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僕らの冒険2  作者: じっつぁま
襲撃
40/61

40話



季節は秋が終わり、そろそろ冬の時期がやってきた。


あれからジュンイチは、楽しい学校生活を送ってきた。

ガイアの世界に行き、レーコにステータスの相談をしに行ったのだが、彼女たちはサマルカンドの世界に行ったそうで会えなかった。仕方がないので、自力でステータスをセーブしながら生活を続けて行った。まあ、何とかなるもので、少しずつ失敗は少なくなってきた。時折体育の授業で高く飛び過ぎた事や、授業中に鉛筆を何本も折って、そのたびにクラスメートの注目を集めたことはあったが、変な噂が流れる前にリョウがどうにかした様だ。本当にリョウさまさまである。今は、ほとんど失敗をすることはなくなった。


DQN3人組も、あれから素直に応援団グッズを整え、教師に応援団を設立することを告げて、応援団の活動を続けている。その為、もはやジュンイチに絡むことはなくなった。運動場の隅で、大声で「綾波様ーファイトー」と叫ぶ姿をまんじりとした横目で眺めながら、帰宅するジュンイチであった。


クラスメートとは最終的に数人と打ち解け、リョウがいない放課後などに教室でだべる機会も多くなってきた。最近のアニメやリョウとは話せないH系の猥談など、並みの高校生活がおくれることに満足しているジュンイチであった。


ただ1つ、不満なことは、思いっきり力を出せないことであった。

日本で空なんか飛んだ日には、目立つことはこの上ないだろうし、飛行機が飛んで来るのにぶつかってもしょうがない。うずうずする日にはガイアへ行き、久方ぶりのフライアウェイを楽しむこともしばしばあった。


そんなのほほんとした生活を続けているジュンイチに、久しぶりの連絡があったのである。


「ジュンイチー、聞こえる?レーコだけど、ちょっと話があるからファミレスに来てくれるー?」


最初は空耳かと思っていたが、どうもカウンターから流れてきている様だ。カウンターは目立つため、リストバンドに隠していたのだが、その為聞き取り辛かったようだ。


「あー、レーコか。どこに行けばいいの?」


「あんたんちの近くのファミレスに来てるの。財布持参で集合ねー」


「は?なんで財布持参なの?」


「いや、私たちがこの世界のお金を持っているわけないでしょ。もう注文しちゃったから、1万円持ってやってきて」


「はっ、ふざんけんなし」


なんで僕が払わなきゃいけないんだと憤慨したが、リストバンドに怒っている姿は異様である。すぐ周りを見渡し、観念してファミレスに向かうジュンイチであった。


「久しぶりー、ちょっと話があるの、座って」


「ジュンイチ、久しぶり。少し込み入った話なんだ」


「・・・ああ、久しぶり。こっちも少々頼みたいことがあったんだ。まあ、おごってあげてもいいけど、僕の要望をかなえてくれたら聞いてあげてもいいよ」


「んー、なーにー?お金以外だったら聞いてあげるわよ」


「いや、日本に帰って、ステータスが上がり過ぎたんで生活しづらいんだ。日本で過ごす時に、ステータスを下げることってできる?」


「あー、そんなことは簡単よ。それ専用のカウンターを作って置くわ。500万でいいわよ」


「あー、そんな金はないから交渉決裂ね。帰るわ」


「いやいや、冗談冗談。100万でいいわよ」


「100万ジェニーでいいってこと?それとも100万G?100万円はないよ」


「んー、まあ大目に見て、どれでもいいわよ。それじゃあ交渉成立ね。じゃあ今度はこっちの話を聞いてくれるかしら」


それからレーコは淡々とこの1か月の間起こった話を始めた。

サマルカンドに1000年前の話をされたこと、リオンという極悪人が生きていること、その為またサマルカンドの世界に赴き情報集めをしたことなどをかいつまんで話していった。


「今はドラゴン族の村に門を作ったの。あそこの族長にリョウの仲間だと納得させるのに時間がかかったけど、リョウのプロマイドを渡したら一発だったわ」


「いつ、どこでそんなものを手に入れたんだ?」


「えっ、ジュンイチも欲しければ上げるわよ。結構いい写りだったし、かわいいわよー」


騙されるもんかなどと思う気持ちは一瞬で消え、100万G上乗せで写真を手に入れたジュンイチであった。


「ドラゴン族の族長なんか、神棚みたいなものを作って祀ってるのよー」


リョウは神であった。ジュンイチも納得できる部分があった。DQNもその内作るかも知れないなーなどと思ってしまったのであった。


「ごほん、その話はそれくらいにして、それで頼みってのは何?」


「そうそう、その話をしに来たのよねー。まあ、デザートが来たからそれ食べてゆっくり話すわ」


「まだ食うんかい!」


一向に進まない話にいらいらしながら、頼んだジュースを飲むジュンイチであった。

要するに、リオンを抹殺する手助けをして欲しいということであった。ただ、未だにリオンの情報があまりつかめていないため、実行はもう少しかかるということであった。


「もう少ししたら冬休みでしょう?それにあわせて作戦を実行しようと思うから、時間開けといて」


「うん、分かった。ところでレベルアップしなくていいの?」


「うーん、予想される実力はかなりのものになると思うから、後10か20レベル位あげといてくれた方がいいけどね」


「じゃあ、時間を見繕ってリョウとレベル上げをしておくね」


話は佳境を迎えた様であった・・・



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