第126話 先生・・・いけないんだ~
「はぁ~ まだ、16:20だよ~?」
「そうだね?」
「もう! 健全すぎるわよ! このデート!」
「しょうがないだろ? 俺小学生ね? 小・学・生!」
「この後も、ず~っと一緒なら・・・さっき褒めてくれたお返しを、何か返してあげても良いのにな・・・」
はぁ? なんすかそれ・・・
俺、誘惑されてます?
「えっ? お返しって?」
「そんなの秘密よ・・・」
「もう! ズルいよ!」
もう・・・じゃあ、いまちょっとで良いから、何かちょうだいよ。
ん? 1人で、楽しそうに運転しちゃってさ~
俺のこと弄んで、不満顔するの見て楽しんでるだろ?
「でも、本当に佐久間君が、18歳になって・・・その時先生に誰もいなかったら今日の続きしてあげるのにな~」
「えっと・・・それって、大人の関係アリでってこと?」
「はぁ!? てか、大人の関係って、どこまで知ってるのよ~?」
「もう、バカにしないでよ・・・ 色々知ってるんだから・・・」
「最近の小学生は本当にマセてるな~」
なにやら、飽きれる感じでそんなこと言うけど・・・
そもそも、18歳になったら、続きしようって。
それ、エッチありきでって言ってるよなもんだからね?
ん? てか・・・先生ってそういう経験あるのか?
なんか、話聞いた限りじゃ、付き合った人少なさそうだけど・・・
「えっと・・・先生の初恋っていつ?」
「う~ん・・・21歳?」
はぁ? 21?
「えっと・・・遅くない?」
「だって、それまで、恋とか良く分からなかったし。 異性なんて意識したこと無かったんだもん」
イヤ・・・でも、そんなナイスバディ~で、そんなに可愛らしかったら、先生が意識してなくたって、周りの男子が放っておかないでしょ?
「えっと・・・先生なら、周りの男子にいっぱい告白とかされたでしょ?」
「先生だぁ!?」
もう! うるさいな~
先生発言をいちいち捕まえるなよ~
今日は、別れる最後の最後まで、恋人設定崩すなってこと~?
「えっと、遥ちゃんはモテたでしょ!?」
「全部断ったもん」
モテてんじゃん・・・
てか、全部断った!?
美姫みたいな事してんじゃね~よ~
「なんで!?」
「だって、付き合うって何するのか良く分からなかったし。 楽しそうじゃなかったんだもん」
美姫と同じこと言ってる・・・
えっと・・・思春期がめっちゃ遅かったのか?
いるよな~ こういう、中身子供のまま外見だけ、どんどん良い女になっちゃう子。
はぁ~ 遥ちゃんにアタックして、散って行ったヤロ~ども・・・
憐れすぎるぞ・・・
「えっと・・・その初恋の人って、さっき言ってた先輩?」
「うん・・・漫画見たいな出会いだったんだもん。 一目惚れしちゃったんだ~」
「漫画・・・」
「なによ! ダメなの!? それしか恋をちゃんと教えてくれるモノ無かったもん!」
なるほど、遥かちゃん・・・
恋って何かを漫画やラノベで学習した女の子だったんだね。
まさか、まだ経験が無いとかは無いよな~
「あの・・・遥ちゃんって・・・その・・・」
「なに?」
「えっと・・・男性との経験って?」
「え~ もう~ そんなこと聞いちゃう♪?」
なんだ、この恋バナに花咲いて嬉しい的な女子感は・・・
「えっ? そうなの? 遥ちゃんって高嶺の花って感じで、周りの男がひよって、そんな経験無いのかなって思ったんだけどな~」
「もう~ 何よ~♪ 高嶺の花って~ 私のことそんな風に見てくれてたの? もう・・・あきらったら~♪」
ご機嫌やな~
う~ん、それなりに経験はあるってことなのかな?
