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「式神」始めました♪  作者: Remi
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第8話 「無効化」が無効化される・・・

今回は生霊の話しだよ。

夜中の1時半過ぎに目が覚めた

「あれ? このままだと 丑三つ時に目が覚めるな」と

ぼんやり時計を見て思った


そしたら案の定 丑三つ時 2時ちょうどに目が覚めた


「・・・・気持ちが悪いなあ こんな時間に・・・」

と言う訳で

自分の周りに結界を張って寝る


そして

その日のお昼には

レミが殺されそうになる

と言う夢を見る・・・


大きな魔法瓶のような容器を洗っていた レミ・・・

倒して洗っていたはずなのに

その容器がぐぐーーーっと起き上がり

レミは魔法瓶の中に落とされてしまう

そして

上から液体がどんどん落ちてきて

蓋をされてまう・・・

このままだ溺れて死んでしまう・・・


さあ・・・どうする 私・・・


液体は隙間なく注がれた訳ではなく

上の方に隙間があった

とりあえず そこから顔を出し 酸素を確保

とにかく待つしかなくて・・・


レミが死んだことを確認しに

奴は絶対に来る

来る瞬間を逃さぬように

じっと待つ・・・


かすかに音がする・・・

蓋が開いた


目をつむり 死んだふりをするレミ・・・


レミに向かって手を伸ばす気配を感じた所で

かっっ!と目を見開き

相手の腕を掴むっ!


怯む事無く 相手を容器の中に引きずり込む

形勢逆転

相手は液体の中に沈む・・・

レミは

容器の外に脱出して



蓋を閉めた 



目覚めて・・・

「なんだこれ・・・」と呟いたのは間違いないけど

そもそも夢を見るという事自体が珍しい


もしかして

昨夜の

「丑三つ時に目覚めた アレとリンクしているのか?」

まさか・・・



「生霊?」



そして、むーちゃんに確認した

昨日の丑三つ時に目が覚めたのは 須佐之男命様(すさのおのみことさま)の采配


どうやらもっと早くから結界を張る必要があったらしいけど

私が気付きそうになかったので

分かり易い時間に起こされたらしい 


( ̄Д ̄;; お世話かけます・・・


実はこの日

ごっつい「生霊」が飛んできていたのだ


以前から ちょいちょい来ていたらしいが・・・

私には大した影響力も無かったし

オートでのしつけて返還していたので放置されていたのだけど


今回のはちょっと強かったらしく

守る必要があったので

お知らせが分かりやすく来ていたと言う訳

 

以前レミは「鈍感力」「無効化の能力」があると書いたのだけど

いま

何気に「神様からの課題」をさせられているせいで

色々のなものを見せられたり

感じさせられたりしていて

「無効化」が弱まっている

 

そこに「生霊」が来たものだから

守るための結界を張る練習も含めて

こんな事に・・・(泣)


そして

「あと1週間は『結界』を張る事を忘れないでね」と

むーちゃんに言われたので

 (後に確認したら『私こんな事言った?』だって・・・

  言わされたんだな・・・( ̄∀ ̄)・;*:)

事あるごとに結界を張り直してました


私は結界を張る事はできるけど

弱まっているかどうかも 私は自分では分からない訳だし

気付いたら 張る!を繰り返すしかなかったのよね



通常生霊は 霊能者によって遮断されると

飛ばした(ぬし)の元に還ります

そうすると 恨みつらみの念が強いほど

倍返しで本人の所に還ります。


体調を崩すのは当たり前で

その他にも 色々な事が上手く回らなくなります

でもね

生霊という自分の魂の一部を飛ばした相手から

倍の強さで戻るってのは

まだ 「マシ」なんだそうで・・・


お祓いのエキスパート饒速日尊様(にぎはやみのみことさま)が相手だと・・・

生霊は消えてなくなります

つまり


魂の一部が消えてなくなるという事で

「寿命が減るよ」って話です


もちろん

自分の一部と繋がっていた 生霊が突然消える訳だから

自分の一部も欠落するという事

つまり

雑草を引っこ抜くと 下の地面の土まで一緒に付いて来て

地面には穴があくでしょ? それと同じ事になる訳で


その穴をふさぐまでは

体調も復活しないと言う訳です。

「穴をふさぐ」 = 「もとに戻る」訳じゃないよ

寿命は取られたままだよ

そして

その穴が何で埋められるかは 本人次第なんだよ

「良い物」で埋められれば良いけど

「良くない物」で埋めると・・・ちょっと大変


でもね

神様にだって 温情はある訳ですよ

それまでにも幾度か 温情はあって(ココでは書けないけど)


神様からの再配で、レミに

「こうしてご覧・・・」という指示があり

生霊の(ぬし)への温情とも知らず・・・

不本意だったので ぶーぶー言いながら(笑) 

何度か従った訳なのだけど・・・


そこで 相手が

生霊飛ばすの辞めようと 

もうレミに関わるの辞めようと決めてくれれば

まだ良かったけど・・・


むしろ…強さが倍増した~~( ̄Д ̄;;マヂカー

逆恨みか?


