四頁目「曇天、晴れて」
今回の話は回想シーン多めです。
ぽつぽつと、大きな雨粒が絶え間なく傘を叩き続ける。
もう夕方だというのに、濃い灰色に濁った六月の空の下で、私と千世ちゃんは初めての喧嘩をしていた。
『千世ちゃんのバカっ!!いつもそうやって、私に無理なことばっかり言って楽しんでるんでしょ!?』
『そんなことないよ!ただわたしは、陽代乃のためを思って……!』
『言い訳なんて聞きたくない!!もう千世ちゃんなんか大っ嫌い!!』
『陽代乃!!ちょっと待ってよ、陽代乃ってば……!!』
いつもは千世ちゃんと二人並んで歩く遊歩道を、傘の柄を握りしめながら独り駆け抜ける。
劇の練習でミスをして、クラスみんなの前で恥をかいた今の私は、あり得ないくらい自暴自棄になってしまっていた。
それ故に、普段ならありがたいと感じる千世ちゃんのアドバイスに、あろうことか腹を立て、勝手な思い込みをして彼女を撥ね退けてしまった。
後になったら、勢いで「大嫌い」なんて言ってしまったことをきっと後悔する。
でも、今はもう、何も考えたくなかった。
家に着くとらしくもなく玄関の扉を乱暴に開け、リビングにいるお母さんにただいまも言わず自分の部屋に引きこもる。
小さな音を立てて部屋の鍵を閉めると、綺麗に畳まれた布団の上にランドセルを投げ捨て、私はぼうっと部屋の真ん中に立ち尽くした。
一人になって時間が経つと、案の定、大きな後悔と罪悪感が一気に胸に押し寄せてくる。
『――う……うっ……っ』
次から次へと涙の粒が頬を伝う。溢れる涙と共に体の力も抜けていき、私は嗚咽を漏らしながら床に頽れた。
(寂しいし、苦しいし、胸が痛い……)
なのに腹立たしくて、相反する感情が絡み合って気が狂いそうになる。
私が泣いているのにお母さんが気づかないよう、必死に涙を止めようとするけれど、荒ぶる感情のせいでそれがままならない。
結局泣き止むのを諦めた私は、泣いて、泣いて、涙が出なくなるまで感情のままに泣いて……。
そのまま私は、夕食を作り終えたお母さんが来るまでずっと硬い床で寝ていた。
時は流れ、次の日の朝。
私は酷く憂鬱な気分を噛み締めながら、独りで通学路を歩いていた。
あのあと千世ちゃんから連絡が来ることはなく、私はいつも以上に寂しい夜を過ごした。
でも、もう千世ちゃんとは話したくないし顔も見たくないと怒る自分も、まだ心のどこかにいて。
本当は学校にも行きたくなかったけれど、早起きして布団の中で悩み続けた末に、結局は行くことにしたのだった。
恐る恐る教室の扉を開けて中に入ると、廊下側の席に座っていた千世ちゃんと目が合ってしまう。
けれど、困惑して固まる私に対し、千世ちゃんは気まずそうに目を逸らしてしまった。
その瞬間、私はあの時、千世ちゃんを深く傷付けてしまったことに今更気づいた。
謝りたい。謝って、また前みたいに笑い合いたい。
そんな思いが静かに私の中に芽生える。
けれど、私の心に小さく、然れども深く根を下ろす怒りが、それを許してくれない。
私は俯く千世ちゃんの後ろを黙って通り過ぎると、おとなしく自分の席に着いた。
千世ちゃんと席が離れていてよかったと、この時ばかりはそう思ってしまった。
でも、そんなことを思ってしまう自分が、同時にとても醜く思えて仕方なかった。
それからしばらく、私と千世ちゃんは互いに口をきかず、目も合わせないような生活を送った。
私と千世ちゃんの仲がいいことは周知の事実であったため、私と千世ちゃんが近くにいることも話すこともないこの状況に、周りの子たちは困惑している。
でも、もうそんなことどうでもよくて、私は罪悪感と怒りの狭間で葛藤しながら、千世ちゃんに干渉されることのない日々を過ごしていた。
そして、千世ちゃんと喧嘩してから一週間ほど経ったある日。
私はなぜか、千世ちゃんに「家に来てほしい」と言われ、千世ちゃんの部屋で向かい合って座っている。
実はもう何分もこうして黙って座ったままで、呼んだ側の千世ちゃんも部屋に入ってから一言も喋っていない。
だから、私はどうしてここに呼ばれたのか、彼女の目的が何なのか未だ分からずにいる。
そして、部屋に入ってから五分ほど経った頃。
この重苦しい沈黙は、千世ちゃんの声によって破られることになった。
『……陽代乃』
『……っ』
おもむろに自分の名前を呼ばれ、私はびくりと体を強張らせる。
あれだけ酷いことを言って学校でも千世ちゃんのことを無視していた私は、きっともうとっくに嫌われている。
きっと、今から「絶交しよう」とでも言われるのだろう。
迫り上る恐怖に身を任せ、息を止めて目を瞑る。
けれど、そんな私に千世ちゃんがかけたのは、全く予想外の言葉だった。
『……ごめんなさい』
『え……?』
突然、私に向かって頭を下げてきた千世ちゃんに戸惑う。
どうして千世ちゃんが謝るの、と訊きたいところだけど、困惑のあまり言葉がうまく出てこない。
『わたしね……ずっと、期待してたんだ。いつも陽代乃は、わたしが何か助言するとそれをすぐ実行に移して、どんどん成長していってくれたから。だからわたしの言葉は正しく陽代乃に届いていて、それで、今回も同じようになるんだと、勝手な思い込みで期待しちゃってたの……』
『千世ちゃん……』
『だから……だから……っ、わたしの言葉が、思いが……陽代乃の負担になるかどうかなんて、全然、考えて……なくてっ……』
涙声でそう話す千世ちゃんの姿が痛々しくて、喉を締め付けるような感覚と共に、私まで涙が出てきてしまう。
(違う!!)
