#25 睡眠作曲
女優さんと、また会うことになった。女優さんの妹さんと、会うことになった。
妹さんも、高校生らしい。放課後に、3人でデートすることになった。
まだ高校生だから、何も考えずに、ただ楽しむ。それでいい。それでいいんだ。
恋は、一夜明けて、興味が少し出てきたかもしれない。
女優さんの妹だから、可愛かった。ふたりで、ショッピングすることになった。少しだけ、優しくなりすぎた。
でも、笑っていたから、よかった。楽しそうだから、よかった。
女優さんは、音楽が好きみたいだ。妹さんも音楽が好きで、楽器は一通りやっているらしい。そんな話をしていた。
僕はちょうど、シンガーソングライターに憧れていた。一夜づけは、やるのみだ。なんでもやった方がいい。音楽系の一夜づけも、いいかもしれない。
楽器屋さんに入った。妹さんは、オルガンみたいなやつを、簡単に引いてみせた。曲は、童謡だった。
素敵すぎた。うますぎた。でも、動揺はしなかった。
楽器屋さんで、DTMの作曲の本などを見た。一夜づけに、いいと思った。とりあえず、買ってみた。
それから、色んな場所を巡り、デートは終わった。手応えは、あまりなかった。でも、妹さんから、とても楽しかったと、後でメールが来た。
夜、買った本を眺めて、眠りに入った。メイクや料理のときと、同様に。
朝起きると、自然と口ずさんでいた。すごい曲が誕生した。すぐに、録音を開始した。




