表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二度目の転移は自由に生きる  作者: 鰐 オイル
1/1

プロローグ

「勇者」それは世界を救うため、仲間と共に魔王を倒すもの。数ある難を乗り越え、時には友と一緒に学び、修行をし、共に戦う。そして、裏切られる。時には恋をし、一緒に暮らし、子も授かったりしながら、共に戦地へ繰り出す。そして、失う。これが、勇者だ。


勇者として、初めて召喚されたころ、ただの大学生だった俺にとっては戸惑うことが多すぎた。知らない建物、知らない生物、知らない技術、何もかも知らないことが多すぎた。しかし、昼に起き、大学へ行き、少ない友人と話し、帰り際にパチンコへ行く。そんな普通な生活を過ごしていた俺にとっては、異世界へ来たという事実だけでわくわくが止まらなかった。

「まるで、アニメみたいだ。」

アニメが好きだった俺にとっては、人一倍楽しく思うだろう。

しかし、現実は違った。俺は異世界へ召喚されたという事実だけでアニメの主人公になったつもりでいた。忘れていたんだ。これが現実でアニメみたく、周りには優しい人ばっかで、毎回いいタイミングで助けが来る。そんなことはないってことを。そして、最終的にこう思った。


「もう、勇者として生きたくはない。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