表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第一話 接敵

いつもとは違う異世界

ガタンゴトン、ガタンゴトン、馬車が乗っている人より楽しそうに揺れている。俺は「ピクニック前の子供か!」とツッコミたかったが、一人でやると悲しくなるのでやめた。


俺の名前はユウキ、商人兼収集家だ。俺は今、今住んでいる町フランツからカイフクソウを取りに来た。カイフクソウとはそのままの意味で回復薬に使う。覚えやすくて良いね。これを売り今夜の飯と宿そして、”H”なところにと行きたいが行ったら次の収集の資金がなくなり野たれ死ぬから行かない。行ったところでこの辺の町じゃオークみたいな奴しかいないし、可愛いと思ったら詐欺なことが多い。また全財産無くなるのはいやだ。


「は〜、株式の審査通らないかな、通ったら少しは楽できるのに。まあ、無理だけど」


といつもの決まり文句を言いながら帰っていた。まだ、その時は平凡だった。そのときまでは


森の近くの道を走っていると聞きたくない声が聞こえた。

「んhljcflhbfg3ぅhふぇcbじぇhcうbl3bhc」


「お前らも好きだな人を襲うの」

声の正体は緑の体に返り血のシミが咲いている”ゴブリンだ”


こいつらの狩はまずコロニーのメンバーで人を囲む、そして”何もしない”そう動かないのだ。そうすると人は混乱する。なぜ襲わないのだ?と。

人は混乱すると思考能力が落ちる、そこにゴブリンの圧も加わりさらにおかしくなる。一般の頭で考えたら逃げると思うがそうは行かない。なぜか逃げずに降伏するように泣くもの、歯向かっていき3〜4体で抑えられるものが多い。人間相手に正面に戦ったら簡単に負けるので考えたのだろう。タチの悪い作戦だ。


「のyがcbはおblcあbhcかvhhcKB絵ljんlfjなじぇあんfばwjlfjbvhgwv」


「今日のは良い女なのか、しかも美人ときた。俺様が助けに行ってやるぜ」と虚言を言った。


あいつらは捉えた人を殺しはしない。男はナイフの的当てにでも使われるか、奴隷にされる。女はまずゴブリンに回されて飽きたら子供を産まされて人の数を増やす道具として使われる。最低と思うかもしれないがこれが弱肉強食の世界だ。


「だれ、、、、か、、たす、、け、て」


襲われている奴が助けを求めている、しかし助けに行くと自分も襲われるので強くない限り行かない。


俺はいつも通り無視して先に行こうと思ったが少し女が見えた。俺は釘ずけになった。


「なんだあの白い服あんなの王族ぐらいしかきれないぞ、しかも足の周りにズボンが浮いているように見える

、しかし上着に付いている紋章、あれどこのだ?見たことないぞ」


「三文芝居してる暇はないか、あの女神、こんなとこ突然、落として、強い能力も説明なきゃ使えないわよ!」


「気が動転して変なこと言ってるぞ、あの女」俺は足を止めて見ていた。


「このままだと、異世界最速RTA更新してしまうー〜ー」女は発狂した。


「bckゔぁhvcgqhkqwjgv」


「rta?なんだそれ、聞いたことないぞ。あとゴブリンそれは流石にひどいだろ」


「あ、そこの人助けてくださーーーーーい」ゴブリンにもみくちゃにされながらなんともないように叫んでいる。


怖っ、俺はそう思った。あの年であの攻撃を耐えるのはすごいな、しかもゴブリンが本気で全員で襲うところ初めて見た。


「あれ聞こえてない?なら仕方ないかゴブリンくらいどうにかなるでしょ。」

「なんか魔法出てー」 


リーーーーーーーーーン


「あれは氷魔法か、しかもプレナイト級か。辺り1面凍ってこの寒さとは王国騎士隊の幹部クラスかよ」


ゴブリン達は一瞬で凍ってしまった。氷の楽園の中に少女がおもむろに立っている。空を見つめるその目の中は、悲しみと喜びが混ざった吸い込まれるような色をしていた。そこに吸い込まれる一人の男


「お嬢さんお名前は?」


「猫異 冴起......です。」さっきの威勢とは裏腹に静かだった。


「私は日本からきました。ここはどこですか?」


日本?そんな国ないぞ、どういうことだ?しかも名前の言い方は極東のあの国のじゃないか。こいつ死にたいのか?とりあえず話を聞こう

「ここはフランツ町から森に向かう道です。あと日本ってなんですか?」


「日本は遠くにある国です。知らなくて当然です。」


「ありがとう、教えてくれて」


「いえ、普通のことです」

「・・・・・・・・・・・・・・天気いいですね」


なんか天気のこと喋り始めたぞこいつ。何がしたいんだ一体?まさか天気操れるとか、か


「あっ、そうだ名前教えてください」


「私だけ聞くのも悪いですね、私の名前はユウキ-シューベルトです。」


「いい名前ですね、シューベルトってどっかで聞いたことある気がする」


「気のせいですよ、それよりこのあと私の宿にきませんか?行くあてもないように見えますし」


「何かありそうで怖いのですが、大丈夫ですか?」


「あなたには欲情しないので大丈夫ですよ」

何かあったらこっちが氷ずけになるわ、その貧相な体でよく言えるなこいつ。メンタル強すぎる


「では、よろしくお願いします。」


ここから歯車が狂い始めたのだった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