第89話 ご褒美は・・・。
神様が気前の良い時は要注意だよ!
その日は久しぶりに外のイベントに参加していたレミ
2日間のイベントで土曜日は順調でした
朝
「今日のお客様はどんな感じ?」と聞いてみたら
【そんなに暇にはならん。】と饒速日尊様がおっしゃって
前日までの予約は3件だったけど
何気に毎時間お客様で埋まりました。
おーー。饒速日尊様の言う事もあっていた!
ただいま 神様の声を聴く練習中なので これは思い込みでは無かった
と言う証拠になるね!良かった( ̄∀ ̄)・:*:
土曜日は特にトラブルも無く。楽しく終わりました。
そして、日曜日。この日はむーちゃんも隣で出店の予定でした。
むーちゃんには
「日曜日にお手伝いしてほしい時間があるからね。」と言われまして。
その時間は当日も予約ありにして待機してましたが
実はその日曜日
予約が1件も入ってなくて ( ̄Д ̄;;
どうしたもんか?と思っていたのさ
朝も
「今日のお客様はどんな感じ?」と聞いたら
【・・・・。要るのか?】と聞かれまして
( ̄□ ̄;)!!
「要るよ! イベントの出店料も掛かっているし、
昨日と今日のご飯代も要るしーー!!」とぼやいたさ!!
【では、考えよう。】
えええーーーー!!!
聞かなかったら今日は集客無しだったのーーー!!???
ひどいっっっ!!
そんなわけで パタパタと2件のご相談が入り、出店料分ぴったり・・・
( ̄Д ̄;;
「ご飯だーーーーい!!!足りないーーー!!」
と叫んでみた!! ら・・・・
もう一人ご相談が入る
「ちょっと、足りない・・・。けど・・・。まあ良いか。」<←おいっっ!
そんなすったもんだを神様と繰り広げながら
隣のむーちゃんの浄霊もお手伝いすることに。
初めは1件だけお手伝いするはずが
何度も呼ばれる ( ̄Д ̄;;もしもし?
どうりで予約が入らないはずだわ。しかも、当たり前だけど一人では浄霊出来ないような
くそ重たいのやら、面倒な仕掛けのあるやつやらが来る訳で・・・。
ちゃんと分かって采配してくるのだろうな神様は・・・と思う。
レミはむーちゃんの指示通りに動くだけなんだけどね。
結界張ってみたり、担当を決めて浄霊したりね
その内 死霊の本体が相談者さんの体内ではなく、外に居る奴もいて
「あー。弓矢が無い! 誰も持ってないよね?」
うん。普通のイベント会場だしねえ( ̄∀ ̄)・:*:
神社の関係者も居ないしね。神社のお弟子さん達は神様から神器を賜っているので
それを使う事が出来るけど レミは持っていないの
と言うわけで・・・レミの出来る事と言えば
「弓矢出せばいいかな?」
「出せるの?」
「多分ね。」
と柏手を打ち、その手の間から弓矢を創造する感じに手を広げる
それを、むーちゃんが受取り 体外に潜む奴に矢を放つ
その様は
「パントマイム」だな( ̄∀ ̄)・:*:
そして
「何?その会話! 普通に会話しているけど中身おかしいから!」とか
外野に突っ込まれる (ΦωΦ) えーーー。
ただしこれは、『使い捨て』なのだ 何度も出せるけど
それを使うむーちゃんのエネルギーがかなり減るので多用出来ないのが難点
そして、次の相談者さんの時には、背中に罠を掛ける事をしてみた。
でも中々上手く作用してなくて
「半分くらいしか 罠にかからないなあ・・・(  ̄っ ̄)」と
むーちゃんがぼやいた。
「残りの半分はどこに行くの?」とレミが聞くと
「心臓かなあ・・・。」
「じゃあ、罠の前にダミーの心臓を作ってみるよ
で本体の心臓はベールで隠そう。」
どうやら良い感じに作用し始めた
ふふふん♪ レミってば頭良い!!
とは言え、急場を凌ぐものだから長くは持たないのだけどね。
そんなこんなで 1日を過ごしていたのだけど
お客さんが居ない時に なぜか出店者が集まってくる
「ココの空気が一番綺麗なんだよね・・・。」
何の事?
どうやらこの日 会場には良くない空気が漂っていたらしくて
勘の良い出店者から「ヘルプ」の要請が入る( ̄Д ̄;;
何で今日に限って?
出店者も何件か入れ替わったし、お客様の層も違っているとはいえ
あまりに違いに 若干私も戸惑う ( ̄Д ̄;;
とは言え 何とか浄霊も済ませて 終わりに近づく
むーちゃんから 本日の浄霊のお手当を頂き♪
夜ご飯代確保!!(●ↀωↀ●)✧ キラーン
ん? でも少し多いような・・・。まあ良いか(≧▽≦)
イベントも終了して 撤収も終わり
後は美味しいビールを飲むばかり!!としていたのに
出店者の一人の今仕舞った商品をむーちゃんが引っ張り出しているではないか!!
「何やっているのよ?(  ̄っ ̄)」
「いや・・・あまりに綺麗だったから 心残りで・・・
もう一度見せてもらったの。」とか言うし
私も開催中何度も眺めていた 大きな天然石を使ったペンダントトップ達
物も素敵だが値段も素敵(;¬_¬)
眺めていたら
「饒速日尊様が出してくれるって。」
「ん?」
「今日のご褒美に足りない分出してくれるから買っても良いって。」
ええーーーー!!!
嬉しいな! とペンダントを首から下げたら むーちゃんが口をパクパクし始めた
「????? 何?」
「その石 エネルギーきついわっ!」 ( ̄Д ̄;;そうなの? <← 鈍感
そして
その石が私のエネルギーと馴染んだ頃に事件が起きる・・・。
どゆこと?
誤字脱字がありましたら・・・
くすっと笑って見逃しておいてください。
感想も書けるらしいので、思いついたら書いてやってください。
あまり矛盾な点とかはないとは思うけど
気付いたあなた! 突っ込まないようにね♪




