表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
目覚めたら地下室!?~転生少女の夢の先~   作者: そらのあお
禁忌の子
1/83

プロローグ

初投稿です。拙い文章ですが、宜しくお願いします。

プロローグ ~


今日は私、月野小夜(つきのさよ)にとって重要な日だ。

私は小さい頃、親に捨てられ孤児院で生活していた。

孤児院の院長、月野玄(つきのげん)お義父(おとう)さん、奥さんの月野静(つきのしず)お義母(おかあ)さんと呼び、隣を歩いてる親友の月野灯(つきのあかり)や、他の兄弟姉妹と共に大切に育ててもらったの。

孤児院は、都会から離れた場所にあって、自然がいっぱいで、よく皆で駆け回ってたなぁ~近所の人達も、親切にしてくれてたしね。

でも、近くに病院が無くて、行くのに2時間も掛かるのには本当に困ってたんだよ。

だから、少しでもお養父さん達の力になるために、医者になって孤児院の隣で開業するのが、私と灯ちゃんの夢になったの。

今日は夢を叶える為の第一歩になる、医大の合格発表なんだ。


「う~緊張するな~灯ちゃんは緊張しないの?」


「今さら緊張してどうするのよ?今日は結果を見るだけじゃない」


「だって~」


「やれる事やったんだから、あたしは合格してるわよ!でも、小夜はどうかしらね~あんたって肝心なとこでドジるから……」


「ひっどいな~私だってちゃんとやったよ!」


「はいはい。ほら、着いたわよ」


大学に着くと、合格発表を見に来た人達でいっぱいたったので、私達は別れて自分の番号を探してた。

しばらくして、灯ちゃんが私の方へ歩いてきた。


「小夜、どうだった?あたしは当然合格してたけど」


――ポロッ――ポロポロッ


私は、灯ちゃんの言葉を聞いて涙が出てきた。


「えっ、何泣いてんの!?まさかっ」


「あったっ……あったよ~灯ちゃ~ん……ぐすっ…これで、2人でっ……夢が叶えられるねっ」


「まったく、びっくりさせないでよねぇ……だいたい、まだ合格しただけなんだから、これからしっかり勉強しなきゃ……お互いね。ほら、泣き止みなさいよ。義父(とう)さんと義母(かあ)に報告するんでしょ!」


「ぐすっ……うん!」


灯ちゃんにうながされ、お養父さんに電話をかけた。

お養父さんもお養母さんも喜んでくれて、帰ったら皆でお祝いする事になった。

孤児院まで離れてるから、早く帰らないと夜になっちゃう。


「灯ちゃん早く帰ろう!今日は、ご馳走だって」


「ちょと、小夜!分かったから引っ張らないで!」


私達は、急いで駅まで走った……皆が待ってる孤児院(いえ)に帰る為に……でもその日、私は皆の元へ帰る事が出来なかった。………




「……小夜!小夜!しっかりして!!今、救急車が来るから!」


灯ちゃんが、何か叫んでる……あれ?泣いてるの?


「あかりちゃん?……どうしたの?……なかないで……」


どうしてだろう?ちゃんとしゃべれないし……何だか瞼が重くなってきた。


「小夜っ!お願いだからっ!」


「ごめっ……ねむ……」


「ダメよっ!目を閉じないで!小夜っ―――――」


灯ちゃんが何か言ってるけど声が遠くなってきた…ごめんね、凄く眠いの……起きたら聞くから、怒らないでね…………………











読んでくれてありがとうございます。

定期的に投稿していく予定なので、読んでくれると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