表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

360/636

347話

お昼休み。

私はハニルカさんの席に近づく。

「ハニルカさん、お昼一緒に食べない?」

「え、いいの?」

ハニルカさんは驚いている。

「『お昼休みも話そ。』って言ったでしょ?」

「そうだけど…ティートル公爵様はいいの?」

ルイがまだ戻ってきていないってことは、ツバサもまだいないだろう。

「大丈夫。今日1日、ちょっと忙しくしているみたいなんだ。」

「そうなんだ…うん!一緒に食べよ。」

私はハニルカさんと一緒に食堂へ向かった。

「ハニルカさんは、婚約者っているの?」

私は休み時間に聞きたかったことを尋ねる。

「いないよ。」

あ、いないんだ…

「好きな人は?」

「…いるよ。」

ハニルカさんは照れながら教えてくれた。

「へぇ、そうなんだ!誰?」

「幼なじみの男の子。」

うわ、好きな展開きた!

「その子に婚約者はいるの?」

「わかんない…」

なんで?

「7歳のときにアニマル王国へ行っちゃって、もう会っていないの。」

そうなんだ…

「なんでアニマル王国へ行っちゃったの?」

「お母さんがフラージア王国の侯爵家の人で、婿入りしてフラージア王国に来たの。でも、お母さんが死んじゃって、お父さんのアニマル王国に帰ったって感じかな?」

ってことは、フラージア王国とアニマル王国のハーフってことか。

「そのまま継がなかったの?」

「お母さんに妹がいるんだけど、ちょうど結婚するときだっから、追い出されたみたい…」

なんか事件の匂いがする…

「ちなみに、なんの動物?」

「キリン。」

へぇ…

「首長いの?」

「ふふ。私たちと変わらないよ。」

なんだ…

「キリンの耳と角とシッポが生えているの。」

え、かわいいかも…

「写真とかないの?」

「寮にあるよ。」

「今度見せて。」

「いいよ。」

ツバサに聞いたらわかるかもしれない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