、その後、私のこといっぱい触って来たじゃない」
「だって、ゆかりちゃんがその気にさせるから・・・」
「だからって、朝からあんなことされたら、私変になっちゃうよ・・・」
「ふふっ、ゆかりちゃん、可愛かったな~」
「バカ・・・アキラのエッチ・・・」
「だって、ゆかりちゃんがそんな格好で寝てるからでしょ?」
「アキラがこの格好で一緒に寝てくれって言ったんでしょ?」
「そうしてくれたら嬉しいなとは言ったけど。 眠くなってベッドから出るのめんどくさいとか言って、そのまま寝たのゆかりちゃんでしょ?」
「違うもん・・・アキラを喜ばせたくて、このまま寝たんだもん」
「うふん~ ゆかりちゃん・・・好き・・・」
「もう、何よ・・・好きって言えば、私が何も言えなくなると思って。 ズルイのよ・・・」
「だって~ 好きなんだもん。 ゆかりちゃん・・・」
「ちょっ・・・コラ。 また、ダメ。 まだ敏感だからダメ・・・」
「僕がもっと色んな扉を開いてあげるのに~」
「ちょっとずつにして・・・いきなりはダメよ」
「ふふっ、本当にゆかりちゃんは可愛いな~」
「何よ、私の方がお姉さんなんだからね?」
「うん、大好きだよ~ お姉ちゃん・・・ずっと一緒だからね」
「だから、ズルイ! そうやって甘えられたら・・・もう、好き・・・バカ」
えへへ、なにこの甘々な会話・・・
ヤバイ、マジで夢みたいな生活なんだけど。
でも、こうして抱き合ってたら。
うぅぅぅ、どうしたって、またしたくなっちゃうよ~
ゆかりちゃん・・・甘えたいな・・・
「もう、ダ~メ。 朝は一回、夜一回だけ・・・それ以上はダメ・・・」
「え~ ゆかりちゃ~ん」
「もう、また・・・なんでそんなすぐ元気になっちゃうの?」
「ゆかりちゃんのこと大好きなんだもん。 大好きな女の子が、自分の好みの格好で寝てて、抱きしめてたら、すぐしたくなっちゃうんだよ・・・エンドレスなの!」
「も~う、困ったな・・・じゃあ、お姉ちゃんがしてあげるから、それで許して」
「う~ん・・・僕がゆかりちゃんにしたいのに・・・」
「ダ~メ・・・わたしがしてあげる。 ふふっ、好きよアキラ。 チュッ」
俺はこうして、アレなのか? 美姫に続いて、ゆかりちゃんにも簡単に篭絡されてしまうというか。
なんか、こんなこと続けてたら、俺・・・本当にお姉ちゃん達無しじゃ生きていけなくなっちゃうよ。
はぁ~ やっぱり、ゆかりちゃん・・・可愛いなぁ。
あぁ・・・ゆかりちゃんにされてるって、幸せすぎる。
本当に良いんだろうか。
ゆかりちゃん――――――
「――――――ふふふっ、さっ! もう起きないとね? もう、気がすんだでしょ?」
「えっ・・・うん。 まあ・・・」
ゆかりちゃんのお陰で、朝からスッキリした僕は先にベッドから降りると。
すぐ、ゆかりちゃんが起きて来て、僕を背中からギュッと抱きしめて、そのままおっぱいで僕の背中を押しながら、トコトコ二人でじゃれ合いながら歩きだし。
パジャマのまま二人で部屋を出ようとして、部屋の扉の鍵を開けて、扉を開けると。
「―――キャ!? ・・・えっ?」
!? えっ? 美姫?
はぁ? 寝てるのか?
「えっ? 美姫? えっと・・・生きてる?」
こいつ、俺の部屋の扉に寄りかかって何してたんだ?
てか、一晩中ここに居たのか、こいつ?
