生きら…れる?
本日の投稿はここまでです。
俺はマスター、自分と称していたサポートAIのエイダ、そしてここは無人の惑星。
どうしてこうなった。
「私が最適値を選びました。マスター」
おまえかよ!あのなー!おまえなー!どうすんだよこれ!何も出来ないじゃん!
「心配いりません。現に」
ビシッと何か当たって止まる。痛い。
「その礫はちょうど音速で飛んでましたね、重量も正確に1kg、転生前なら死んでいます」
怖っ!主にルビが怖いよ。なんで俺無事なの?
「無事なように作りました。」
おまえかよ!
「その礫も私の自信作です」
だろうな!なんでルビが変わってんだよ!
「そこは『おまえかよ!』ではないのですか?」
うっさい!
ともかくも話を聞くと、俺は成人男性の平均身長、平均的な肉付きにもかかわらず比重が20、つまり体重が1300kg程あり、現時点では呼吸も食物も不必要とのこと。
それで弾丸も受け止められたのね、なるほど。
って、沈んでない?ああ!足に!足に!
「沈みますよ、マグマの海ですから」
じゃねえよこんちくしょう!赤いのそのせいか!
「言ったじゃないですか、ツァーリボンバって。そこら中熔けてますよ。がんばってくださいね。」
結果、負けたね。沈んだ。
「マスター、沈むのは結構ですがその礫、持っててくださいね。後で「マーケット」に出しますから」
そんな事を聞きながら俺はずぶずぶとマグマの海に沈んでいった。
明日は2話投稿します。
10時と22時。