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短編

ハリネズミの復讐

作者: 牧田紗矢乃

点と点は線となり

線は確証を得て槍となった


槍はあたしを貫き

穂先の毒を全身へ流し込む


この槍を引き抜けば

あたしは死ぬだろう

抜かずとも

毒があたしを殺すだろう


どちらへも動けないあたし

槍に貫かれたまま笑う


あたしに突き刺さる槍は

一本、二本と増えていく


それでも

微笑みで槍を突き刺したあなたを受け止める


それがどれほど残酷な行為か

知った上であたしはあなたを抱きとめよう


それが

それだけが


ハリネズミになったあたしにできる

唯一の復讐ならば

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― 新着の感想 ―
[良い点] 私なりにいろいろ考えるのを楽しめる詩でした(^.^) 先に書かれている【槍】を【言葉】に置き換えると…という感想も、うーんなるほど!とうなりましたし。 相手の槍によってハリネズミになっ…
[一言] これは直接的な意味なのか…… または間接的は隠喩なのか…… 色々と考えさせられる作品ですね。 【槍】を【言葉】に置き換えると…… うーん、深いですね。 そんな解釈をしてました。 とても…
2017/12/20 22:21 退会済み
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