受け入れない死
次の日の朝
突然頭痛が襲いかかるエイト・・・
痛みに耐えきれず・・・唸った・・・
そして
数分後
その痛みは治まった
しかし
何かおかしい・・・
又突然頭痛が起こる・・・・
そしてこの痛みが治まり
再発に至らなかった・・・
「今日という日は何というか最悪な・・・・」
すると
コンコンと扉を叩いて入ってきたのは
親だった
「おはよう」
「・・・」
「気分はどうかしら?」
「うんいまいちね」
「そう・・・明日には退院出来るそうよ」
「明日だって?分かった」
「うん」と頷き
それを伝えただけで
その場から去った
なんだ、それを伝えに来てたのかわざわざ乙と心に問った
それから・・・
ノートPCを取り出しそれに夢中になって
数分後・・・
「あーなんとか終わった・・・」
宿題明後日までだし
終わったから明日は十分久しぶりに遊べるな・・・
すると誰か扉のガラス越しに影が見えた・・・
なんだろうと不安が自分のどこかから込みあがってくる
その後
消えていった・・・
そういやぁ明日なんか起きるんかなぁと
頭で一杯だった・・・
気分変えに今日もあの人と・・・
と思ったら
その人の部屋へ行ってみると・・・
そこには
なんと人だかりが・・・
エイトは落ち着いていられず
「どうしたんですか」と近くに居る看護婦さんに聞いた
すると
看護婦さんから衝撃な真実が伝えられる
「そうですね、あの薫さん今日の早朝に亡くなられたの・・・」
「えっ、うそだろ?」
「はい・・・」
話している最中に突然薫の親からエイトに話しかけた
「貴方・・エイトさんですよね?」
「ぁ・・はい・・・」
「そう・・・彼女の事・・・ありがとう」
「・・・」
心のどこかで我慢していた
その涙が
目から出てしまった
「どうしてだよ・・・」
「・・・」
周りが沈黙し始め
その日は
暗い一日になったのである。
次の朝
医者がやってきた
「はい問題ないですね、でも1つだけ・・・
気持ちが沈んでますね」
とそこへ話しかけてきた看護婦さん
「この子薫の彼氏だったんですって」
「なにぃ・・・」
「それで沈んでるんです」
「そうか・・・」
納得した医者は
エイトに話しかけた
「大丈夫・・・薫はきっとどこかで君を見守っているから」
「本当に?」
「あぁ、看護婦さんに聞けばわかるさ」
「わかった、聞かせてくれ」
「わかったわ・・・
薫さんは亡くなる直前にこんなことを言い残してたの
エイトさんにごめんなさいと言ってください
と言われたの
どうしてかというと彼女は昨日まで元気じゃなかったでも
貴方が居たから1日だけ笑顔になれたことがなによりもうれしかったの
・・・だから・・・彼女を許してあげて」
「ウグッ・・・」
もう止まらない涙
そして
悲しき退院となったのである。
時に・・・
既に始まっていた、
その帰り、その時起きた・・・!
沈黙しながら道路を歩いていると・・・
「マッテタ、コレガウンメイダ、サァハジメヨウ」
どこからもなく聞こえてきた・・・
「なんだよ・・・」
すると突然・・・
周りが光に包まれ
やがて見えなくなった・・・
気づくと
「ここは?」と不思議そうな顔をしながら聞いた
すると答えてきた・・・
「ココガ ハジマリノマ ススムガヨイ」
一体なんだろう?と思いながら
「この道をか?」
と聞いた、すると・・・
「ソウダ、コノシケンヲクリアシタトキハジマルノダ」
と言いそれだけで
その後途絶えた・・・
「おーい」と叫んでも誰も声がしない・・・
仕方なく
動くほかにないと考え・・・
足を迷わずに動かし
進んだ
ってかこんな道通れるのか?
向こうに渡りたくても渡れない
なぜなら
その先には崖が立ちはかだっていた・・・
しかも、橋もない
どうやれば進めるのか・・・
と考えていると、もう落ち着かなくなった自分は
「落ち着け俺・・・落ち着くんだ、考えろ俺よ・・・」
と自分の心に聞かせた、すると!何やら思いついた
もしかして渡れるかも!?
その方法とは!?
見えない道があるのではと・・・考えた・・・
その結果
一か八か賭けで失敗は許されない
そして!渡ったその瞬間!
見えない床の上に立っていた。
奇跡が起きたと言いようがない
このまま進もうとしたが、
「このままいくか!いや、落ち着け・・・・これは一段階のはずだ・・・」と
慎重に渡った・・・「やはり曲がったり真っ直ぐだったりするな」と小声でぼやいた・・
遂に
第一難問を見事突破したのである。