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ポニ子と行く!五七五のサバイバル

掲載日:2025/12/13

なろラジ大賞参加作です。


「由美、こいつと一緒に旭川で半身揚げを買ってこい」


 不意にそう言われ戸惑う私。


「なんで?」

「予算は一万円だ」


― 話聞け!肉喰いたいならセコマ行け。


「いや、なんでさ?」

「こいつと一緒にな!」


 混乱する中、どこから連れてこられたかは知らないが目の前にいたポニーとに旅立つ私。


― なぜポニー?行けというなら、行くけどさ?


「いや行くけどさ」


 ポニ-とのサバイバルが今まさに、始まったのである。


 そう言いながらポニー、改めポニ子に飛び乗った。


― 相棒に、疑問を抱え、いざ出陣。


 最初は順調な旅路。と思ったら、ふらふらと横道に逸れるポニ子。


 まさにサバイバル。


― 横道に、逸れてまったり草をはむ。


 暫しの朝食タイムに満足したポニ子を誘導。なんとか国道に戻り進むが、暫くするとまた立ち止まる。


― プルプルと、震えるカラダ、便意かな?


 慌てて横道へ。


 そして歩き出して二時間。


 またも横道にそれるポニ子。


「そっちはラブなホ…」


 ポニ子は暴走。御休憩。


― 御休憩?ポニ子と一緒、5000円。


 無駄金を使ってしまった。予算は半分に。


― 変なこと?いやないからね?ポニ子だし。


 ポニ子を引きずるようにして国道に戻る。


 昼食を買いに立ち寄った道の駅にて、3000円のブランド人参を見つめるポニ子。


「いや無理だって」


― おーい待て!そっちの奴は、買えません!


 一袋500円ので我慢してもらう。


 旭川到着。


― 半身揚げ、ついでに夜食の唐揚げを。


 ご指名だった店で半身揚げと唐揚げを無事購入。


 無事目的を果たす。


― 肉抱え、ポニ子と共に、帰路の旅。


 帰り道。


 肌寒くなってきた中、順調に歩き続けるポニ子。


 無事帰ることができるか?と思ったら、またも道を外れラブな…


― いや待って!帰りの休憩、無理すぎる!


 ポニ子の暴走をなんとか阻止。


 コンビニの駐車場で野宿。


― おいお前、冬なら100パー死んでるぞ?


 じっとりとポニ子を見る。


 だがポニ子は私を無視して膝を折り眠っている。


 翌朝、ポニ子に頭を齧られ起床。


― 朝になり、ポニ子と一緒にコンビニへ。


 無事残金でコーヒーとポニ子用のサラダと水を買うことができた。


― 所持金が、ピタリと無くなり、帰り着く。


 家に着くと、ポニ子と目が合った。


 「お疲れさん」と声をかけられた気がした。


 予算の一万円は使い切ったものの、無事生還。


 半身揚げと唐揚げを父に手渡し、無駄な時間と思い出を抱えた私のサバイバルは終わった。


― わからない、ポニ子は結局なんなんだ?


 疑問は尽きない。



 おしまい


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