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47話

私たちは歩き疲れたため、カフェに入った。

「たくさん買ったね。」

「でも、次の連休で着るお洋服も買えて良かったよ。」

このメンバーは来週も遊ぶ。

それに向けての買い物もしたんだ。

だから、大荷物。

持って帰るのが大変かも…

「ルナちゃん、テストどうだった?」

シルクが雑談程度にふってきた。

うぅ、今聞かないでよ。

「まぁまぁでしたよ?」

「そっか。追試が入ると、予定も変わっちゃうから。でも、大丈夫そうだね。」

ん?

「なんで、予定が変わるんですか?」

「なんでって…連休最終日が追試日だよ。」

まじか…

私たちは、1週間のうちの6日間を観光にあてていた。

だから、追試が入ると最後のフラージア王国の途中で帰らないといけなくなる。

「追試って、やる人いるのかな?」

スティがいつもの無邪気さで刺しにくる。

「いないだろ。簡単だったじゃん。」

ルイも刺してくる。

「今年の1年、簡単だったの?羨ましい。」

「去年は難しかったんですか?」

「そうだよ。そう言っても、ミアは満点だったけどね。」

「当たり前ですわ。今回ももちろん満点のはずですわ。」

天才たちの会話、こわ…

「今、心配しても仕方がないことは置いておきましょ。それより、お家に泊まる許可はもらえましたか?」

私は全力で話を逸らしに行く。

「僕は大丈夫だよ。別棟に泊まっていいよって。」

「俺も大丈夫だ。1人1室準備するって言ってた。」

「僕たちも大丈夫だったよ。スティは前使ってた部屋で大丈夫かな?」

さすがお城…

別棟とか1人1室とか、規模でかいな。

「私のお家も大丈夫だったよ。お母さんにミア様も泊まることを伝えたら、怯えていたけど…」

そりゃ、自国の王女様が泊まりたいって言ってたら身構えるよな。

「あら、いつも通りで大丈夫ですって伝えておいてちょうだい。私も将来、そこに住むかもしれないのだから。」

ブレないな…

「ルナのお家は大丈夫だった?」

「うん。同室でよければ、みんな泊まって大丈夫って言ってたけど、どうする?」

「泊まりたい!」

「僕もいいかな?」

「みんな泊まるなら、僕も…」

「じゃあ、伝えておくね。」

次の連休も楽しみだな。

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