まるで、死体のように、美姫が扉を開けた瞬間、部屋の中に倒れ込んで来て。
恐る恐る近づいて、美姫の顔に近づけると、ちゃんと息をしていて。
生きてるのだけは確認できたんだけど、こんなのマジでホラーだよ・・・
「アキラ・・・」
「ゆかりちゃんはここでちょっと待ってて」
扉を開けた瞬間に、俺の部屋に倒れ込むように入ってきた美姫だけど。
顔をぴたぴたしてみて、全然、眠ってて起きる様子がなく・・・
とわいえ、昨日のマーキングの件があって、まだ僕も怒りが収まらないんだけど。
でも、美姫を触って手足がひんやりして、カラダもひんやりしていあまりに可哀そうなので。
ゆかりちゃんを扉の脇に待たせたまま、クッションと毛布を持って来て、美姫の頭の下にクッションを置いて、毛布を掛けてあげた。
そして、ゆかりちゃんと手を繋ぐと、そのまま二人で部屋を出ると、一緒に階段を降りて行った。
「アキラも優しいのね? 美姫に毛布かけてあげるとか・・・」
「ん? まあ、一晩中、あそこで聞き耳立てて、寝落ちしたんだろうけど。 ちょっと可哀そうっていうか・・・」
「もう、あんな酷いことしたヤツなんて放っておけばよいのに。 本当にアキラは優しいんだから」
まだ、美姫の噛みつきマーキング事件のこと、かなり怒ってるな~
俺も別に許したわけじゃないんだけど、どうしても美姫にこう・・・情が湧くわけで・・・
好きな人が冷え冷えで横たわってると、どうしても可哀そうに思えちゃうわけで。
「ん? あら、おはよう。 二人で仲良くお寝坊? 美姫は?」
「ん~ あの子なら、まだアキラの部屋で寝てるわよ」
「もう、相変わらずね・・・」
でも、鍵かけて寝てよかった・・・
あんな、一晩中部屋の前でこっちの様子を伺ってたなんて。
ゆかりちゃんとのあんな所を美姫に見られたらマジ修羅場だったかも・・・
「アキラ? サンドイッチ作って上げようか?」
「えっ? ゆかりちゃんが作ってくれるの?」
「うん、おばさん?」
「ゆで卵に、ハム、野菜に、シーチキン、好きなの使って良いわよ~」
「ありがとう、じゃあ、ハムサンドに、卵サンド作ってあげるね~ ちょっと待ってて~」
もう、完全に僕のお嫁さん気分のゆかりちゃんがウキウキでキッチンに立つと、パジャマのまま、サンドイッチを作り始めた。
あ~ もし、ゆかりちゃんがお嫁さんになったら、いっつもこうして、僕にご飯を作ってくれるのかな~
鼻歌を歌いながら、ご機嫌でサンドイッチを作ってる姿がすっごい可愛い。
はぁ~ なんか良いな~ この光景。
前の人生でも、ゆかりちゃんと、こんな素敵な朝を迎えたことなんてないのに・・・
「ハイ、召し上がれ~ コーンスープも一緒にどうぞ」
「わ~い! ゆかりちゃんの手作りサンドイッチだ~ 美味しそう!」
「もう、大袈裟だな~」
『―――ガチャ・・・』
ん? 誰か来たけど、この足音は・・・
「ちょっと! 私のこと置いてくとか酷くない!?」
「何言ってるのよ? あんなところで寝てるし。 それに起きないあんたが悪いんでしょ?」
「はぁ!? あんた達が、こそこそ何かしてるから悪いんでしょ!?」
「そんなの、美姫に聞かれたら嫌だから、お布団被って、二人で内緒話してたんだけよ~ ね~ アキラ~?」
「えっ・・・うん・・・」
それにしても美姫のヤツ、いつからあそこに居たんだろう?
昨夜、ゆかりちゃんの声が漏れちゃってたけど、まさか、アレ・・・聞かれてないよな?