私がクラスメートの前で恥をかいて、その時の悲しくて恥ずかしい気持ちをそのまま千世ちゃんにぶつけてしまったから。
私が千世ちゃんに八つ当たりしてしまったのが全ての元凶だから、千世ちゃんがそんなことを思う必要は全くないのに。
『それで……傷つけちゃって、いつも、偉そうなこと言って、ごめんね……』
『そんなことないっ!!』
衝動的に声を荒げ、叩いた机がびしりと震える。
突然大声を出した私に、千世ちゃんが驚いたように潤んだ目を見開く。
『全然そんなことないよ!千世ちゃんがいつも私のこと大切に思ってくれてて、あの時くれた助言だって本当に私のために言ってくれたものだって、ちゃんと分かってるし正しく届いてるよ!!ただあの時は、私が自暴自棄になって千世ちゃんに八つ当たりしちゃって、心にもないこと言っちゃっただけなの……!だから、だから……』
『……』
『千世ちゃんは、そんなこと思わなくていいの……悪いのは全部私だから、本当に謝るべきなのは私だから……―――ごめんなさい……っ』
私が言いたいことを全て言い終えると、千世ちゃんは俯いたまましばらく黙っていた。
そして不意に立ち上がり、何も言わず私をぎゅっと抱きしめた。
突然、身体を包み込んだ優しいぬくもりに、余計に涙があふれてくる。
『……千世ちゃん……?』
『――……かった』
『え?』
『よかった……!わたしっ、陽代乃のこと傷つけちゃったと思って、ずっとつらくて、心配で、怖くて……』
『ううん、私の方こそごめんね……私も千世ちゃんのこと傷つけちゃったと思って、ずっと怖くて学校でも話しかけられなかったの……』
『そうだったの……?じゃあわたし、陽代乃に嫌われてたわけじゃなかったんだ……』
『嫌うだなんて、そんなことあり得ないよ!私はずっと千世ちゃんのことが大好きだし、嫌いだなんて思ったこと一度もないよ!』
私が一気にそう捲し立てると、千世ちゃんは安心したように『そっか、わたしも陽代乃のことが大好きだよ……!』と言って笑った。
絡まった絆がほどけていく。
私の心に根付いていた怒りはすっかり消えて、靄がかかったようになっていた千世ちゃんに対する好意も、すっかり元の輝きを取り戻した。
私と千世ちゃんの関係も、今まで通りに戻れたようで安堵する。
それどころか少し絆が深まったようで、「喧嘩するほど仲がいい」というのはこういうことなんだなと、私はまた一つ、素敵なことを学んだのだった。
『ねえ、千世ちゃん』
『ん?』
『私ね、喧嘩した次の日に学校で千世ちゃんと目が合った時、もしかしたら千世ちゃんの方から話しかけてくれるかも、なんて期待しちゃったんだ』
千世ちゃんの家からの帰り道、少し雲の多い夕焼け空を見上げながら、そう語る。
『それでね、千世ちゃんも、私が千世ちゃんのアドバイスを聞き入れてくれると期待してたって言ってたでしょ?だから、なんで人間って、すぐ期待ばっかりしちゃうんだろうなー……って思って』
ひと呼吸置いて言葉を続け、博識で頭のいい千世ちゃんなら何か分かるかも……と期待して、隣を歩く千世ちゃんに視線を向ける。
しかし千世ちゃんは珍しく口元に手をやり、難しい顔で唸っていた。
『うーん……それはわたしにも分からないかなぁ……』
『え……!?』
『うん、ごめんね……あ、でも、強いて言うなら―――人間だから、かな』
『人間だから……?』
あまりにも抽象的で分かりにくい表現に拍子抜けして、思わず目が点になる。
それはつまりどういうことだろう……と考え込んでいると、そんな私を見て、千世ちゃんはくすくすと笑いだした。
『そんなに難しく考えなくたって答えは出ないよ、それ以外に理由がないんだから。それに「人間だから」っていう表現、すっごく不明瞭だけど、意外としっくりくると思わない?』
千世ちゃんに言われて考えてみると、確かにそんな気もする。
解のないこの問いにはぴったりな答えかもしれない。
『言われてみれば、そんな気もするね……さすが千世ちゃん、難しいこといっぱい知ってるね!』
『別にそんなことないよ!ただ、わたしは……学んでしまっただけだから』
そう独り言のように小声で呟いて、千世ちゃんは何故か、悲しそうな顔で笑った。
