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はなび  作者: 空百合
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ホームの明かり

最後にウチ上がったのは いつだろう


今年も夏が来た

しかも 茹だるような暑さの毎日

ハンディファン クールネック使っても

追い付かない程 キツイ


乗降者の少ない郊外の駅 仕事帰り改札を通ると暗いホームに ポツンと明かりの点いた待合室

その片隅に2つの影

kissを覚えた高校生の男女が 毎週同じ曜日に愛を確かめていた 

 

完全な2人の世界


一体いつから居るのだろう

1時間に1本の上りの電車をホームで待つ

椅子に座り待ちたいけれど 

ギリギリの時間 到着時間に間に合うように

息を切らしながら走って駅に向かう


気を使う必要はないのに…


遠くから近づいてくる2つのライト


ある日は 下り列車が停車し降りる客も気にせず抱き合っていた

人目を憚るなんてことはしない

彼氏が乗るまでべったり

隣町の子らしい


夜 乗車し向かい側に映る自分を窓越しに見る

疲れた顔

線路のうねりの度に揺れる

乗り心地が悪い

終点まで80分

この車両には3人が乗っている


ふと見上げた吊り広告のポスター 

花火大会の文字

当日仕事を早めに切り上げてホームへ急ぐ

頭だけしか見えない花火を電車が来るまで見ていた



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