「えっ? 遥ちゃんて、そんな経験沢山あるの? 初めては?」
「もう・・・恥ずかしいな~ そんなこと聞いちゃう? 何? アキラって、私の元付き合ってた男が気になっちゃうタイプ~♪?」
もう・・・面倒くさいな~
「え~ だって・・・なんかヤキモチっていうか~ 俺以外とそんな経験あるなんて」
俺とは何にもないけどな・・・
こんな、やりとりがしたいんだろ?
「もう~ しょうがないな~♪ 聞いても怒らない?」
「怒らないよ・・・ 俺、遥のことをめちゃくちゃ愛してるから・・・」
はい、定番のようなこのセリフ。
大好物でしょ? 遥ちゃん?
「えっ!? そんな・・・愛してるだなんて・・・ 私もだよ・・・ア・キ・ラ♪」
も~う、その演技くさいの良いから!
早く! プリーズ!
この寸劇、結構恥ずかしいすぎだからね!
「えっ? もう僕たちって・・・両想いなんだね?」
「うん・・・そうだね・・・んふっ♪」
ん? オイ!
そこで、満足して会話終わらせるなよ?
「で・・・どんな経験を?」
「もう・・・聞いちゃう?」
「うん、だって、遥ちゃんのこと気になるもん」
もう良いでしょ? 教えてよ~
「え~ 初めては、大学の先輩・・・」
「えっ? でも、他の人が好きって付き合ってくれなかったんでしょ?」
「うん、でも素敵なデートをいっぱいしてくれて・・・ それで、彼と・・・うふふふ」
えっと・・・その先輩って結構~ 鬼畜ヤロ~なんじゃないのか?
遥ちゃんにとっては、素敵な思い出になってるみたいだけど。
要するに~ 遥ちゃん・・・
食べられるだけ、食べられちゃって。
上手く、逃げられたというか・・・
それって、言葉悪いですけど。
世間一般では、ヤリ逃げされたって言うんですけど?
「えっ? しちゃったの? 初めて?」
「うん・・・」
そんな、うっとりした顔で・・・
「でも、付き合ってくれなかったんでしょ? 酷いじゃん!」
「え~ でも・・・すっごい素敵な思いでなんだけどな~」
でたよ・・・
いるんだよ、そういうヤツがさ~
エッチしちゃったのに付き合わないとか、世間一般ではヤリ逃げとか言われて避難されるはずなのに。
いるんだよな~
なぜか許させるヤツ。
女に、彼ならしょうがないとか言われちゃう感じ?
何でヤンねん!
もう、嫌い!
そういう男・・・本当にだっキライ!!
就職して遠距離になった彼女の事思い出しちゃうじゃん・・・
付き合う前に、そういう男と一緒にいたって聞かされてた。
でも、そいつの事は悪く無いんだよって一生懸命擁護してて・・・
そんなの、理解出来なくって。
ずっと片思いで、好きで・・・ようやく仲良くなってお話出来るようになって。
それで、俺と付き合ってって、一生懸命尽くして、振り向かせて。
ようやく付き合えて、将来結婚しようねっ、なんて言ってたのに・・・
大学卒業して、遠距離になって、しばらくしてから。
彼女から、飲みに行って送ってもらうはずが・・・なんて言い出して?
共通の友達から聞いた話じゃ、その持ち帰ったヤツが、俺と付き合う前に、彼女が弄ばれてたヤツだって聞かされて・・・
本当に、気がどうかしそうになったんだぞ!!
なんで!?
エッチしちゃったのに、付き合わないってどういう事よ!?
なんで、そんな鬼畜のことを素敵な人なんて言えるの?
そんなヤツ、女の子に対してあまりに誠意が無いじゃん!
なんで!?
どうしてそんなこと出来るの!?
どうして、そんなヤツを素敵なんて思うの?
エッチする時なんて、俺・・・いっつも本気でその子と向き合うのに・・・
付き合っても良いって思えないと、エッチ出来ないから。
俺・・・気持ちがどうしてもダメで、誘われても風俗も行けなかった人だもん。
心で繋がらないと、エッチなんて・・・
「なんで? どうして、そんな素敵な思い出になるの? 分からない!」
「う~ん・・・だって、すっごい大事にされたもん」
エッチして、それでも付き合ってくれなかったのに?