そんな千世ちゃんに、私は何か言葉をかけようとして―――――…………
「……え?」
千世ちゃんの笑顔が、明るさを増す夕陽に融けるように形を無くしていく。
それどころか、一緒に歩いていたはずの遊歩道すらも、ほろほろと音もなく崩れて消えてしまった。
そして私は、気づけば上下左右も分からない真っ白な空間に一人で立っていた。
出口を探そうと一歩前に踏み出すと、何処からか悲しげな女性の声が聞こえてきて、思わず立ち止まってしまう。
『ごめんね……ごめんね、ヒヨノ……あなたをまだ、この輪廻から救うことができてなくて……私が、私たち××が至らないせいで……自分の××××ひとり、まともに守ることができないなんて……っ』
私によく似た、それでいて少し大人びた声の女性が泣きながら言う。
輪廻だとか守るだとか、話が全く分からない。
なぜ私にそんなことを言ってくるのかと訊きたいところだけど、なんとなくそう訊ねられる雰囲気でもないような気がして、躊躇う。
それに、ヒヨノ、と確かに自分の名前を呼ばれたのに、別の人の名前を呼ばれたような不思議な感覚がしてなんだか戸惑ってしまった。
しばらく女性のすすり泣く声を黙って聞いていると、今度は別の女性の声も聞こえてくる。
『いいんだよ、ソレイユ。それは君のせいじゃなく、×××たちのせいだろう?わたしたちが至らないのは事実だけれど……もしわたしたちが万全の状態であったとしても、その力でどうにかできるものじゃないんだよ、この状況は』
『でも……!でも、ルーナの××××まで巻き込まれて、苦しめられているのよ!?それを何もせずに、ただ黙って見ているだけなんて、私たちが存在している意味がないじゃない!これじゃ××としても、あの子の××××としても失格よ!』
そう叫んで、ソレイユと呼ばれた女性はまた泣き出してしまった。
やはり話の内容は途切れ途切れでよく聞こえず、ルーナと呼ばれた女性の言うことも、はっきり聞き取ることは出来たのに内容は全く理解出来ない。
あなた達は一体誰なんですか、と試しに訊いてみるけれど、返答はなく、ただ私の声が白い空間にこだまするだけだった。
そうして、延々とこだまする自分の声を聞き続けて、数分が経った頃。
『ヒヨノ、ヒヨノ……きっといつか、絶対にあなたを救うから……どうかそれまで生きていて、お願い……』
女性のその声を最後に、白い空間も、あの日の遊歩道と同じように静かに崩れていった。
・*・*・*・
そっと目を開けると、見覚えのある白い天井が視界に広がる。
目は覚めたけれど、脳はまだ夢から醒め切っていないのか、私は未だ思考を展開することができずにいる。
無心のままにしばらく虚空を見つめていると、すぐ隣から誰かの焦ったような声が聞こえてきた。
「あ……っ!せ、先生っ!!陽代乃ちゃん、目が覚めました!」
「本当!?良かった……榊林さん、大丈夫?どこか痛いところとかない?」
淡い桃色のカーテンの隙間から、白衣を着た保健の先生が入ってくる。
頭痛に苛まれながらもなんとか上半身を起こすと、目を赤く腫らした蘭定さんが丸椅子に座っているのが見えた。
心配してそばにいてくれたのだろうか。
まだ会って間もない転校生に、そこまで優しくできるなんて。蘭定さんは本当に優しくていい人だな、と思う。
「あ……はい、頭が少し痛いくらいで、他は何ともないです」
まだうまく働かない脳を必死に動かしてそう答えると、先生はほっとした表情で「しばらく安静にしててね」と言って、カーテンを閉めた。
「陽代乃ちゃん、大丈夫……?千世ちゃんの自己紹介の途中でいきなり倒れたから、みんな驚いたんだよ……」
二人きりになってすぐ、蘭定さんが心配そうに私に声をかけてくる。
自己紹介、途中、倒れた……彼女のその言葉を聞いて、こうして保健室のベッドの上で眠る前の記憶が一気に蘇ってきた。
更に、あの自己紹介の後すぐに入学式があったことも思い出して、私は焦ったように彼女に問い返す。
「え……あっ、入学式は!?もしかしてもう終わっちゃった……?」
眠っている間、随分と長い夢を見ていた気がする。
入学式なんて、とうの昔に終わっているかもしれない。
どうしようかと慌てていると、蘭崎さんはそんな私を落ち着かせるように優しい声で答えてくれた。
