表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

49/636

45話

テストまで1週間もなくなってきた。

学園はいっきにテストモードだ。

「ここ、何でかとは言いませんが重要です。」

「テスト範囲は、ここからここまでです。」

「40点以下の者には追試があります。」

先生たちも授業中にテストの話をよくするようになった。

私もスティと毎日勉強しているんだ。

だけど、結構やばいかも…

「スティ、ここもわかんない…」

「あぁ、ここはね。」

何回もスティに聞いて教えてもらっている。

スティは自分の勉強、私のせいであんまりできていないよね。

ごめんよぉ…

「ルナ、テストが終わったら遊びに行けるよ。頑張ろうね!」

「うん…!」

そんな感じで始まったテスト期間。

私はというと、全くできなかった。

正直、追試になってもおかしくない教科もある…

「テスト、色んな意味で終わったね…」

寮への帰り道、スティと話す。

「色んな意味?」

わからなくても、大丈夫だよ。

「あとは明日の実技試験だけだけど、不安だね。」

ん?

実技試験?

「うそ、ルナ覚えてないの?」

え、テストは今日で全部終わりじゃないの?

「先生が言っていたでしょ?『テスト最終日は魔法の実技試験を行います。』って。」

すっかり忘れてた…

「で、でも!勉強することって特にないよね?」

「ないけど、心の準備とか体調とかで変わってくるから…」

そうなの!?

「だから、今日はしっかり休むんだよ!」

スティに釘刺されてしまった。


翌日。

スティが言っていた通り、魔法の実技試験が行われた。

試験内容は、みんなの前で特技の魔法披露と的当て。

うぅ、緊張する。

みんな手のひらに魔法を出すだけにしてくれ!

そう思ったのもつかの間、ちゃんとすごい魔法を披露していく。

スティは、4つの属性を同時に出すなんかすごいのを披露していた。

ルイは、紙を炎魔法で燃やし、水魔法で消していた。

同時に操れるのはすごいことらしい。

そして、私。

光の玉を手のひらに1個だして、空に打って終わり。

しかも、ふわふわっと空に上がって、途中で落下する。

地味だけど、光魔法だから歓声が上がったよ。

的当ては…

言わなくてもわかるよね?

もちろん、1歩も動いていません!

何回やっても、途中で落下しちゃうんだ…

なんでだろ?

シュパッ!って飛ばすイメージは完璧なはずだけど。

スティもルイも、ここまで下がれたらすごいってラインを優に超えていた。

2人とも、すごすぎます…

そんな感じで、全部のテストが無事?に終了した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