味付けは濃いめ
ピアノ弾いてみたけど割と楽しいね
「ただいま!おっ、これは光晴〜お前が今日は作ってくれたのか〜」
茂が会社から帰ってきた。丁度光晴も料理のを皿に盛り付け終わったところだった。
「ほら、おじさんも運ぶの手伝って!」
「ほーい」
茂は靴を脱ぎ捨てて、服装を緩めながらこちらに来て皿を運んだ。
「いただきます」
「光晴の味付け濃くて好きなんだよな〜でも俺が真似ると濃すぎて食べれなくなっちまうだよな……」
「まぁ俺はいつものおじさんの味付け嫌いじゃないけどね」
光晴はポリポリとたくあんとご飯を交互に口に運んだ。
「照れるなぁ〜もっと褒めてもいいんだぞ!」
「ごちそうさま」
「あっ!逃げられた」
「でもわんちゃんは俺の事見捨てないよね〜?」
ワンッ
ジールは茂を置いて2階に行ってしまった。
すると茂は冷蔵庫からビールを取り出して、1人でつまみと一緒にチビチビ飲み始めた。
「そういえばジール!」
「なんですか、いきなり大きな声出して」
「強い魔力の正体忘れてたじゃん」
「あっ」
「まぁ明日また行きましょ」
そう言ってジールは丸くなって寝てしまった。
光晴は今日の神社に魔力のありそうなとこを考えるうちに、眠りに落ちてしまった。
また土曜日を何もせず浪費した……
ゴミだ!