それに、ゆかりちゃんにされて、その後のラブラブ会話とか・・・
うぅぅ、美姫とは慎重に会話しないと。
「ん? サンドイッチ?」
「そうよ~」
「私のは?」
「はぁ? なんで私が、あんたの分まで作らないといけないのよ?」
「もう! ずるい!! アキラばっかり!!」
はぁ~ 朝からうるせ~
「姉ちゃん? 一口食べる?」
「えっ!? 良いの~?」
そう言うと、僕の目の前の皿からヒョイっとサンドイッチを取ると。
パクっと美姫が一口食べたんだけど・・・
オイ! 一口って・・・
「ちょっと! 美姫! 一口もらうとか言って、具の一番多い真ん中からとか! そんな食べ方ある!? 」
「もう、うるさいわね~ 何なの朝から? 本当に3人揃うと、うるさいだんから」
「おばさん! 美姫がアキラのサンドイッテ、あんな食べかたするのよ!」
「ん? はぁ~ 美姫! 意地汚いのもいい加減になさい」
「もう! アキラ、こっちおいで。 こんなヤツもう放っておいて良いよ」
怒ったゆかりちゃんに、僕が座ったままのイスをズリズリっとずらされて。
ゆかりちゃんの座ってる方へ椅子を近づけられて、美姫から守るようにゆかりちゃんが椅子に座ると。
「ふん! ゆかりにベッタリしちゃってさ! なによ!」
「美姫? あなた、今日も先生の所の喫茶店の手伝いに行くの?」
「えっ? うん、ランチタイムのお手伝いに行く予定よ」
「じゃあ、もう準備しないと間に合わないわよ! あんた、マイペースなんだから~」
僕とゆかりちゃんにダル絡みをしていた美姫に母さんが割って入って、バイトの時間だから早くしろっと美姫に話して、シャワーを浴びに美姫がいなくなると。
「ねえ・・・おばさん?」
「なに?」
「・・・私」
「うん」
「アキラと一緒に家出する!」
「はぁ? 出たわよ、なんか久しぶりねそれ~ 家出って~ もう・・・何があったの?」
「もう! これ見てよ! アキラの~」
そう言うと、美姫の歯形を見えるように、ゆかりちゃんにパジャマの首元をグイッと引っ張られ、傷口が露わになると・・・
「なに!? それ!?」
「美姫が昨日噛みついたんだって!」
「昨日・・・昨日ね? ああ、昨日の朝か。 なんか二人で、二階で喧嘩してたわよね? 痛いって大きな声聞こえてきたけど、それだったんだ?」
「もう! 聞いてよ! アキラが美姫より私と一緒に居たいっていったら、いきなり美姫に浮気者って噛みつかれたらしいのよ! それに、さっきのサンドイッチだって! もう、アキラのこと虐待してばっかり!!」
「うぅぅ、昨日の夜、機嫌直ってたのに・・・」
「もう! 美姫のがいる家にアキラのこと置いておけない!」
「んん・・・ご迷惑じゃないかしら?」
「大丈夫よ!」
「今回は、何日くらい?」
「美姫が反省して、もう絶対アキラに虐待しないって謝ってくるまで!!」
「そう・・・だとしたら、明後日くらいかしらね? アキラ? ちゃんとご挨拶するのよ? あとちゃんと、お土産持ってくのよ?」
えっ? 母さん?
俺・・・何?
ゆかりちゃんと一緒に家出するの?
イヤ・・・昔はしょっちゅうだったけどさ~
高校生のゆかりちゃんの家に、思春期迎えた男子なんか行っても良いのかよ?
もう、あの頃と状況が違いますけど!?
「アキラ! 美姫がバイトに行ったら、準備しなさい! 私の家に行くわよ!」
「えっ・・・てか、俺、ゆかりちゃんの家なんて行っても良いの?」
「良いに決まってるでしょ!? アキラは、私の弟兼、大事な大事な旦那さんなんだから!! おばさん! いつもの風呂敷ちょうだい!」
「ハイハイ・・・」
イヤ・・・旦那さんって・・・
ゆかりちゃんも・・・ややこしい性格してるよな~
正義感が強いと言うか~
俺を守ってくれる気持ちが強いというか~
美姫のイジメが酷い時は、家出モードに入って・・・
俺を自分の家に誘拐してくんだよな~
って・・・今、いつもの風呂敷とか言った?
はぁ~ ゆかりちゃん・・・また俺・・・風呂敷に荷物入れて・・・
可哀そうアピールをさせられるのかよ?
もう、昔読んだ漫画で、主人公が家出するとき風呂敷に荷物まとめて出て行くシーンを見てからずっとだな・・・
なにげに、あれ・・・恥ずかしいんだけどな~
てか、おじさんとおばさん、それに幸ちゃんに会うのいつぶりだろ?
久しぶりすぎて、人見知り発動しちゃいそうだよ~
てか・・・学校始まったらどうしよう?
ゆかりちゃんの家から通って、ゆかりちゃんの家に帰るの?
明日って学校どうなんだ?
「まっ、明日も学校まだ休みみたいだから、行ってくれば?」
「えっと・・・お母さん?」
「ふふふっ、イイじゃない。 久しぶりの家出、楽しんで来たら? 幸ちゃんとも久しぶりに遊んでもらったら?」
うちの二人のお姉ちゃんが、なんとなくちょっとズレてるのって・・・
実は、ウチの母さんに原因があるんじゃないのか?
この超絶能天気な性格・・・昨日から、アッコちゃんでもゆかりちゃんでも嫁はどっちでも良いとか。
家出・・・楽しんで来いとか・・・相当ぶっとんでますよ?
はぁ~ 親父・・・バイバイ・・・
今日から、大変になると思うけど・・・美姫の面倒よろしくね。
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