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ステラは冒険者志望

「杖、回復薬、バッグにハサミ、ナイフ…あとあと…」

 夜中、とある宿屋の一室にいる白髪の碧眼の少女、ステラは荷物の確認をしていた。

 明日は昔からあこがれていた冒険者になるんだ!ちゃんと準備しないと!お金をためて、いるものいっぱい買った!…けど、これどれがいるのかな?怪我したら大変だしポーションは欲しい…でも魔法でいくらか傷は治せるし…でも魔法使えなくなるかもだし…薬草の採取はハサミ?ああいや袋もいるよね?退治したモンスターはどうしよ?魔石は?あ~まとまんないよ~!

 広げては直しをステラは繰り返す。


~数時間後~


「よし、こんなとこかな?」

パンパンに詰まった大きなバッグにはステラ厳選のいるものと明日のワクワクがいっぱい詰まっている。

「早く寝て、明日は冒険者デビューだ!」

蝋燭を消してぐっすりと眠る。ステラは夢の中で仲間と冒険をし、モンスターを倒し、宝箱を見つけ、海を渡るのだった。


 ぱっちりと目が覚めたステラは顔を洗って髪を整え、身支度をして、神官装束に身を包み、身の丈の半分ほどの大きなカバンを背負い、酒場を目指す。

 冒険者は酒場で依頼を受けるんだ!そういうものなんだ!

 重い荷物と軽い足取り。差し引きわくわくが勝って軽い足取りの勝利といったところ。小柄なステラの後ろ姿は街の中では荷物がぴょんぴょんと跳ねているように見えた。


 酒場には冒険者がいっぱいいた。冒険者じゃない人も依頼を出したり食事をとっていたりしていた。豪快に昼からお酒を飲む冒険者、いろんな武具を身にまとう冒険者。自慢げにモンスターからのドロップアイテム…?(あの大きい豚さんの頭が?)を担ぐ冒険者もいた。

 そして冒険者が依頼を眺めるボードがあった。


「街道の護衛:護衛日数2日。銀貨20枚」

「雪山の遭難者の捜索:発見時報酬:金貨200枚。遭難者生存で追加報酬」

「郊外の屋敷の亡霊退治:銀貨30枚」

「採集した薬草買取」

「未開の遺跡探索:護衛日数1日。金貨10枚」


 すごい!これが冒険者の依頼ボード!初めて見た!ドラゴン退治…は無いかな?でもでも!すごいすごい!物語で見たものがいっぱいだ!

 いろんな依頼を眺めているステラのキラキラとした視線の先には

「炭鉱のゴブリン退治:1体につき銅貨1枚」という依頼があった。

 ゴブリンってあの無限にわいてくるっていうあのゴブリンだよね?子供でも倒せるっていう…

 少し考えてステラは街から近い炭鉱の場所を思い出す。

 準備もしたし魔法も覚えた。いっぱい練習もした。

 ここからなら多分…あそこかな?今日中に行って帰ってこれるね!

 依頼を眺めるステラに声をかける二人がいた。

「君、冒険者になりたいの?」

「僕らも冒険者になりたいんだ!」

 同じくらいの年齢かな?たぶん13くらいだよね?

「あなたたちは?」

「僕はエッジ。こっちはビスク。僕らは今日初めてここに来たんだけど二人じゃ心細くって…」

「よかったら一緒に冒険者やってみない?」

 同じ年齢の冒険者がいるんだ!そう思うとステラのわくわくは更に大きなものになっていった。


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