謎の光
今日は何もしませんでした、まる
暇だったぜ
「うわっ!」
光晴が木彫りの像に手を触れた瞬間、強烈な光が放たれた。
「うわ〜何も見えないですよ〜」
ジールはドタドタ走り回って柱にぶつかった。
「いたい!」
ドンッ
ジールが目を開けると光晴がその場で倒れ込んでしまっていた。
「み、光晴さん〜」
「あわわ、どうしよう、どうしよう…」
「あっそうだ!」
ジールは走り本殿を出て、雪の所に向かった。
ワンッ!ワンッ!ワンッ!
「どしたの?まめちゃん」
ワンッ!
ジールは雪に自分に着いてくるように動き、雪を光晴の所まで上手く誘導した。
「ちょ、何よコイツなんでここで倒れてんのよ!」
「うーん〜重い…コイツ私1人じゃ運べないわよ!」
「でもこんな時期にここに置いといたら死んでもおかしくないし」
「いいこと思いついたわ!ちょっとまめちゃんそこで待ってて!」
雪は急いで何かを取って戻ってきた。
「氷水とタオルよ!コイツに何があったか分からないけどこれでどうにか体を冷せば何とか持つはず……」
雪は氷水につけ二三回絞ったタオルを1つは光晴の首下にもうひとつはおでこに乗っけてしばらく様子を見ることにした。
こっからしばらく主人公不在の話が始まります…
いいんか?




