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金?の力で無双する異世界転生譚  作者: 世難(せなん)
序章 ~『十の権利』~
2/216

創造神の挨拶

19/07/13 本文 段落 修正

20/01/05 修正&ちょっとお試しで描写追加・レイアウト変更











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(……何だ? ……へ? どこ? ここ?)


 覚醒した意識が最初に認識したのは、ぬるま湯のような暖かさの白一色だった。


(……いやいや……いや待て。落ち着け)


 ぼやけた視界で、何一つ明確にならない場所にいきなり放り出されて、それでも状況把握すべく直近の記憶を探る。


(朝起きて……成人式だったな……行って……話聞いて……選挙のなんか貰って……んで……)


 つらつらと思い浮かぶ限りを頭の中で列挙していく。


(終わってから……ああ……あいつらに絡まれたな)


 中学の頃からやたらと絡んでくる三人組が出てきた。


(……? あれ、名前……)


 不本意とはいえ、中学からの付き合いだ。同級生の名前が出てこない事に、違和感を感じた。


(まだ混乱してんのかな……まぁいいや。後回し)


 正直な所、思い出したくも無い奴らだ。何が気に入らないのか知らないが、こっちの顔を見るなりニタニタしながら寄って来る。不快でしかない。


(どんだけ暇なのか知らんが、その日もちょっかい出してきやがって……!)


 名前と顔が出てこないが、その後に起こった事は思い出せる。


 肩を押されて、よろけて、成人式に参加していたであろう振袖の女の子にぶつかった。というより、抱きつくような格好になった。そして、驚いたその娘に突き飛ばされた。


(……あ)


 突き飛ばされた先に、階段があった。


(転げ落ちた……)


 悲鳴とか、罵声とかが聞こえた気がする。


(………………)


 その後の記憶が無い。いくら探しても、それ以降は思い出す事が出来なかった。


(……死んだ?)


 ふと、そんな考えがよぎる。


(いやいや、死んだら考えられる訳ないじゃん。馬鹿じゃねーの。……病院?)


 思考出来る時点で、死亡は否定出来るだろう。記憶が無いのだから、意識も無かっただろう。階段から落ちて、意識の無い人間が行くのはそこだ。


(んじゃ、この白いのは光かな?)


 TVか何かで瞳孔の反応を確認するのに、目に光を当てているのを見たことがある。となれば、ストレッチャーか何かで搬送された所、と見当がついた。


(ここで身体動かして反応返せば、意識が戻ったってわかるんじゃね? とゆー事で、動け!)


 やる事は決まった。懸命に頭から身体へと指令を送る。腕、足、瞼と一つ一つ思い浮かべて命令する。


(……まじか。駄目だ、さっぱりじゃねーか)


 それらしい手応えがまるで得られず、徒労に終わった。


(何故に動かねえ? 神経とかが切れてんのか? ……あれ、ヤバイなそれ)


 階段から落ちた時に、神経か、あるいは脊髄が負傷した可能性を思い描いて、ゾッとする。一切の感覚が欠如しているのだ。半身不随どころか、全身不随なんて考えが頭をよぎった。


(意識のある植物人間とか、地獄なんてレベルじゃないだろ? 家にも相当負担かかるし……)


 自分だけでなく、家族にもかかる負担を思い描いて暗鬱となる。その時、白一色だった周りが『赤』に染まった。


(うぉ⁉︎ 何事だ⁉︎)


 赤から連想されるイメージが脳内を巡る。


ーー警告……警戒……炎?


(……火葬場? いや、ちょっと待て! まだ生きてるって!!)


 突飛で飛躍した考えかもしれないが、外の状況が一切解らないのだ。悠長に構えてなどいられなかった。


(どーする? どーすればいい?)


 何も出来ないまま、焦りだけが肥大していく中で、今度は周囲が突然『青』に変わった。


(……何だ?……水?)


 白から赤に、赤から青に変わる場所? 物? やっぱりライトか何かだろうか?


(……駄目だ、本気で訳がわからん。誰でもいいから説明しろよ……)


 その胸中の呟きが聞こえたのかどうかは不明だが、応じるように響く声があった。



《初めまして、魂の担い手よ。我々は世界の管理を務める創造神だ。この邂逅を歓迎し、祝福する》



 歓迎しているとはとても思えない無機質な女性の声。ホールで機械の音声を再生したような、そんな印象の反響するような声だった。


(おお……なんか聞こえる。誰だよ……って、創造神?……意味不)


 とは言え、事ここに至るまでまるで外の情報を得る機会が無かった。気持ち前のめりになる感じで、聞こえづらい声に集中する。



(……信憑性は怪しいけどね〜)


《まず、今の君達の状況を説明しよう》


(おお、ナイス!)



 今、まさしく欲しい情報。



《今の君達は魂だけの状態だ。前世界での肉体は既に失われている》


(あかん、アウトだ。胡散臭い)



 微睡んでいる耳元で「私は神様です。貴方はもう死んでいます」と、言われても信じる奴はいないだろう。実際信じられない。


(ダメかも知んないな〜……と言いますか、思考すんのは脳味噌さんの仕事であって、魂は考えないよね)


 苦笑交じりに内心で突っ込んどく。医学知識に精通している訳ではないが、パルスだかシナプス信号だかが関係した気がする。つまり、有機的な要因によるものであって、存在すら明確根拠のない魂さんでは力不足なのだ……と、思う。



《本来ならば君達は輪廻に倣い元の世界に転生される筈だった……が、その在り方を歪め、この場に選定したのは、こちらの一方的な都合によるものだ》


(昏倒してる奴の耳元で電波囁くとか……洗脳? 宗教? 俺、今どうなってんの?)



 もはや神様の話はどうでも良かったが、他に出来ることもないので耳は傾けておく。疑問は尽きないが、とりあえず、この状況は自称創造神様の意図した事らしい。



《君達には今までの世界から離れ、これから別の世界に転生してもらう。そして、その世界で導き手となってもらいたい》



 異世界転生なる単語が思い浮かんだ。



(……へー)



 友人に勧められて、その手のジャンルに嵌まった事がある。信用メーターは下限に達しているが、この後何を言うのか、ちょっとワクワクした。



《身体のない魂だけの状態は非常に不安定で、その在り方を歪めやすい。故に、早急に事を進める必要がある》



 そこで一つ区切ると、その後の予定を語り出した。



《君達の意思を顧みずに輪廻から外した代償として、創造神との『十の権利』を与える。……ただし、その魂は輪廻に沿っている為、例外だ》


(……?)



 疑問が浮かんだ。先程から「君達」と表現し、「その魂は例外」とも言った。


(俺以外にもいる?)


 十の権利とやらもよくわからない。



《そして、世界の導き手となる君達には、それぞれ一つの特性を与える》


(特性?……所謂チートの事かな?)



 色々思うところはあるが、ひとまず置いておく。神様とやらの話が終わってから考えればいいだろう。



《与える特性と、十の権利に関しては担当の神に任せよう。双方の創造神には、十の権利で偽りを用いる事を禁じる。私からは以上だ》



 それから暫く、沈黙が続いた。



(……終わりか? 投げっぱなしじゃねーか。なんだかなぁ……)



 ちょっと腰を据えて聞こうと思った矢先の事だったので、肩透かし感が凄い。


(ひとまず、考えまとめるか)


 未だに身体は動かせない。使えるのは頭だけだ。情報提供元に不安しかないが、整理すれば何か発見があるかもしれない。

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