大事にされたってなんなの?
その男の心理も、そんな男に素敵な思い抱いちゃう女の子の気持ちも、俺には分からないよ!
だめだ、この話聞いてたら、なんだか色々思い出しちゃって、胸が苦しくなっちゃう。
あの、暗黒の時代を思い出しちゃう・・・
わざわざ、札幌離れて技術を見に付けたら札幌に帰って結婚なんて思ってたのに・・・
就職して、東京来て、友達も誰もいない。
彼女だけが生きる希望だったのに・・・
来て、早々に東京で1人ぼっち・・・
仕事は毎日残業だらけ・・・
俺なんのために、ココに居るんだって。
生きてる意味なんてないじゃん。
毎日そんな事思ってた。
半年くらいマジで心が死んでたし。
先輩や同期が、職場で雑談してても一人ディスクに向かってた・・・
共通の友達から、『リサだって普通の女のなんだよっ』て言われたよ。
『アキラ君が、リサの事大事にしてたの知ってるけど。 特別な女の子として、扱われて、リサもちょっと苦しかったんじゃない?』
だって彼女は特別だったんだモン・・・
そんなこと言われて、どうしろって言うんだよ。
俺の気持ちが重かったとかでも言うのかよ?
なんだよそれ・・・
ダメだ・・・
遥ちゃんの、過去の話なんて聞くんじゃなかった。
そう言えば・・・どことなく似てるんだよリサに・・・
そのフワフワした雰囲気と、可愛らしい所とか、スタイルが抜群な所とか。
俺が、前世で付き合った女の子の中でも、1番か2番に可愛いって思えた子なんだから・・・
「どうしたの? アキラ? なんか、具合悪い?」
「えっ? ・・・・・・ううん。 ちょっと、ごめん。 俺、遥ちゃんの気持ちが分からなくって」
ヤバイ・・・泣きそう・・・
「なにが~?」
「その・・・エッチしちゃったのに、付き合えないのに・・・それが素敵な思いでなんて言う遥ちゃんの気持ちが・・・」
分からないよ・・・だって、ひどいじゃん!
エッチしちゃったのに、付き合えないって。
こんなに可愛い子が、ただ傷つけられてるだけじゃん・・・
もう、そんなの悲しすぎるよ。
なのに、素敵な思いでなんて笑ってるし。
分からないよ。
ダメだ、もう感情グチャグチャだ。
過去の自分の境遇と、遥ちゃんの気持ち考えてたら・・・
「えっ!? ちょっと!? アキラ!? なんで泣いちゃうの?」
「ごめん・・・わかない。 でも、遥ちゃんの立場で考えたら、辛くって・・・」
「えっ? 私の立場・・・」
「・・・・・・ぐすっ・・・」
しばらくの間・・・無言で車を走らせる遥ちゃん・・・
なんかを考えていたのか・・・
「アキラは、優しいんだね? そっか・・・私の立場でか・・・」
泣いてしまったせいで、お胸がブルブル震えてしまって、もう言葉が出せない俺・・・
私の立場でかと言って・・・何か、思いにふけったような顔つきの遥ちゃん。
・・・・・・もうダメ。
こんな、感情がぐちゃぐちゃになったのいつ以来だよ?
そんな事を考えていると、なんか車は坂を上りはじめて。
ん? 家の方向じゃない・・・
どこ行くんだ?
疑問に思っても、泣いてしまって、胸はもうグラグラで・・・
ちょっとでも声を出そうものなら、声にならないような変な音しか出せない状態。
遥ちゃん・・・どこ行くの?
そう思っていると、なんか見慣れた坂を車が進み始める。
ここって・・・俺が通ってた高校の坂?
