第四話！！！！！！「応援されているなら応援してくれる人への感謝を忘れてはいけないぞ！応援しているなら応援することを対価に相手に無茶を望むのは虚しいぞ！」
オープニングテーマ『みんなの寧々尻くん！！！！！！！！！！！！！！！！！』
♪みんなのためにやってきた
悪と戦う真っ赤なハート
スーパーヒーロー！ ＼寧々尻く～ん／
第四話！！！！！！
「応援されているなら応援してくれる人への感謝を忘れてはいけないぞ！応援しているなら応援することを対価に相手に無茶を望むのは虚しいぞ！」
(ピンポンパンポーン)
※前回の話数の表示につきまして、
本来第三話であるところを、
誤って最終回と表示してしまったことをお詫び申し上げます
ナレーション「スーパーヒーロー寧々尻 博嗣(ねねじり ひろし)は、
コンビニで購入した夜食で空腹を満たし、そのままこたつで眠りについていた」
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謎の仮面の女「寧々尻よ、随分と苦しんでおるようだな、はぁ愉快愉快」
寧々尻くん「またあなたか」
仮面女「夢の中のそなたは相変わらずクールだな、ほら、
何かわらわに言いたいことはないか」
寧々尻くん「結婚してください、それが無理なら路野綾子の改心をお願いしたい」
仮面女「よっぽど腹が立ったのね…まぁわからなくはないが、
悪を倒す力にもそろそろパワーアップが欲しくなったのではないか？ ほれ？」
寧々尻くん「………必要ない」
仮面女「およ？ 『あの時』はあれほど望んでいたではないか、
スポンサーにも新しい玩具の販売をわらわから頼んでおいたのだぞ？」
寧々尻くん「力を拒絶したところで、
苦しむ人がいなくなるわけではないことはわかってる、
だが、こんなのは間違っている」
仮面女「落ち込んでるのだな…可哀そうに」
寧々尻くん「頼む、
『大丈夫？ おっ仮面女「言わないわよ」む？』って言ってくれないか…」
仮面女「何だ、ジョークが言えるぐらい元気ではないか」
寧々尻くん「元気じゃない…」
仮面女「………」
寧々尻くん「全然元気じゃない………」
仮面女「………………」
寧々尻くん「やっぱり言って…」
仮面女「言わない」
寧々尻くん「結婚しよ…」
ナレーション「寧々尻の心の傷は深かった、
彼は戦いの中であまりにも傷つきすぎたのだ」
仮面女「ま、TV局からも色々言われただろうし、
この作品がメタ系なのも明かしたし、
スポンサーに玩具の資料提供しちゃったし、
新展開でも始めようではないか」
寧々尻くん「いやだ…」
仮面女「せっかく見た目をパンダ風にアレンジして可愛らしくしてやったのだ、
さっさとリア充にでも何でもなって思う存分揉むがよい、
それに」
寧々尻くん「なんだよ」
仮面女「そなたが力を望むきっかけになった、あの小娘に会いたくはないか？」
寧々尻くん「まさか、もう『出た』のか！？」
仮面女「そなたの思う形ではないがな、ほら、もう朝だぞ、起きろねぼすけ」
--------------------ここからがCM--------------------
パンダイン『シャチ！ サカマタシャチ！
正義はオルカ！ 白黒オルカ！
デラックスエレガントライデント！』
※小さなお子様の手の届かないところに保管してください。
寧々尻くん「(なんだ夢か…)」
--------------------ここまでがCM--------------------
ナレーション「仮面の女が夢で言っていたことを思い出しながら、
寧々尻は学校の廊下を歩いていた、
すると、後ろから声がした」
双刻 志記(そうこくしき・学生・19歳)「どうしたんだんだよ博嗣、
いつもの熱々血じゃないな？」
ナレーション「彼は寧々尻の数少ない友人である」
寧々尻くん「志記！！！！！！大丈夫だ！！！！！！
私は今日も元気だぞ！！！！！！」
双刻「お前がそういう時は大体大丈夫じゃない時だ、
ほら、お前が好きなパルピス買ってきたから元気出せよ」
ナレーション「パルピスとは白くて美味しい乳酸菌飲料であるが、
特別に寧々尻の好きな飲み物というわけではない、
寧々尻の好きな飲み物はホットミルクである
だが、寧々尻は双刻の優しさが嬉しかった」
寧々尻くん「恩に着る！！！！！！」ゴクゴク
双刻「ところで聞いてくれよ」
寧々尻くん「なんだ！！！！！？ やけに嬉しそうだな！！！！！！」
双刻「雨音様が帰ってきたんだ」
寧々尻くん「湖城が！！！！！！…？」
ナレーション「湖城 雨音(こじょうあまね)は、
寧々尻とは中学から、双刻とは小学校からの同級生の少女である、
良家のお嬢様であり、
清楚ながら色気のある雰囲気から男子人気を、
上品かつ堂々とした佇まいから女子人気を得ており、
双刻は彼女のファンクラブの大幹部であった、
しかし、彼女は15歳の時、行方不明となっていた」
湖城 雨音(こじょうあまね・学生・19歳)「あら、
双刻くん、寧々尻くん…お久しぶりです、奇遇ですね？」
双刻「雨音様…！ お久しぶりです、貴女の帰りを待っておりました…！」
寧々尻くん「湖城…！！！！！！？」
ナレーション「寧々尻は驚いた、
黒髪だったはずの湖城が今靡かせているのは、
パンダの力を得た寧々尻と同じく、
白の色が混じっていたのである」
寧々尻くん「湖城！！！！！！その髪の色！！！！！？？？」