なので

レミに結界を強く張り 自己防衛するようにと言われた訳です

今から思うと、結界を張ると言う 練習でもありましたな。

意識して一日に何度も結界を張るなんてしないもん


それから4日ほどした日の朝・・・

夜には出かける用事はあるものの その日はお休みでした

明け方

女性らしい気配の神様から


「生霊と話をしてごらん」と言われます。

須佐之男命様以外の神様の気配を覚えていないので

どなたなのかはっきりとはわかりません


「話し?・・・どうやって?」


「・・・・。」

聞えない・・・(  ̄っ ̄)


自分で考えろって事ね・・・( ̄Д ̄;;ちっっ!


結界の中に入れる訳にいかないしな・・・

んーーと・・・

自分で自分の周りの結界から出ればいいのか・・・


もちろんイメージなんだけど

自分の結界の外に出て

生霊と 対峙してみた


そいつは 最初でっかいなりして 威嚇しているんだけど

がしっっと掴んで おにぎりのようにぎゅっぎゅっと握ってみたら

えらく小さくなった。体長20㎝もあったかな?


小さいそいつに話し掛ける

「もう辞めようよ。」

「そこまで小さくなっているという事は

 本体もタダじゃ済んでないでしょ?」

「もう諦めてよ。このままだと、もっと大変だよ。」


だけど 小さいそいつは

がーーっっ!と噛みつく勢いで 襲ってきた


その一部始終を見ていた 饒速日尊様(にぎはやみのみことさま)


「もう・・・無駄だ。そやつは正体を失くしておる。」と

それは、それは でかい手で

 静かに生霊を掴み・・・




消した・・・。



 ∑ (゜Д゜|||) うわっ!



 妄想の世界かもしれないが 私の脳裏には

 映像として捉えられているので

 流石に 驚くよ



その後私は

目が覚めたものの

布団から起き上がれず・・・


「え?! なにこれ?!」


何が起こったんだろう?と思いつつ

どうにか 起き上がったものの

立っていられない


結局またベッドに倒れ込み

動けない


そこへ 女性の気配がする

「お布団掛けて・・・風邪ひいちゃうよ・・・」

と聞えるけど

腕が上がらない


「む・・・無理です。指先一つ動かせない・・・。」


遠のく意識の中で 思考だけは動く


ああ・・・。私は生霊を「素手で触った」という事か

生霊に触れると こうなるんだ・・・


わあ・・・迂闊だった・・・。

次からは 結界を体にまといつつ 対峙しよう・・・。

なんて 一人反省会を開きながら

どんどん意識が朦朧(もうろう)としてくる・・・


そして

「私、今日は夜に出かけたいの・・・

 その前までに お洗濯は終わらせたいの・・・

 お願い!それだけさせて・・・・」と懇願して


意識が飛んだ ・・・( ̄Д ̄;;(要するに気を失った)


目が覚めると布団は掛けていないのに

身体の周りが温かい

視えない布団が 掛かっているかのようだった

何だか不思議な感覚だった

そして、その後

洗濯もできて 夜にお出かけも出来た


ありがたい! ありがたい!!



その後

(あるじ)むーちゃんに 確認


「視えない布団は

 白山比咩神社の 菊理媛神様の羽衣ですよ」って言われた


何で? 何で 菊理媛神様が? と思ったのだけど

何日か前に


白山比咩神社で ご祈祷して頂いてました

その時に御縁を頂いたようです。

以前から白山比咩神社には何度か足を運んでいた

せいもあるかもしれないです。


「生霊」に触れるって

あんな風になるんだなと

ものすごい体験でしたよ



で・・・

何日か経って気付いたよ 

生霊が小さい状態で触れたからあれで済んだけどさ

一番初めの時に うっかりあれ やったらと思うと

ぞっとするね・・・( ̄Д ̄;;


それを むーちゃん達は日々向かい合っているんだな

改めてすげーーなーーー。と思うよ。


私に体験させるために

その状態を待ったんだろうなと言うのは

何となく分かるね


神様のやる事には そつがない・・・。




誤字脱字は温かく見守ってやってください( ̄∀ ̄)・;*:

感想も書けるらしいので、思いついたら書いてやってください。


あまり矛盾な点とかはないとは思うけど

気付いたあなた! 突っ込まないようにね♪

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