ってことは・・・この先は・・・
車がどんどん坂を上って、少し開けた、駐車場らしき所に着くと。
遥ちゃんが車を止めて、運転席を出ると、回り込んで、助手席のドアをあける。
それで、僕のシートベルトを外すと、隣に座って来て、僕の体をひょいっと持ちあげたと思ったら・・・
えっ!? 遥ちゃんの膝の上に乗っけられてしまう。
遥ちゃんの太ももの上に向かえあって座らされた体勢で、思いっきりハグの体勢でギュッと抱きしめられてしまう・・・
「ごめんね・・・アキラ・・・」
「・・・・・・んくぅ・・・」
ダメだ・・・へんな音しか発生出来ない。
「君は優しいもんね・・・ごめんね、私のために泣かせちゃって・・・ごめん」
「・・・・・・んっ・・・ぅ」
そんなこと無いって言いたいのに。
胸がブルブルさんで、全然声が出せないよ~
「よしよし・・・良い子ね。 もう大丈夫よ・・・」
「・・・・・・」
なんだ?
俺って、いっつも女の子にこんな慰められかたするんだが?
「ありがとうね。 アキラ・・・今日も、私が辛い思いしたからって誘ってくれたんだもんね。 君は、人の心に寄り添いすぎなんだよ・・・」
「・・・・・うぇっ・・・」
そんなことないって言いたいのに~!!
もう!! お胸ブルブルさん!! 収まってよ~!!
・・・でも・・・それにしたって・・・
遥ちゃん・・・暖かい。
なんで、こんなにふわっふわで、暖かいんだろう?
ヤバイよ・・・こんな体勢・・・
先生? ダメ・・・僕・・・ダメかも。
ヤメロ!
泣いてるのに、そんなカチコチさんになるんじゃないって!!
気づかれちゃうよ~
泣いてるのに・・・男の子の反応しちゃうって、どんなヤツだよ俺・・・
ただの、最低ヤロ~かよ~
「アキラ・・・ありがとう。 生徒としてじゃなくって、今日は男の子として一緒にいてくれてありがとう・・・嬉しかった。 今まで、経験したデートのどれよりも素敵だったよ」
「・・・・・・うっづ・・・・うん」
もう・・・いつ収まるんだよ?
涙は止まったのに、お胸ブルブルさんが全然治らないよ~
「ふふふっ、本当に・・・アキラが大人ならよかったのにな。 そしたら、こんなになっちゃたのだって、受け入れてあげられるのにな~」
「・・・・・・」
えっ!?
えっと・・・遥ちゃん・・・?
こんなになっちゃったって~
まさか・・・やっぱり?
気づいちゃってる感じですか?
そうだよね・・・こんなピッタリくっついてたら・・・
それに、遥ちゃんみたいな大人の女の人になら、速攻バレちゃうよね?
「ねえ、アキラが大人になって。 その時、まだ私の事覚えてくれてたら、またデートしようね」
「・・・うっ、、うえっ・・・」
「もう・・・無理して何か言おうとしなくて良いから。 よしよし・・・良い子、良い子。 泣いてるのに、ちゃ~んと男の子なんだから・・・困った子ね」
ごめんなさい・・・
だって・・・遥ちゃんの、こんなふわっふわな、太ももの上とお胸に包まれてギュッとされてたら、もう僕は我慢できませんよ~
「でもね、私・・・アキラが思ってるほど、可哀そうじゃないからね」
どういうこと?
先輩のこと?
「そりゃ付き合えなかったのは辛かったけど~ 彼に出会えなかったら、誰か好きになるなんて感情分からなかったから」
だからって・・・
「あ~ 私って女の子なんだって、生まれて初めて実感させてくれた人なんだ・・・」
だからって!
「でもね・・・私、同じような男の子に出会っちゃったんだ~♪ 私って女の子なんだな~って、めちゃくちゃ実感させてくれた人・・・嬉しかったんだよ♪」
そう言って、また強めに抱きしめてくる遥ちゃん。
そして、遥ちゃんと目が合うと、すっごい愛おしそうな目で僕を見て来て・・・
ヤバイ・・・マジでライン越えしちゃいそう。
ダメだよ・・・遥ちゃん?
その顔は、可愛すぎるから・・・
遥ちゃんの顔を見てるのが恥ずかしくって、目をそらしてお胸に目線を落とすと。
チュっ!?
えっ? おでこに・・・キスした?
