いま、つたえるよ。
真っ白な紙に、
真っ白な色鉛筆で、
「だいすき」
ってかいて君に渡した。
君は困惑した顔で私を見たんだ。
私はそれを精一杯無視したんだ。
頬が緩むのを必死に堪えながら。
「ごめんね」
君が最期に残した言葉。
私に渡してくれたノートに書いてあった言葉。
私は必死に涙を堪えながら君に言った。
「謝らないでよ。ばか」
君はそれを聞いて少し笑った。
そしてそのまま目を閉じた。
私の頬を涙が伝った。
君はもう、帰ってこなかった。
必死に堪えていた涙がぽろぽろ落ちた。
君の頬に当たって落ちた。
君が泣いているみたいだった。
何回も君の名前を呼んだ。
だけど君には届かない。
涙が飛んだ。
雨が降ってきた。
空も泣いていた。
ずっと言えなかった。
けど、今なら言える。
「だいすき」
純愛が書きたいなぁと思い、書いてみました。
これが私なりの純愛です。
「死」ばかり書いてますね;