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第136話 私が何にも知らない、初心な女の子だと思ったの?


あぁ・・・リアルゆかりちゃん抱き枕終わっちゃう。

ゆかりちゃんに、今日はもう寝るよっと言われ。


今、目の前でゆかりちゃんが生着替え中なんだけど・・・

あぁ、スカートとニットだけ脱いで、一緒に寝てくれても良いのにと思いながら見ていると。


「もう、なにジーっと見てるのよ。 エッチ」

「僕の目の前で着替えしといてそれはないよ~」

「それにしてもガン見しすぎよ」

「だって・・・欲求不満です!」


「なによ、だから勉強の成果を見せようかって言ったのに、嫌って言ったのアキラじゃない」

「そうだけどさ~ 僕は、別にスカートとニットだけ脱いで、そのまま抱きしめさせてくれたら、自己処理出来るんですけど・・・」


「イヤよ、ストッキングに下着姿でいるなんて、恥ずかしくて嫌よ・・・」

「なんで? 別にベッドに入っちゃえば対して変わらないよ~」

「もしこのままベッドに入ったら、アキラ何する気?」


「さっきみたいに、抱きしめて、同じことさせてくれれば」

「それは、もう今日は・・・ダメよ。 この間、寝ぼけてされてた時もそうだけど、さっきもずっとされてる時、ゾクゾクしちゃって、それがどんどん膨れ上がちゃって、なんかすぐ来ちゃうんだもん・・・」


「それは、まあ・・・そうだと思うけど・・・」

「なんで? アキラ、私に何してるの? どうして、私あんな風になっちゃうの?」


何してるのって、本当に気づいてないんだもんな。

勉強したって、いったい何を勉強したんだ、僕に、何を試したいんだろう・・・

ひょっとして、美姫に何か聞いで、それへの対抗心で言ってるんだろうか?


もし、それが、俺の想像するような事だとして、ゆかりちゃんにされて嫌ではないし、むしろ嬉しいのかもだけど。

でも、僕の中のゆかりちゃんは、いまのゆかりちゃんみたいに、何されてるのか分かんなく不安がってる、純粋なゆかりちゃんの方がイメージ通りというか。

逆に、可愛いっていうか・・・知らないなら、教えて上げたい的な?


前の人生の大人ゆかりちゃんみたいに、教えて上げる感も悪くはなかったけど、結局キスどまりだったし・・・

ゆかりちゃんも、僕に抱き着いてキスしているだけで、満足してた感じだったし。

ゆかりちゃんから、何かしてくるってイメージがどうしてもわかないっていうか。


それにしても、着替え途中の姿を見らて恥ずかしいとか言っておきながら・・・

着替えの途中で、話に夢中になって、ベッドに横に来て、イジケけてウジウジしている僕の話し相手になってるけど。


なんなら、そのままベッドに潜り込んで来たら良いのにって思ってしまうわけで。


「ゆかりちゃんが、そのままベッドに入って来たら、僕が何してたのか教えてあげるんだけどな~」

「えっ? でも・・・ベッドに入ったら、アキラ、また、さっきと同じことするんでしょ?」

「うん、そしたら、僕らの距離だってもっと縮まるし、どうしてあんな風になちゃったのか教えてあげるのな」


「うぅぅぅ、知りたいけど・・・それに、距離が縮まるって聞くと、このままそこに行きたいけど。 でも、さっきと同じ事されるのは・・・」


ぐぅ・・・ガードが堅い・・・

確かにな~ 前の人生でも、ゆかりちゃんとのファーストキスの後、僕だってお年頃でしたから、ソファーでゆかりちゃんとイチャイチャしてたら、もっとその先までしたくなってさ。

