嫌なヤツ
今日はサウナ行ってきた。
ガチ激アツかなりすっきりしたb
神社には人が1人もいる気配が無かった。こんな変な時期に来てるのだ、何か特殊な用が無ければ来る人もいないのだろう。
神社は意外と大きくそして立派だった。
「あれ?ジール居ない…」
神社に気を取られているとジールを見失ってしまった。
「ジール!」
大きな声でジールを呼んだが返事が返ってこない。
ジャリジャリと遠くから自分と同い年位の巫女さんがジールを抱えてきた。
「何この犬貴方のだったの?」
巫女は少し機嫌の悪そうな声で言う。
「すいませんリード付け忘れちゃって…」
「名前ジールって言うんだ…ふーんなんか犬に付けるには変な名前ね」
そう言いながら巫女はジールを地面に下ろした。
「光晴さん怖かったです〜僕を見つけるなりすごい速さで近ずいてきて、めちゃくちゃモフられました〜」
「ジール、大丈夫だった?」
「何よ、失礼ね!私が拾って上げたんでしょ!」
そうか、ジールの声は俺にしか聞こえてないんだ。
「すいません。本当感謝してます!」
「所で何しにうちに来たのよお祓い?それともお賽銭でも入れてってくれるのかしら?」
「いや…」
いやと聞いた瞬間巫女は鋭い目でこちらを睨みつけてきた。
「じゃあ、お、お賽銭でも入れてこうかな〜」
「じゃあこっちよ!」
巫女はくるりと後ろを向いて進んで行った。
巫女っていいよな…




