柊獅郎も異世界人
えぐいくらい寝たw
「まぁそこから色々あったんだがそこは置いておこう。わしは異世界から、帰ってきた時にそのまま魔力が残ったまんまだったんだ」
「なるほど…じゃあ俺とは違う方法で異世界に行った訳になるのか…」
光晴がつぶやく。
「光晴くんも異世界に?」
「そうですね」
「大変だったろうな」
「ねぇ!ねぇ!ねぇ!私を話に置いてかないでよ!」
雪が後ろからドタドタと歩いて光晴の方へきた。
「何よ、2人揃って異世界って。私おじいちゃんからそんな話聞いたの初めてなんですけど!」
「雪……お前を変な事に巻き込みたくは無かったんだ」
「光晴くん今日は本当にすまない事をしてしまった。韋駄天を君の体から出す方法はこちらで考えておくから、そこの子を連れて帰りなさい」
ジールを指差して柊獅郎は言う。
気づいたジールが光晴に近ずく。
「じゃあ帰ろうか、ジール」
「はい!帰りましょう!」
「気をつけてな」
光晴達は柊獅郎達に手を振り、置いてある自転車の所に向かった。
「失礼なんだけど韋駄天さんって俺の体勝手に使ったりしないよね?」
ジールをかごに入れながら自分の中に入ったという韋駄天に話しかけてみる。
(多分できるけどぉ、流石にね?可哀想だから貸してほしい時はうちがちゃんと許可とるから、安心して?)
体を貸してほしいなんて、一体いつどんな時に訪れるかを考えながら光晴達は自転車で家に帰った。
まじで好奇心とかでドッキリ映像とか調べるもんじゃないよ
心臓止まるぞ!!




