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第三話!!!!!!「子供にかけた魔法はいつか解けるがわざわざ解くような事をする必要はないぞ!魔法は解けても夢はいつまでもそこにあるぞ!」

オープニングテーマ『みんなの寧々尻くん!!!!!!!!!!!!!!!!!』


♪みんなのためにやってきた


悪と戦う真っ赤なハート


スーパーヒーロー! \寧々尻く~ん/


最終回!!!!!!寧々尻くん「違う!!!!!!」


第三話!!!!!!


「子供にかけた魔法はいつか解けるがわざわざ解くような事をする必要はないぞ!魔法は解けても夢はいつまでもそこにあるぞ!」


ナレーション「スーパーヒーロー寧々尻 博嗣(ねねじり ひろし)は、

前回の説教のせいで視聴率が下がったことで作中外の方のTV局に呼び出され、

そのスタッフに会う前にコンビニで人数分の焼きそばパンを購入していた」


-----


春居 恵子(はるいけいこ・コンビニ店員・21歳)「お待たせいたしましたー

(カゴの中の大量のパンを見て)!?、多いですね」


寧々尻くん「どうしても必要なのだ!!!!!!

お金はあるので安心してほしい!!!!!!」


春居「多すぎるだろ(は、はぁ…)」


光岡 修二(みつおかしゅうじ・番組プロデューサー・44歳)「おーい寧々尻くん! 来るのが遅いと思ったらやっぱりコンビニにいたか」


寧々尻くん「すまないプロデューサー!!!!!!

詫びの品を購入しているところなのでもう少しだけ待ってもらえないだろうか!!!!!!!!」


春居「えっ、作品の外にいる人じゃん!? なんで!?(いらっしゃいませー)」


光岡「ダメダメ! 偉い人待たせちゃってるんだから! 行くぞ!」


寧々尻くん「ならば清算中だがやむを得ないか!!!!!!店員さん!!!!!!お金はそこのプロデューサーが払ってくれるだろう!!!!!!

さらばだ!!!!!!」


光岡「えぇ、しょうがないなぁ」


寧々尻くん「では作品外の方のTV局へと行こう!!!!!!

トトゥッ!!!!!!」


(ワープ音)


(画面がぐねぐねする演出)


光岡「じゃ、僕も行こうかな」


(予算削減の事情によりさっきの演出を使いまわしする)


-----作中外のTV局-----


ナレーション「こうして寧々尻は光岡Pと共に

『熱々血ヒーロー寧々尻くん!!!!!!』制作の裏と闇の現場にやってきた」


偉い人「遅かったね、寧々尻くん、会いたかったよ」


寧々尻くん「現れたな!!!!!!真の黒幕め!!!!!!」


光岡「こらこら、ダメだよ寧々尻くん」


偉い人「はっはっは、死にたいようだなあ」


光岡「すみません、明日しつけておきますので」


偉い人「今日しつけておきなさい」


脚本家「それではみなさん揃いましたね」


演出家「では、始めましょうか」


--------------------ここからがCM--------------------


パンダイン『パンダ!パンダ!パンダ!?

パンダの力で悪を討つ!

白と黒はっきりつけてやる!

デラックスパンダークロー!』


※リアルなパンダの鋭い爪を再現しています。

※小さなお子様の手の届かないところに保管してください。


--------------------ここまでがCM--------------------


ナレーション「こうしてスタッフ一同による打ち切り会議が始まった。

まずは寧々尻が人数分の焼きそばパンを配り、

残りのメンバーで希望のない視聴率についての原因や改善点を議論した。

前回の話の不評、そもそも第一話から良い反響がなかった事、

そもそも寧々尻が主人公に相応しくないのではないかなど、

様々な意見が交わされたが

まだ話数が少ないからもう少し頑張ってみようと言う者は一人もいなかった」


偉い人「それでは寧々尻くん」


寧々尻くん「なんでしょうか!!!!!!」


光岡「(コソコソ)

やっぱ打ち切りかー、サイコホラーにしては出来が悪すぎるもんなぁ」


監督「(コソコソ)

そもそも熱血サイコホラーってのが無理あったと思うわ」


偉い人「とにかく大活躍してみなさい、番組と共に死ぬつもりで活躍するんだよ」


寧々尻くん「すまない!!!!!!

いきなり大活躍は難しい!!!!!!が!!!!!!尽力しよう!!!!!!」


ナレーション「偉い人の言葉を聞いた瞬間、スタッフ達は絶望した、

一見最後のチャンスを与えられたようにも見えるが、

その本当の意味はこの番組に関わったスタッフ全員、

責任取って命を絶てということを、やさしく表現しただけであったからである」


-----ここから作中内-----


光岡「終わった…」


寧々尻くん「何故暗い顔をしているのだ!!!!!?

偉い人は私達にチャンスをくれたではないか!!!!!!」


光岡「君にとってはね、

君にはこの作品の世界しかないからチャンスだと思えるんだ」


寧々尻くん「???」


光岡「僕には他の番組もある、ぶっちゃけこんなお葬式間近の番組に携わる時間があるならこれからヒットするかもしれない他の作品を制作していたいんだよ」


寧々尻くん「プロデューサー、私はどうすればいい」


光岡「とりあえず活躍するしかないんじゃないかな、ほら、ちょっと待ってて」


寧々尻くん「?! だめだ!!!!!!プロデューサー!!!!!!

それはいけない!!!!!!」


(光岡が背中のチャックを降ろす)


ハチ怪人ミツオカ×10000「がおー」


寧々尻くん「やめろ!!!!!!やめてくれ!!!!!!!」


ハチ怪人ミツオカ×10000「がおー」


寧々尻くん「いやだあああああああ!!!!!!!!!!!!!」


ナレーション「寧々尻の叫びは届かなかった、

本来番組外の住人である光岡は、

作中内の人物と違い倒しても人間には戻らない、

寧々尻はせめて光岡Pが痛い思いをせぬよう、一度の攻撃で倒し続けた

ただ、

沢山の襲い来る怪人を一撃で倒す寧々尻の姿はかっこよかったと評判だった」


寧々尻くん「(プロデューサー…悪とはなんだろうか…今まで倒してきた怪人たちは皆…悪人ではなかった…この戦いに…この力に…意味はあるのだろうか)」


続く


-----

エンディングテーマ『静かにして…』


♪愛ってなぁに…

憎しみってなぁに…

それを知るには世界は騒がしくて…


-----

次回予告!!!!!!!!!!!!!


再び夢の中に寧々尻くんに力を与えた謎の仮面の女が現れた!!!!!!

自らの疑問をぶつける寧々尻くん!!!!!!

翌日彼の友人からある事件の行方を伝えられ

さあどうなる寧々尻くん!!!!!!

次回も!!!!レッツアツアツ!!!!!!

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