「まだ始まってから三十分くらいしか経ってないよ。入学式は長いから、まだ終わってないと思う」
「そっか、よかった……あれ?でも終わってないならなんで、蘭定さんがここに……?」
「……あー……陽代乃ちゃんが心配で、無理矢理ここに居させてもらってたんだよね。ていうか……」
蘭定さんが不自然なところで言葉を切り、俯いた……かと思えば、さっと顔を上げる。
「蘭定さん、って呼び方、ちょっと堅苦しいよ!わたしは陽代乃ちゃんって呼んでるんだから、陽代乃ちゃんも藍花ちゃんって呼んで!」
「え……!?あ、うん、藍花、ちゃん……?」
強い口調に気圧されて、言われた通りに名前を呼ぶと、彼女はうれしそうに笑って頷いた。
「それで、ずっと陽代乃ちゃんの目が覚めないか見ていたんだけど、途中から魘されてるみたいに見えて……もしかして、何か嫌な夢とか見てた?もし内容を憶えてたら、聞かせてくれないかな。ほら、夢って、人に話すと正夢じゃなくなるとかなんとかって言うし」
夢、と聞いて、千世ちゃんと初めて喧嘩した時の記憶が、断片的に脳裏を過る。
正直、思い出すのもつらい記憶だし、夢で見た時もかなり苦しかった。
でも、目の前にある蘭定さん――藍花ちゃんの優しげな微笑みを見ていると、不思議とその苦しみも和らぐような気がして。
藍花ちゃんになら、話していいかもしれない。
少し迷った末に、私は夢の内容を少しずつ語り始めた。
もちろん、千世ちゃんと私の関係と、交通事故があった日についても、例の悪魔に関することは伏せて話した。
藍花ちゃんは私の話すことに一度も口を挟まず、時折、相槌を打ちながら、静かに私の話を聞いてくれた。
「……それでね、私、その日と同じように、今日も千世ちゃんが私のこと憶えてくれてるんじゃないかって期待しちゃったんだ。期待しても、期待しても、返ってくるのは自分の望む結果じゃないことは分かってるのにね……」
「陽代乃ちゃん……」
「なんで人間って、期待ばっかりしちゃうんだろうね……期待しても返ってくるものが何もないのは分かってるのに、どうして、期待するのをやめられないんだろうね……馬鹿だよね……」
あの日、千世ちゃんにしたものと同じ質問をしてみる。
答えが出ないことは分かっている。
だけど、千世ちゃんとよく似た性格の藍花ちゃんなら何か教えてくれるような気がした。
下を向いたままじっと考え込んでいた藍花ちゃんは、しばらくして顔を上げると、私の手をそっと握ってこう言った。
「……それは多分、人間だからだと思うな」
「!」
「あ、人間だからっていうのは……その、人間って大勢で一人をいじめたり、何の罪もない人を殺したり、環境を汚したりとか愚かな行為を当たり前のようにするでしょ?まあこれは一部の人に限った話だけど!だから……人間だからっていうか、人間が愚かだから、って言った方が正しいのかな。―――なんか千世ちゃんと同じようなこと言っちゃったね」
てへへ、と少し恥ずかしそうに笑う彼女の姿が、また千世ちゃんと重なってきらめく。
ああ、本当に、藍花ちゃんは―――
「千世ちゃんに、そっくりだね……」
「だよね……!?あー、せっかくカッコ良く決めようと思ってたのに、結局まともなこと言えなかったし……!」
「あははっ……!藍花ちゃんはそのままでも十分かっこいいよ!」
悔しそうに自分の膝をポカポカと叩く藍花ちゃんにそう返し、微笑む。
その後も藍花ちゃんと他愛のない話で盛り上がり、お母さんが私を迎えに来るまで、時は穏やかに流れていった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
気付いた方が多いかと思いますが、なんと今回、初めてキリのいいところで話が終わっているんです。史上初ですよ!すごい!
今回は千瀬の性格や人柄についてよくわかる回でしたね。
千瀬は私が今まで書いた小説の中で一番性格がいい子なので、今回そんな千瀬の魅力を分かりやすく詰め込んだ話を書けて楽しかったです。
そして、夢の終わりに出てきた「ソレイユ」と「ルーナ」という二人の女性は一体何なのか…気になりますよね。
彼女たちの正体については、今後の話の中で少しずつ明かしていく予定です。