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僕らの冒険2  作者: じっつぁま
蠢き出す
22/61

22話



「ちょっとジュンイチ、ここ見てよ。ハンターはこんなこともできるんだって」


「どこどこ、へー、本当だ。これもいいんじゃない?」


ジュンイチ達はライセンスをもらってから宿に帰り、ハンターライセンスのマニュアルを読んでいた。マニュアルは厚みのある1冊の本になっており、中身は権利と義務について書いてあった。ハンター協会の組員から説明されていない部分で、リョウは面白そうなところを見つけたのである。


「ハンターAランクになったら、ハンター協会の設置済み魔道具は使い放題みたいだね?」


「うんうん、それってこの世界のインターネットでしょ?結構いろんな情報が手に入るみたいだな」


「でもAランク以上って、なるのなかなか大変そうだね」


ハンターにもランクがあるようで、現在なりたてのジュンイチ達はCランクの様だ。ランクはC~Aへと上がって行き、Sランクやそれ以上もあるそうだ。


「ところで、レーコ達から連絡は?」


「カウンターに連絡方法を取り付けてくれたから、その内に向かうから連絡が来ると思うよ」


「まあ、どれ位この世界にいるか分かんないし、レーコ達から連絡が来るまではビースト狩りをしようか?」


「そうだね。Bランクに至る条件ってビーストをどれだけ狩ったかで決まるみたいだしね」


「剥ぎ取り証明や素材でお金稼ぎもできるし、どっか行って見る?」


「そうだねー」


マニュアルに書いてある地図と生息するビーストを見比べながら、狩りの話題に移るジュンイチ達であった。



*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*



その頃レーコ達は・・・


「ほーっほっほっほー、女王様とお呼びー!」


「「「へへー」」」


はっちゃけていた。

ここはエルフの里、長老の住居である。大きな広間の上座にはレーコ、ケーゴ、ジーサマーが座っていた。目の前には多くのご馳走やお酒が並び、その後ろにエルフの重鎮達が土下座をしていた。


レーコはケーゴとジーサマーを連れて、エルフの里の近くに転移した。すると直ぐエルフの戦士達に取り囲まれたのだが、レーコの固有武器に気付いた長老達が英雄の生まれ変わりと言い出し、リョウの時と同様に祭り上げられたのだった。


「飲み物も食べ物も足りないわよー!もっと持って来なさいー」


「そうじゃそうじゃ、ほっほっほ。」


遠慮という言葉を知らない2人であった。


「・・・レーコ、これからどうするんだ?」


「んー、これからー?まずは門を作らなくちゃね。作る場所探しもしなきゃいけないし、私はカウンターを作り直したいわ。この世界は魔素が多い見たいだから、改良したいし。でも、暫くは酒池肉林ねー!」


「ほっほっほ、そうじゃそうじゃー」


「・・・」


しばらくは宴会が続く模様である・・・



*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*



そこはサマルカンドの世界の王城地下深く、彼は鎖で繋がれていた。明かりも差さない暗闇の中で、彼は静かに息をしていた。その時、ふと静寂を破る音が聞こえた。遠くで扉が開く音だ。続いて、こちらへ向かう足音が響いた。そして、その部屋の扉が開かれた。


「久し振りだな、サマルカンド」


「・・・誰だ」


「約1000年振りだから、分からんか。わしじゃ、リオンじゃ」


「お前は!生きていたのか!」


「はっはっは、驚いたか。お前を転移させた後、お前の不老不死を真似たのだ。大分犠牲が出たがな。それにしても、お前が帰って来て丁度良かった。お前には役に立って貰わないとな」


「・・・どうする積もりだ?」


「その内にな。その前にくたばって貰うと不味いから、様子を見に来たんだ。どうだ、以前と変わったことはないか?前より覇気が無いようだが、くたばる前に助けを呼べよ?死なないようにはしてやる」


「・・・」


「ふんっ、まあ簡単にはくたばりそうもないな。流石不老不死のサマルカンドだ。まあ大人しくしておけ」


本当に様子を見に来ただけの様子で、リオンと名乗る者はそのまま扉を閉めて出ていった。そして再び静寂が訪れた暗闇の中、閉じられた扉を睨むサマルカンドの姿があったのである・・・



*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*



「よほほーい」


ジュンイチは空を飛ぶ。

リョウを背中に空を飛ぶ。ジュンイチは絶好調であった。久しぶりの背中の感触に酔いしれながら、はっちゃけているジュンイチであった。


「うほほーい」


リョウもご機嫌であった。久しぶりのジュンイチの背中で、周囲の景色を見ながらリョウも絶好調であった。今は王都から離れ、東に向かう途中である。ハンターマニュアルに沿って、東南の森に向かうことにしたのだ。ビーストランクはC~Dランクであり、ジュンイチ達には丁度良い狩場であり、なおかつ素材が金になることからそこにしたのであった。


森に巣食うのはトロールで放置しておけば近くの町を襲うことがあるため、定期的な討伐が組まれている。ハンターにもその依頼が舞い込むことがあり、依頼報酬とトロールの油が割といいお金になるらしい。何度か絶滅させようと試みられたそうだが、1匹残らず駆除してもどこからともなく湧いてくるため、その様な状況になっているらしい。とにかく、ジュンイチ達には絶好の狩場である。2人のペアなら、怖いものなしだ。これからまた、僕らの冒険が始まるのだー・・・



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