第54話 真夜中のスクランブル(緊急発進)
正義の味方は 真夜中にも出動しますっ!
マヂで勘弁してください 私も生身の人間ですってばよっ!
この日、遅くまで出かけて居て
ちょっとお疲れ気味に布団にもぐりこんだレミ・・・
パソコン業務もままならないので
「眠い・・・。眠い・・・。」と言いながら
パジャマに着替えて
すやすやと眠りについた
20分後・・・
けたたましく携帯が鳴る
けたたましい着信音に設定したのはレミなんだけどな!
何事?
番号を確認するも名前が出ないので誰か分からない
登録してない人・・・?
誰?
電話に出ると
「レミさん・・・夜中にすみません。あきこです。」
前日にカウンセリングをした お客様でした。
「うん。どうした?」
「実は・・・先日相談していた彼が・・・
なんかおかしくなって 恐いんです。
夜勤が終わったら来るって言うので どうして良いのか・・・。
本当に、こんな夜中にすみません。」
つまり
彼がストーカーチックになってしまい
メールの文章が明らかにおかしくて
もうすぐ乗り込んでくるかも知れない
と言う話なんだよね
しかも
向こうから「別れる」的な話を切り出したのに
こちらが
「分かりました」と答えたら 逆切れ
(多分、別れ話を承諾すると思わなかったんだろうな・・・)
眠くて 脳みそ半停止状態だったのに
いきなり稼働させる感じで・・・
話しを少し整理しながら、あきこさんの心に張りつく
「恐怖心」を取り除いてみる
気になるので レミからも式神を送ろうかなと思ったら
式神のルカ(イルカ)が出て来たけど・・・
うーーん。君には荷が重すぎるなあ・・・
むしろ君ヒーリング専門だし
ドラゴンか 生霊はちょっと苦手なんだが多少の楯にはなるだろう
とりあえずドラゴン行くか?と思ったら
いつものピンクドラゴンの横に
光沢のある黒いチビドラゴンが居た
あれ?
いつの間にか増えてる?
そいつは生霊に強いの?と聞くと
どうも そうらしいと言うので
2匹して 守りについてもらう事に
それとは別に 結界も張りました。
これでちょっと 相手からのマイナスエネルギーは
シャットアウト出来るはず。
もちろん自分にも 結界を張りながら
電話もしながらの
同時進行 結構気を使うし 疲れるなこれ・・・
こちらからのアドバイスも含めて
時間が立つと少し落ち着きが出て来たみたいで
彼は、勝手な自己犠牲をして自己満足に浸りながら
彼女にも自分に対する自己犠牲を求めてくるみたいだね
そんな輩の話しは聞く事は無いのです!!
とりあえず
2人きりで会わない事と、もし会うなら外で会う事を勧めた
そして
今居る アパートから直ぐに出る事を勧めて
外に出かける事にしてもらった
幸いお友達も一緒に居るようで、その辺は安心できたよ
深夜営業しているファミレスに
友達の彼氏にも来てもらい 何とかなりそうだなと思い
とりあえず電話を切ったのは 1時半
2時を回らなかったと言う事は 勝算はこっちにあるな
そう確信しましたが
とりあえず 現状の彼女を遠隔でキャッチして
もう一度 結界を張ろうとしたら
真後ろに デカくて気持ち悪い生霊が、どどーーんと立っている
今にも彼女を抱きかかえようとするので
慌てて引き剥がすのだけど、思念が強くて 凄まじくて
本当に鳥肌が立つ思いなんだ
「何だコレ?超気持ち悪いよ (/TДT)/」
でも
触らない訳に行かないから、頑張って引っぺがしてはみたものの
これ。私の手に負えないな・・・( ̄Д ̄;;
誰に頼んだら良いんだろう・・・。うんうん 唸っていたら
大国主命様の名前が浮かんだ!!
ありがたい!! 引き受けてくれるんだ!!
捕まえた 彼の生霊を出来るだけ抑えて丸めて
大国主命様に はいっ!て掲げたら
持って行ってくれた。
ああ・・・。良かった。
やれやれ・・・
やっと眠れる・・・( ̄▽ ̄)=3
もう一度 布団を掛け直し
さて・・・寝るか・・・
ちっ・・・
ちっ・・・
ちっ・・・
ね・・・。
眠れないっっ!!
さっきのごたごたのせいで
脳みそが活性化し始め
目が冴えていて
眠れない
もおぉぉ~~~~!!
明日も早いのよ!!
5時半には起きたいのよ!
早く寝かせて (/TДT)/
昼間に良い事があって ちょっと嬉しくて
喜んでいたのに・・・
いきなり「課題」が飛んできたじゃん
「アメとムチ」なの?????と思わずぼやいたら
そんな訳ないだろう?と
須佐之男命様に言われました。
「課題」と「事象」が入り組んで起きて来て
ややこしいったら ありゃしないっっ!(  ̄っ ̄)
誤字脱字がありましたら・・・
くすっと笑って見逃しておいてください。
感想も書けるらしいので、思いついたら書いてやってください。
あまり矛盾な点とかはないとは思うけど
気付いたあなた! 突っ込まないようにね♪