独裁者の危険予知
私は独裁国家の三代目。
一代目はカリスマ性があり、二代目は統治能力が高かった。
そして私は危険予知能力に優れている。
東に神童が生まれれば母親から引き離し、西に鳳凰がいれば我が元に引き連れてくる。
臥龍は呼び出し、麒麟児は召集した。
国中におふれを出し、秀でた老若男女は王宮に全て集めてしまった。
記憶力の良い者、頭の回転が速い者、発想力に優れた者、、、
その為【国の人口が】15%【減って】しまった。
しかし私に歯向かう者はもういないだろう、、
早め早めに対処する、、
国の運営に時間がかかろうが金が余分にかかろうが、関係ない。
リスクテイキングに気をつけて【安全第一】をモットーに、、
大量の頭蓋骨のオブジェを眺めながら私は気を引き締めていた。