びっくりして、遥ちゃんを見ると。
もう、聖母のような微笑みで僕を見ながら。
「いま出来る最大限のお返しだよ」
そういって、ニコってめちゃくちゃ可愛く笑う彼女。
もう、なにそれ?
僕の心を弄んでるの遥ちゃんじゃないか。
そんなの、反則すぎるだろ・・・
そして、僕の腰の辺りに腕を回してギュ~っと抱きしめられてしまう。
えっ!? ヤバイよ! 遥ちゃん!?
なんか、遥ちゃんのお腹? に当たって・・・
そんな、ギュッギュされたら、なんかヤバイことになるから~
もう、愛おしいぞこのヤロ~スイッチが入っちゃってない?
俺をぬいぐるみのように、ギュッギュ抱きしめて、耳元にスリスリしちゃうし~
ヤバイって~ 遥ちゃん・・・俺はぬいぐるみじゃないから!!
これはこれで、もう完全にライン越えっていうか。
それに、そんな腰を持ってギュッギュされちゃって、耳もスリスリされちゃって。
あ~ もう・・・ダメなヤツです・・・これ・・・
僕・・・この時代に来て・・・
これで、物理的刺激でそうされてしまうの・・・あなたで3人目です。
美姫は、最終段階はあくまで夢だから。
アッコちゃん、ゆかりちゃん・・・
そして・・・遥ちゃん!!
・・・・・・あ~
・・・もう・・・
・・・・・・先生・・・いけないんだ~
「ん? なんか・・・」
やっぱ、気づくよね・・・
「先生がいっぱい刺激するからだよ・・・」
「えっ!? うそ・・・」
「うそじゃないし・・わかるでしょ? もう・・・大人の女の子なんだから・・・」
「え~? うそ・・・わたしで?」
なんで、そんなに嬉しそうんなんだよ?
もう、わけわからないよ~
「えへへ・・・ごめん・・・ちょっと気持ち溢れすぎちゃったかな?」
「・・・あふれ・・・すぎ・・・」
ようやく・・・声が出るようになってきた。
「あれ~? 落ち着いて来た?」
「そりゃ・・・・・・色々落ち着きました! もう遥のバカ・・・」
「ふふふっ、遥か・・・なんか、その呼ばれ方クセになりそう」
クセになるなよ・・・
学校でアキラとか言うなよ。
「う~ん・・・アキラ? 私の事嫌いにならないでね?」
「なんで、嫌いになるんだよ・・・こんな事されたら、好きになっちゃうじゃないかよ! もう! 普通に、女の子として意識しちゃうじゃん!」
ん? なんだよ・・・その微妙な顔?
「そっか・・・よかった・・・ へへへ、意識してくれるんだ・・・」
でた・・・この子、それマジで天然でやってんだったら、マジ俺君を天然記念物に登録しちゃうからね!
も~う・・・今日のことなんて、絶対誰にも言えないよ~
遥ちゃんとの、二人っきりだけの完全な秘密だよ。
もう、ハニカンデ・・・そっかなんて言って、俺のこと、また抱きしめちゃって。
なんか、色々溢れちゃったせいで、俺いま・・・めっちゃ恥ずかしい・・・
もう、こんなの生殺しじゃんかよ~
小学生にこんな仕打ちってないよ・・・
なんだよこれ・・・修行なのか?
もう、体は全然準備万端なのに・・・
周りの、大人の子女の子の誘惑が凄くて。
それなのにエッチなんて出来なくって・・・
そもそも、そんな対象に思って貰えて無くって。
こんなの、辛すぎよ。
てか、なんで俺がこんなにモテモテになるのか、さっぱり理由が分からないよ。
なんなの、俺の周りの女の子が変なの?
ゆかりちゃんに、遥ちゃん・・・
あとは、もう例外中の例外の外れ値の美姫。
なんなんだ皆・・・どうしたの?
なに? これって、タイムリープした歪みがそうさせてるの?
もう・・・嬉しいような、何とも言えないこの気持ち・・・
いったい、どうしたら良いんだよ・・・
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