新たな国の支配者
ストック貯めたどー
「あれ?俺そんな模様無いぞ。」
「なんでかしらね?」
「手の甲模様があると思います。無い方はいらっしゃいますか?」
エバリーが手を繋いでないほうの手で手を上げる。
周りを見るとポツポツとついてない人がいたようだった。
「無い方はこちらまでお登りください。」
白服は手を広い段上の方に出して誘導をした。
「じゃあ行ってくるよ!」
繋いでいた手を離して人の隙間を通ってエバリーと模様の無かった人達が段上へと続々と上がって行った。
「すいません。説明が足りなかったですね。その手の甲の模様は、こちらが決めた人と繋がって貰うための目印です。同じ模様の人が運命の相手…というわけになります。」
場がざわつき始める。
「この模様が無い方は残念ですが我らが神に見放された存在となります。」
「さようなら。」
神の使いがそう言った瞬間空が眩く光る。いきなりの閃光に目をつぶると爆音とともに地面が揺れる。
目を開けると模様の無かった人が集まった段上は段上ごと消えて無くなっていた。
「エバリー!エバリー!」
視界が涙でぼやける。他にも恋人が消されたであろう人達の鳴き声や新たな国の支配者に恐れる叫び声がこだました。
勉強もしたしあとは履歴書書くだけやね




