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ひとりぼっち
履歴書からとりあえず一旦開放された
「はっ!」
目覚めるとそこには誰もいなかった。いつもベットですやすやと寝ている光晴はいなかったのだ。
「あれ???」
「光晴さん?」
「光晴さんは?どこ?」
部屋を出てトイレを見に行く。トイレの電気はついていない…名前を呼んでも返事は帰ってこない。
「誰もいない…茂さんも居ない…」
「今までの事は全部夢?」
鏡を見る。まだ犬のまんまだった。
手を噛んでみる。
「いたい」
どうやら現実のようだ。
「良かった〜」
置いていかれただけだったようだ。
時計に目をやる。(えっもう1時?僕寝すぎじゃん)
「光晴さんどこいっちゃったんだろ?」
家でジールは時間を潰した。ペット用のボールで遊んだり光晴の部屋にある本を読んだりした。
「ヒマダナー」
時計を見てもあんまり進んでいなかった。
「2時半か〜いつ帰ってくるんだろ?」
騎士団のみんなに会いたいな…
やっぱり…1人は寂しいよ…
「ジール…ジール!いつまで寝てるんだ?」
目を開けると懐かしい部屋だった。見覚えのある自分の家とも言える。家族と言える存在がいるところ。
課題と短編やんなきゃ




