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228話

お昼休み。

私、ツバサ、ルイの3人で食堂に行き、ご飯を食べる。

で、学習室Dにやってきた。

他の学習室と違い、魔法の練習をする場所になっているみたいで少し広かった。

だけど、端の方にまとめてなにか置いてある。

「あれなに?」

「魔道具だな。」

ルイが1つずつ確認しながら答える。

「どうやって使うの?」

「2年生になったら、授業で使うようになるらしい。だから、俺も知らないのばっかりだな。」

ルイが楽しそうに物色している。

「ツバサ、どうやって使うの?」

「うーん、これはジャンプ力が上がるタイプだから、足に付ければいいはず。」

ツバサもルイの隣で物色し始めた。

「付けてみてもいい?」

「外でやらないと危ないからダメ。」

ちぇ…

「今使えるやつ、やってみたい。」

「じゃあ、これかな?」

ツバサが小さな小瓶を取り出した。

「なにこれ?」

「体が1日小さくなる薬。」

おもしろそう…

だけど、1日か…

「他のは?」

「じゃあ、これ。」

「これは?」

「惚れ薬。」

ちょっとおもしろそう…

「小瓶以外のだと?」

「えぇ…」

ツバサは再度物色する。

「これは?」

今度は細長い棒を持ってきた。

「なにそれ?」

「魔力を遠くまで飛ばせる棒。」

え、楽しそう。

「部屋の中でやっていいのか?」

ルイが心配そうにしている。

「この部屋なら大丈夫。」

「やってもいい?」

「いいよ。だけど、いつもの光の玉1個にしてね。」

はーい。

私は棒を受け取る。

「どうやって使うの?」

「飛ばしたい距離まで棒を伸ばす。最大で5mかな。」

そんなに伸びるの!?

「真っ直ぐ持たないと落下していくから、ほとんど意味ないんだけどね。」

そうなんか…

じゃあ、5m飛ばす人はいないね。

「とりあえず、伸ばさないでやってごらん。」

「1mでやってみたい。」

「まぁ、それくらいなら…」

ツバサが棒を伸ばしてくれた。

私は棒を真っ直ぐ持つ。

で、手に力を集中させ、光の玉を放つ。

意外にも早く飛んでいった。

「おぉ!これいいね。」

壁に当たった光の玉は、すぐに消えてしまったけど、結構楽しい。

「壁が魔法を吸収するようにできてるんだ。だから、ある程度の魔法なら安全。」

そうなんだ。

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