表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/43

月へ

結局金策とか色々でスキル訓練は数年中止したままだった。エイダに言わせれば、月面でやればいい、と。

ストレージは岩石でかなり一杯になって、ミスリルだの何だの、量子脳なんかの一式ももう収めてある。


尻尾はなくなった。体内に上位宇宙トランスポーターがあって、そこでドコマデモ光と繋がってるってさ。


「再来年には隕石が着弾します。ご準備ください。」

エイダが言う。

地熱発電所の返却を連絡して、来年契約終了にして貰った。

評価は星5だ。

『初期の資金源として大きく活用させてもらいました。文句なしの星5です。』って書いといた。


契約終了時の相手からの評価も星5だった。

『安定した電力供給、契約終了時の迅速な連絡、メンテもバッチリでした。このまま他星に貸し出しが出来ます。貴星の発展を祈念しています。』

あんまりやってない。エイダが全部やってくれた。星を育てるつもりもあんまりないので評価が地味に心に来る。


一応自分の周りを分厚い一枚岩で囲い(エイダに加工して貰った)因果で呼び寄せた隕石(これもエイダだ)を待つ。

エイダがいないと何も出来ない。ミスリルの溶岩に埋もれて永遠に地中に埋まってた。精神的にも年代ジャンプしたり、話し相手になってくれたり、心のケアもきちんとしてくれる。


エイダが外界からの映像を見せてくれる。


隕石が落ちてきた。まず、隕石の運動エネルギーを全部奪ってこっちの動力にする。次に、位置エネルギーを奪って相手の位置を下げながらこっちの位置を上げる。そしてこっちの岩塊に触れた所でストレージ行き。最後に隕石の一部をエネルギーに変え、こちらの残り動力とする。


あまりに静かで無駄がなかった。


「いよいよ月ですよ!さようなら冥王代!また35億年後に会いましょう!」


エイダ、俺、何にもやってなかったね?


「そんなことないですよ、マスター。地球に大きな影響を及ぼさないよう、静かに住むことが出来たのはあの地だけでした。あの地でマスターは地球に影響の少ない金策をご自分で立てられましたし、私に気を遣ってくれます。人格の修理だって待っていてくれます。」


エイダが肯定してくれる。前世で得られなかったものだ。それが分かったら涙がこみ上げてきた。俺、ずっと評価されたくて我慢してきたのか。


お互いの傷が癒えたらまたスキルの訓練しよう。


「はい、マスター」

こうして俺達は月へ、35億年の仮住まいへ飛んでいった。

一旦ここで「冥王代」として区切りを付けました。

お盆終わるまでには冒頭に戻りたいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