お爺ちゃん、銃扱えるの?
ごめんなさい! 凄く短いです、次を考えたら短く……
トイレで今後の事を考えながら、周りの音を聞く。
これからどうするかの、ただ飛び込んでもしょうがないからの……荒っぽい知識と言っても、銃の扱いなんて全く分からんしの。
さっき男にやったのは適当にやっただけじゃ、使ったことも無い。
銃をいざという時の為にスカートのポケットに入れておく。
「恐らくここまで来るのには時間がかかると思うが……長いするのも悪いの」
トイレの扉から顔を覗かせて誰も居ないことを確認してトイレの入口の方に背中を付ける。
なんか漫画みたいじゃの、良くこういうアクション漫画みたいなのを孫は見てたの。
次は……うむ、女子の体を傷つけたく無いからといって、安全にどうやるんじゃろうか?
うむ、この手袋を付けたのも特に意味は無いし……雰囲気的な物じゃ。
入り口近くで背中を付けていると、廊下の奥の方からコツコツと2つ靴の様な音が聞こえてくる。
正直に言うと儂、男と戦うのは気分的に嫌なのじゃが、女性だったらそれはそれで……っと言ってる場合では無かったの。
「あいつが連れてったのここだろ?」
「お前は心配しすぎなんだって……それともみたいのか?」
「そんな趣味はねぇよ、それにしてもやけに静かだな……」
ここのトイレは扉じゃなく、正面で見るとタイルしか見えない様にしてあるからの……何式なのかは知らんがの。
1人の男がこっちに曲がって、見つかる瞬間に手刀で全力で首を落とす。
倒れる音が不審に思ったのか、もう1人の男が歩いてやってくる。
「どうしたんだ?」
「ふっ!」
倒れた男を見つけしゃがんだ所を、蹴りを顔面に入れる。
さてと、これで次はと……。
蹴りで倒れ込んだ男にポケットから銃を取り出して構えると、男は動揺しながらもこちらを見てくる。
「死ぬか、知っている事を教えるか決めて」
「けっ! 弱い嬢ちゃんかと思ったら、飛んだタヌキ野郎だ、な!」
その言葉と共に男が倒れた状態で横蹴りをしてくるのを、後ろに避けて再び顔面に蹴りを食らわす。
なんとも油断ならないの、携帯の場所さえあれば……と言っても警察に連絡しても変わらんか。
ここに3人……という事は、あっちにいるのは残り3人だと思いたいが。
男の下に落ちている銃を広い上げて、ポケット左右に入れておく。
自衛隊でもこんな事はしないのではないかの? 平和に見える世の中が一番怖いわい。
トイレを後にして、エントランスへと足を運んでいく。
次はもっと面倒な事になりそうで嫌じゃわい……。
次は1月23日予定です




