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第捌種接近遭遇ガールミーツビースト - 8
それからも、私は同じ通学路を歩いて学校に通った。
けれどももう二度と、あの不思議な霧に遭遇する事はなかった。
適当にぶらついてみても、時間を調節して狙って訪れてみても。
2週間くらい間を空けて訪れてみても、数日間連続で訪れてみても。
もう二度と、どこにもコンビニの眩しすぎる輝きは浮かんでこなかった。
大学に合格し、実家を離れる最後の日の夜、もう一度だけ、私はあの道を訪れてみた。そこにはやはり、3年の間通い続けた馴染みの通学路が、何も変わらずにひっそりと続いているだけだった。




