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第五話!!!!!!「この世に押し付けられて嬉しいものはたった一つだぞ!たとえ人に喜ばれることでも無理に押し付けてしまえば逆効果だぞ!」

オープニングテーマ『みんなの寧々尻くん!!!!!!!!!!!!!!!!!』


♪みんなのためにやってきた


悪と戦う真っ赤なハート


スーパーヒーロー! \寧々尻く~ん/


第五話!!!!!!


「この世に押し付けられて嬉しいものはたった一つだぞ!たとえ人に喜ばれることでも無理に押し付けてしまえば逆効果だぞ!」


ナレーション「スーパーヒーロー寧々尻 博嗣(ねねじり ひろし)は、

コンビニのアダルトコーナーに立ち寄り、自らの将来について考えていた」


-----


雑誌A「ウフーン」


寧々尻くん「(ちょっと早いけど、今から卒業後の進路について考えておくか…)」

ペラ(ページをめくる音)


雑誌B「アハーン」


寧々尻くん「(職業はヒーローとして、何か収入に繋げていく方法を考えないとな…)」

ペラ(ページをめくる音)


雑誌C「イヤン」


寧々尻くん「(うーん、それならまずはSNSで自分の宣伝をしていくか…。

リスクはあるけど、うまくいけば悪い人間をおびき出して、

倒しやすくなるかもしれない。 それから…)」

ペラ(ページをめくる音)


雑誌D「アン」 雑誌E「アッ」 雑誌F「イクー?」


寧々尻くん「(何にせよ、ヒーローを続けるなら、

まずは私と同じ怪人を敵とする湖城が敵なのか味方なのか、

そこは判断しておかないといけないだろうな…)」

ペラ(ページをめくる音)


丸井 裕理(まるいゆうり・学生・18歳)「寧々尻、エロ雑誌読みすぎ。

しかもめっちゃ真顔じゃん」


寧々尻くん「!!!!!!? 丸井!!!!!? いつからそこに!!!!!?」


丸井「声でかい声がでかい。 コンビニのアダルトコーナーで目立ちすぎ。

やめれよ。 とりあえず、ここで会話すんのもあれだし、

一旦コンビニ出ようぜ」


寧々尻くん「ああ!!!!!!そうだな!!!!!!」



飯島 満里奈(いいじままりな・コンビニ店員・26歳)「ありがとうございましたー

(アダルト本5冊…)」


丸井「(堂々と買いすぎ…てかそのままコンビニ出ずに買うのかよ…)」


-----外に出た-----


丸井「なあ寧々尻、今日の編入生騒動知ってるか?」


寧々尻くん「編入生…?」ピク


ナレーション「寧々尻は転校生的なものと聞くと、

どうにも厄介な新キャラ登場の予感がして警戒してしまうのだ」


丸井「ああ、今日編入してきた甘風くるみって子なんだけど、

最初に自己紹介する時いきなり服を脱ぎだしたらしいぞ」


寧々尻くん「それは確かに騒ぎになるな!!????」


ナレーション「甘風くるみ、その名にどこか聞き覚えがあった寧々尻だが、

その存在を思い出すのはまだ少し後の事だった」


寧々尻くん「ナレさん!!!!!!それは少しネタバレではないか!!!!!?」


ナレーション「あっ、そうかも」


丸井「なんだ急に。 ナレさんって誰だよ」


寧々尻くん「いやなんでもない!!!!!!」


丸井「しかも先生に脱いだこと怒られたら、

『私の肉体美を見てもらうのが一番の自己紹介だと思って…』なんて、

割と意味不明なこと言ってんの。」


寧々尻くん「想像以上に変わった子だな?????!」


丸井「まぁ、初日からこれだからその子、見た目だけはむちゃくちゃ整ってるのもあって、

良くも悪くも学校内の知名度は異常なことになってるよ。

たしか、お前の友達の双刻と同じクラスだったからあいつは知ってるんじゃないか」


双刻「俺は雨音様の裸体以外は見ない主義だ」ヌッ


丸井「げっ、双刻。 じゃあ寧々尻、またな!」


寧々尻くん「ああ!!!!!また明日学校で会おう!!!!!!」


(丸井が逃げるように立ち去る)


双刻「そういえば甘風のことだけど、あの子雨音様のファンクラブに入ってきたよ

初日から雨音様の素晴らしさを理解する姿勢は尊敬に値するが、

俺の記憶が正しければあの子はそもそも今日、雨音様に会っていないはずなんだ」


寧々尻くん「何!!!???」


双刻「怪しいと思わないか」


寧々尻くん「それは何か裏がありそうだな!!!!!!

行方不明だった湖城がどうやって魔法少女になって帰ってきたことにも、

関係がありそうだ!!!!!!」


双刻「いや悪質なストーカーかもしれない、

そうだとすれば雨音様が危険だ」


ナレーション「寧々尻は思った。 双刻が湖城に好意を寄せているとはいえ、

そもそも魔法少女になった理由もわからない湖城もそれなりに怪しいはずなのに、

常に被害者だという前提で双刻の話が進んでいくことは結構モヤモヤするものだと」


寧々尻くん「ところで志記!!!!!

何故湖城と甘風くるみが会っていないことを知ってるのだ!!!!!」


双刻「ずっと雨音様を見ていたからに決まってるだろ。

授業中とかでお傍に居られない時は

同じクラスの奴を脅してご様子を撮影してもらってるし」


寧々尻くん「志記ーー!!!!?」


ナレーション「寧々尻は時々思うのだった。

何故この男は逮捕されないのだろうかと」


双刻「話は戻すが、甘風と話して気づいたんだけど、

あの子はまだ17歳で、本来は高校生らしい。

特別にこの大学に入ってきたらしいんだが…むっ」


寧々尻くん「どうした!!!!」


双刻「雨音様の足音だ。 もう一人、一緒に居るな.

博嗣、隠れるぞ」


寧々尻くん「何故隠れる(グイッ)…ムググ!?」←強制的に連れていかれた


湖城「今日の騒動は、本当なのね…」 唖然…


甘風 くるみ(あまかぜくるみ・17・学生)「確かに普通の自己紹介じゃないけど、

私が一番拘ってるのはスタイルの良さ!

だから言葉よりこっちの方がわかりやすいと思わない?

まぁ常識的じゃないのはわかってるけど…」


湖城「ノーコメントにさせてもらうわ…」 唖然…


双刻「噂をすれば甘風か…雨音様に変な影響を与えたら許さんぞ」


寧々尻くん「!!!!? 甘風くるみ…彼女が…!!!!!!」


ナレーション「その姿は、寧々尻が正義の力に目覚める前に出会った、

あの万引きを命令されていた女子高生であった。

ただし、その性格や言動は寧々尻が心に思い描いていた幻想とは、

遠く離れていた。

そして今、彼女が身に纏っている私服の露出度はあまりにもひどかった。」


甘風「雨音さんだって、もっと肌を出せばいいのに。

露出するのって気持ちいいよ。

男の人から視線いっぱいもらえるし」


湖城「ノーコメント…」


寧々尻くん「(見たところ、怪しいというか、

ただの露出狂というか、別の意味でしか怪しくないな…)


双刻「あの子、わかってないな。

雨音様はむやみに肌を出さないところが魅力なんだぞ」


甘風「ラジットさんだって言ってたじゃん。

魔法少女たるものお色気シーンが重要だって」


寧々尻くん「!!!!! 魔法少女…!!!!!」


双刻「ラジット…それが誘拐犯の名か? 殺…!!!!!」


--------------------ここからがCM--------------------


パンダイン『シャチ! サカマタシャチ!

正義はオルカ! 白黒オルカ!

デラックスエレガントライデント!』


※小さなお子様の手の届かないところに保管してください。


--------------------ここまでがCM--------------------


湖城「くるみちゃん、あまりあの人の名は出さない方がいいわ…

どこで誰が聞いてるかわからないのよ。

もし、下手に知られてしまったらあなたの正体だって…」


寧々尻くん「正体…??????」


双刻「殺殺殺」←ラジットとやらを惨殺するための作戦を思案中


甘風「いいじゃない、とにかく雨音さんも脱いじゃおう……よ!!」

(おもむろに湖城の服のボタンに手をかけ脱がし始める)


(湖城のブラが映る)


湖城「ちょっと、待って、待ってくるみちゃん!?待って」


双刻「え? ちょ」


寧々尻くん「ダメだ!!!!これはいけない!!!!リテイクの準備を誰か!!!!」


甘風「暴れてもダメ。 これが魔法少女のお色気シーンよ!」


(湖城のブラがずらされて先端が露になる)


湖城「」


寧々尻くん「」


双刻「」



~仮面の女「リテイクの準備だぞ」~


仮面女「新登場したからといって、ちょっとハッスルしすぎたのう…。

まぁこういうのは慣れじゃ、せいぜい精進することだな」


甘風「ごめ"ん"な"ざい"…(誰かわからないけどこっぴどく叱られた)」


仮面女「ラジットの奴も変な事を教えすぎじゃ、やりすぎはよくない」


寧々尻くん「助かった!!!!!恩に着る!!!!!!」


仮面女「お前もギリギリだ! スポンサーがつかなくなったらいよいよ終わりだぞ!

気をつけろ!」


寧々尻くん「ああ!!!!!!」


~仮面の女~「ここからは健全だぞ」~


※テイク1と被っているシーンは省略されました


サル怪人エリアン「がおー」


寧々尻くん「出たな怪人!!!!!! 喰らえ!!!!!!

パンダクロー!!!!!!!」ズシャッ


アリーヌ「これでトドメです! レインウェーブ!」バシャ!


双刻「二人共がんばえー」


サル怪人エリアン「やーん」

ガクッ


寧々尻くん「やったな!!!!湖城!!!!!!」


アリーヌ「ええ…! ですがわたくしは湖城ではありません、

わたくしはアリーヌ! 魔法少女です!」


ナレーション「こうして今日もこの世界の平和とこの作品の健全さは保たれた。

寧々尻は今日も明日もみんなのために戦うのだ!

頑張れ寧々尻! 負けるな寧々尻!」


-----


地村 雷斗(ちむららいと・18・学生・元サル怪人エリアン)「強引な展開だなぁ」


丸井「誰だか知らないけどお疲れ様。

お前は何で怪人になったんだ?」


地村「俺の学校の同級生に、

自己紹介の時やたら寒いギャグを盛り込む奴が居てな。

どこ行っても聞かされるからストレスで怪人化しちゃったぽい」


丸井「そうなんだ…まぁまだマシかな…」


地村「マシって…お前の学校どんな変な奴が居るんだよ」


丸井「色んな奴がいっぱい居る」


地村「そっか…誰だか知らないけどお疲れ様」


続く


-----

エンディングテーマ『静かにして…』


♪愛ってなぁに…

憎しみってなぁに…

それを知るには世界は騒がしくて…


-----

次回予告!!!!!!!!!!!!!


予期せぬハプニングをなんとか切り抜けた寧々尻くん!!!!!!

強引ながらもある程度の伏線だけは聞き出すことに成功!!!!!!

甘風くるみの正体の謎に迫る中再び仮面女と邂逅する!!!!!!

仮面女から聞かされる衝撃の事実にさあどうなる寧々尻くん!!!!!!

次回も!!!!レッツアツアツ!!!!!!

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