それで、ゆかりちゃんのことキュッと強めに抱きしめてみたり、僕に甘えて寄り添ってくれてた彼女の頭にスリスリしながら、耳周りに悪戯してそれなりにアピールしてたのに。

ダメよエッチって言われて、それ以上はさせてくれなくて・・・


誕生日の日もプレゼントあげて、めちゃくちゃ感動してくれたゆかりちゃんが、いつもよりも激し目のキスをして来たから。

僕もゆかりちゃんをソファに押し倒して、ずっと彼女と求めるようにキスしてて・・・

それで、色んな所を触れてたら、当時の僕は我慢出来なくなって・・・

でも、それでも、ゆかりちゃんからダメ。

18歳になるまではダメよって言われて、グッと堪えて我慢するしかなかったというか・・・


でも、すぐそこまで迫った別れに気づくことも無く、あと8か月待てば彼女とって妄想しててさ。

1人で浮かれまくっていたわけで・・・当時からゆかりちゃんは俺には異常にガードが堅かったと言うか。

木下兄の家にホイホイついて行ったゆかりちゃんからは想像もつかないほど、ガードが堅かったわけで・・・


イヤ、まあ・・・なんていうか、木下兄みたいにゆかりちゃんが嫌がることはしなかったから、ダメって言われたら、素直に我慢してたわけで。

ゆかりちゃんに嫌われるのが怖くて、それ以上、彼女の心へ踏み入る事が出来なかったヘタレだったから、当然と言えば当然なのかもだけど・・・


やめよう・・・前の人生のゆかりちゃんの事を思い出すのは・・・

また、無駄に落ち込む所だったかも。


今は目の前のゆかりちゃんを・・・

目の前の、この下着姿のゆかりちゃんを・・・って、それにしても、ゆかりちゃんのこの姿。

マジで、ずっと見てられる。


なんなら、そのままでいてくれるだけでも、布団の中で隠れて自分でアレしちゃうのもありっていうか。

ゆかりちゃんとこのまま会話を続けて、布団の中で隠れてすれば、バレずにこの昂る気持ちをとりあえず抑えることが出来るかも・・・


「ねぇ? 布団の中で何1人でごそごそしてるの?」

「えっ!? イヤ・・・別に、なんにもしてないよ」


ヤベ~ なんで、こうこの人は、俺がやる事なす事にいちいち敏感に反応してくるんだよ?

別のいまだって、バレるほどごそごそしてないのに・・・


「本当? ひょっとして、1人でしようとしてるんじゃないでしょうね?」

「なんで、そう思うのさ?」


うんうん、このまま会話を続けて・・・


「だって、アキラが1人でしてたって美姫から聞いたことあるもん」

「アイツ・・・どこまで、ゆかりちゃんに報告してるのさ?」


「ここ一カ月のことなら全部聞いてるわよ。 アイツが事細かに自慢するように話してくるんだから」

「なんで、アイツそんな話を学校で?」


「悔しかったんでしょ? うちらの友達の中で、もう男の子とそういう経験がある子が二人いて。 その子達から、惚気話いっぱい聞かされてさ・・・実際私も羨ましいって思っちゃったけど。 負けず嫌いだもんあの子、自分が色々経験したら、絶対皆に話すに決まってるじゃない」


「なんて迷惑なヤツなんだよ。 てかさ・・・ゆかりちゃんも、羨ましいって思っちゃうんの? そんな話、聞いてるだけで顔真っ赤にしちゃうような、初心な子にしか見えないのに?」


「そりゃ、聞いてる時は生生しすぎて、恥ずかしくなって、顔が真っ赤になっちゃうけど。 でも、私だって、そんな話聞いちゃったら、妄想だってしちゃうし・・・」


ゆかりちゃんが妄想!?

エッチなこといっぱい考えちゃうってこと?


ヤバイ、初心なのに、エッチに興味があるなんて、最高じゃん。

マジで、この初心なゆかりちゃんを俺色に染めたくなってきちゃう。


それに・・・もう少しこのまま会話を・・・

はぁ~ ゆかりちゃん、その格好はやっぱり、最高に可愛すぎです・・・

僕・・・もう・・・


「ちょっと! ねえ!? やっぱり布団の中で何かしてるでしょ!?」

「えっ!? なんにもしてないよ! ちょっ、ダメ。 やめてよ! ゆかりちゃん!」


ゆかりちゃんに、布団を掴まれて、抵抗するも、小学生5年生の男子が女子高校生に力で敵うはずもなく。

あっさりと、布団を剥ぎ取られてしまい・・・


「ほら~ やっぱり!? なによ! 私がしてあげるって言ったのに! そんなに、私にされるのが嫌なの!?」

「イヤだよ! 僕のアイドルにそんな事させられないよ!」

「何よアイドルって! 私だって、おしっこするし、オナラだってしちゃうもん!」


何言ってんの、ゆかりちゃん?

イヤ、そこまで重症じゃないよ、でもゆかりちゃんのそんな淫ら姿を見たく無いんだよ。


うぅぅ・・・ダメ、ゆかりちゃん。

何する気だよ~


そんな、ニコニコして、嬉しそうに・・・


「ふふふっ、アキラ可愛い・・・」


えっ? トクン・・・


なに、それ・・・ゆかりちゃん?


えっ、えっ? なにその可愛い感じ?

はぅっ・・・ゆかりちゃん・・・やだ、可愛すぎる。


「ふふふっ、私が何も知らない初心な女の子だと思ったの?」

「うぅぅ、僕のアイドル像が・・・」

「ふふっ、バ~カ、これも大人の階段よ・・・」


大人の階段ってなんだよ・・・

てか、もう・・・なんなのそれ?

俺の予想と全然違う・・・


くそ~ 可愛いすぎなんだよ、ゆかりちゃん。

どこぞの、白地の赤背景のケーキ屋さんのお店の前にいる、ペロっと可愛く舌を出したあのキャラみたいに~


はぅ~ ダメだ、アイドルは何をしても可愛いのかよ!

幻滅どころか、なにこれ!?

クセになっちゃうよ!!


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