湖城「ああ…、この髪…変でしょうか？」
ゴキャ(寧々尻を殴る音)
寧々尻くん「志記！！！！！！？何をする！！！！！！」
双刻「(コソコソ)やめろよ馬鹿！
雨音様は…雨音様は…4年間行方不明だったんだぞ…！
どんなストレス人生を歩んだかわからないだろ！」
ナレーション「双刻のその言葉に、寧々尻は少し後悔した」
湖城「ふふ、お構いなく、気にしてませんから、
それではまた、ごきげんよう」
ナレーション「湖城と別れた二人は、
学校を終えた後、コンビニの前に設置されてる椅子に座っていた」
双刻「博嗣、お前のパンダの力ってやつさ」
寧々尻くん「(………)」ピク
双刻「俺もそういうのがあったら、雨音様も行方不明にならなかったのかな」
寧々尻くん「それは…！！！！！？…わからない」
双刻「そうだよな、あの事件、一応誘拐だったらしいけど、
力があったところで実際に雨音様を守れてたかは…わからないよな」
寧々尻くん「それは…」
双刻「なぁ、雨音様はこの4年間どんな思いで生きてきたんだろうな、
どうやって助かったんだろうな、助かった時も辛かったのかな、
もし辛くても出来れば一番辛くない経験だったら良かっただろうな
俺悲しいよファン失格だよなんで俺雨音様を守れなかったんだろ
ファンクラブの中で雨音様に危害を加えそうな奴はみんな
消してきたんだけどな学校の外で誘拐されちゃ
俺にはどうしようもなかったよどうせなら俺が雨音様を
安全なところに誘拐すれば良かったのかな
でも俺捕まっちゃうな雨音様の周りにはもっと雨音様を守れる
奴居なかったのかなそもそも犯人誰だよ早く逮捕されろよ
誰も逮捕して裁いてくれないなら俺が消してやる」
寧々尻くん「！！！！！！待て！！！！！！！
志記！！！！！！そこまでだ！！！！！！！」
双刻「雨音様は俺だけの雨音様なのに！
勝手なことしやがって！
探し出してやる
俺が！雨音様の男だ！」
(双刻の背中のチャックが勝手に降ろされる)
ヒグマ怪人シッコク「がおー」
寧々尻くん「止められなかったか！！！！！！仕方がない！！！！！！
悪の鼓動が私の何かを呼び寄せる！！！！！
この世に悪がいる限り！！！！！！！！
私のハートが燃え滾る！！！！！！
行くぞ！！！！！！」
『待つのです』
ヒグマ怪人シッコク「がお！」
寧々尻くん「何だ！！！！！！？」
魔法少女アリーヌナダリーヌジェーン「魔法少女アリーヌナダリーヌジェーン！
参ります！
誰よりも華麗に舞ってみせましょう！」
寧々尻くん「魔法少女…！！！！？？？？
いや！！！！！むしろ！！！！！
湖城！！！！！！？？？？」
アリーヌ「いいえ！ わたくしはアリーヌ！ 魔法少女です！」
ヒグマ怪人シッコク「がお！ がお！」
(アリーヌの元へ駆け寄っていくシッコク)
アリーヌ「喰らいなさい！ レインウェーブ！」シャパァ！
ヒグマ怪人シッコク「がおー(はぁと)」
ガクッ
寧々尻くん「この三叉槍！！！！！！まさか！！！！！！！」
アリーヌ「ええ、先ほどのCMで紹介していただいたものです」
--------------------ここからが先ほどのCM--------------------
パンダイン『シャチ！ サカマタシャチ！
正義はオルカ！ 白黒オルカ！
デラックスエレガントライデント！』
※小さなお子様の手の届かないところに保管してください。
寧々尻くん「(これか…)」
--------------------ここまでが先ほどのCM--------------------
双刻「はっ！？ 雨音様！？」
寧々尻くん「志記！！！！！！」
アリーヌ「無事に意識が戻ったようですね、それではわたくしはこれで、
ごきげんよう」
(アリーヌの体が液体になって消える)
双刻「今のは…どう見ても雨音様だったよな」
寧々尻くん「どうやら湖城は！！！！！！
私たちが思っているのとは違う4年間を歩んでいたようだ！！！！！！」
双刻「そっか…、良かった」
寧々尻くん「それはそれとして！！！！！！
彼女のあの力は何なのかは謎ではあるな！！！！！！」
双刻「ああ、ミステリアスな雨音様…！
やはり貴女は素敵だ…！
そんな雨音様も…好き…！」
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寧々尻くん「ところで志記！！！！！！
君は色々恐ろしいことを話していたな！！！！！！
私はそれも気になるのだが！！！！！！」
双刻「まぁまぁ、ヤンデレは倒されるとなんとやらって言うじゃん？」
寧々尻くん「頼む！！！！！！友として！！！！！！
君には正しい友でいて欲しい！！！！！！」
続く
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エンディングテーマ『静かにして…』
♪愛ってなぁに…
憎しみってなぁに…
それを知るには世界は騒がしくて…
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次回予告！！！！！！！！！！！！！
謎の魔法少女アリーヌナダリーヌジェーン！！！！！！
彼女がどうやって魔法少女になったのか！！！！！！！
その謎に迫る途中3人目の謎の女が現れてさあどうなる寧々尻くん！！！！！！
そして仮面女の言葉の意味とは！！！！！！
次回も！！！！レッツアツアツ！！！！！！
