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僕らの冒険2  作者: じっつぁま
救出作戦
34/61

34話



「ジュンイチ様達、助けてください。サマルカンド様が護送される様です」


会合1番バンダルからの報告は、サマルカンドの危機であった。

囚人護送は通常の場合、処刑を意味する。最近重罪人が運び込まれたという情報はなかったので、サマルカンドの処刑の為の輸送と考えられるのであった。


「まあまあ、落ち着いて、それで護送の日はいつなの?」


「それが、あと4日後の事なのです。時間がありません」


「結構急な話ね。護送場所や方法なんかは分かったの?」


「頑張って集めた情報によると、王城に護送した位の規模で北東へ向かうということでした」


「北東って、処刑場なんかあったっけ?」


「なぜ、どうしてという疑問が飛び交っていたのですが、理由は定かではありません。移動コースも極秘だったので、最終場所も確認できませんでした」


「・・・分かったわ。とりあえず後3日、もう少し情報集めね。ユーマ、動ける?」


「ああ、いいよ。ようやく今のステータスに慣れたところさ。情報集めもうまくできると思うよ」


「とりあえずバンダル、ユーマの為の兵士の服を用意して。明日からユーマは王城で情報集めをお願い。ジュンイチはハンター協会からこの世界の地図を買ってきて。私とケーゴは周囲の聞き込みと、救出の作戦を練ることにするわ」


こうして、サマルカンド救出作戦が始まったのであった。

翌日ジュンイチは、早速ハンター協会へと向かった。この世界でも印刷技術は割と発達しており、普通の地図であればそんなに値段はしないのであるが、世界地図で起伏もついているものは需要も少なく、50万Gもした。レーコ達は午前中から居酒屋に行き、情報収集するのだそうだ。飲んだくれるなよと言うと、失礼ね!と憤慨したので、まじめに仕事をする気だろう。


そしてユーマは、前日からバンダルと共に王城へ向かった。


『瞬歩とストレージを使って情報を集め、ここに来たのはいいけれど、この部屋は誰の部屋だろう?』


話しをしている人が居れば、その陰に隠れながら情報を得つつ、王城の奥へとやってきたユーマであった。作戦会議の会議室で聞き耳を立てて、その中の身分の高そうな人物を尾行して、この立派な部屋へと至ったのである。周囲を見回すと、この世界の時代の物の中に明らかに古そうな調度品などが混ざりこんでいた。痕跡を残さない様慎重に調べ物をしていると、ドアの向こうから足音が響いて来た。ユーマは部屋の影に首まで隠れるのであった。


かちゃと言う音がして、扉が開かれた。


「リオン様、3日後の囚人のデータは教えてもらえないのですか?警備上、かなり都合が悪いのですが」


「隊長殿、護送車の中はわしに任せておいて下され。周囲の警備を普通通りに行ってさえ頂ければ、特に問題はなかろう」


「行き先さえ旧ダークエルフの集落方面としか聞いておりません。これでは、道中の警備しか万全に行えません」


「いや、それで結構。旧ダークエルフの森にさえ行けば、そこから先の警備手配は済んでいる。今回は王家所縁の囚人故、素性を明かすことが出来ないのじゃ」


「そこまで言われるのであれば結構です。ただ、今回何らかのアクシデントによる責任はリオン様にとって頂く様、書類を用意いたしますので、記入をお願いいたします」


「ああ、分かった分かった。明日にでも持ってくるがいい。念書でもなんでも記入しておくわい」


失礼しますと声が響き、もう1人は部屋から出て行った。


「・・・ああいうまじめなところは、使いにくい反面があるのう」


ぶつぶつ言いながら、また用があるのかリオンなる人物も部屋から出て行くのであった・・・



*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*



「早かったわね、ユーマ。何か分かったの?」


「とりあえず行き先が分かったので報告しに来た。旧ダークエルフの森だそうだ」


「ダークエルフの森。ジュンイチ、地図を出して」


夜となり、ユーマは宿に戻ってきた。リオンの部屋には特別情報となるものはなく、その後地下囚人部屋を検索しようとしたが流石に見張りが多く、一旦宿へ戻ってきたのであった。


「北東の方角、多分ここね。王都からの道筋は何通りかに分かれているわね。現時点での最適な場所は・・・」


「ダークエルフの森では、警備がしっかりしている様だ。襲撃するならば、森に入る前がいいと思う」


「・・・そう。サマルカンドの救出に向けて、幾通りかのパターンを考えてみるからユーマはもう少し情報集めをお願い。ただ、移動の問題があるから前日には戻ってきて」


「了解した」


そう言って、ユーマは闇に消えるのであった。

と言っても腹が減ったのでご飯を食べに行ったのである。


「じゃあ、私たちは部屋にこもるから、ジュンイチは金稼ぎなんかしていて」


「いやいやいやいや、こんな短期間でのアルバイトなんかないよ」


「じゃーねー」


と言うことで、暇になったジュンイチであった。

翌日、1人で王都散策してもつまらないので、清掃会社に行って見ると、


「おー、ジュンイチ君、ちょうどよかった。なになに、短期間のバイトがしたいって?君を指名した清掃作業があるから、早速お願いするよ」


なんということでしょー。暇つぶしの金稼ぎができる様である。

こうして2日間の間、トイレ清掃に時間をつぶすジュンイチであった・・・


何してるんだろう?



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