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#18 睡眠から大会へ

 あっという間に、決勝大会に来ていた。バイトを始めて、少し経ったところだ。

 高齢夫婦にも、極意を教えてもらったりした。夜にテレビ電話で、聞いたりしてから寝たりした。

 『ハイパーシェフクオリティー』という料理大会だ。緊張するけど、一夜どころではないヤツをやったから、大丈夫だ。


 インターネットで、生配信されるらしい。意識したら、緊張する。でも、カラダが、勝手に動いてくれるだろう。

 僕が持っている、一夜づけの能力は強い。考えなくても、カラダが動く感じのやつだ。

 インターネット配信による緊張にも、対戦相手にも、負けない。


 第一試合が始まる。テーマは何だろうか。

『ハンバーグ対決です。始めっ!』

 この対決内容は、事前に知らされていない。今、みんなが初めて聞くわけだ。

 お菓子を使えよ、お菓子を使え。そう、僕の中の僕が言った気がした。

 目の前にはポテチも、ホタテ干物のお菓子もある。お菓子を使いまくった。ラーメン菓子や、ゼリーなどなど。巧みに使った。


 結果は、満票だった。自分でも、ビックリした。

 試作していないハンバーグは、味の不安があったから。でも、評価されて、嬉しかった。

 厳しそうなベテラン女性料理人が、審査員にはいた。その人が、スタンディングオベーションしていた。僕は笑っていた。

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