はじめに
皆様、アニソンは好きですか?
私はですね、昔はそうでもなかったのですが、今では大好きと言えるようになりました。
キャッチーさが心地良いというか、テンション上がるというか、魂に響くというか……
イマイチ言葉に表し難いですが、とにかく最高って感じがします。
そんなアニソンの歴史は古く、私なんかが生まれる数十年前からあるみたいです。
調べてみたところ、どうも1929年が最初なのだとか。
これだけ古いと知っている人の方が少なそうですね……
そんなアニソンについて、私は専門家でもなんでもないので薄っぺらにしか語れないのですが、最近当時アニソンを歌っていた歌手達について色々思う所があり、折角だしエッセイを書いてみよう! と思い立ち、今回筆を取りました。
このエッセイは、80年代後半~00年代くらいまでのアニソンを歌っていた歌手達にスポットを当てて語っていくエッセイになります。
若い人にはチンプンカンプンかもしれないので、興味がない方は遠慮なくブラウザバックしてください。
上の文章はあえて「おじさん文章」っぽくしましたが、この作品は間違いなくオジサンオバサン向けですので、年齢的にぶっ刺さる人は楽しみにしてくれてもいいかもしれません。
きっとアナタが好きなアニソン歌手やグループが紹介されますよ!
さて、本格的に紹介する前に、簡単にアニソンの歴史の流れみたいなのを説明します。
アニソンの深いお話については、恐らくネットのアチコチに転がってると思われますので、より詳しい話が知りたい方はご自分でググってみてください。
ここで説明するのは、ネットではあまり語られていない傾向の変化みたいな話になります。
アニソンの歴史は長いですが、実は近年で大雑把な変化の流れがあります。
大体90年代前半頃までは、そのアニメの為に作られたようなコッテコテのアニソンが多かったのですね。
歌手やグループも一般的な歌謡曲を歌う人達は少なく、『アニソン歌手』みたいな人達が多かったように感じます。
それが90年代後半辺り(厳密には94年くらい?)から、普通の歌謡曲をOPやEDに採用するケースが増えてきました。
アニメの注目度が上がってきた時期で、その人気にあやかって歌を売り出そうとしたのです。
デビュー曲のジャンプアップ目的で使われることもありました(有名所だとL'Arc~en~Ciel、GLAYのファーストシングルがアニメのOP、ED曲になっています)。
正直、これらの楽曲についてはアニソンと言っていいか怪しいところです。
そばかす(るろうに剣心)
ロマンス(セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん)
I'll~アイル~(浦安鉄筋家族)
なんかは名曲ですが、作品と全く関係ない歌詞でリスペクトなどはほとんど感じません。
金銭の香りしかしないです。
アニソン業界的にはあまりよくない流れですが、2000年に入った頃からまた傾向が変わり始めます。
00年代に入ってから変わったのが、声優の注目度です。
声優ブームが巻き起こり、色々なキャラソンが生まれ始めたのがこの時期ですね。
それに伴い、声優がアニメのOPやEDを歌うことが増えてきました。
当然ながら、そういった楽曲はアニメを意識して作られるので、再びアニソンとしての意識が高まってきたのです。
00年代後半には、一般の歌手やグループが採用されても、しっかりと作品を意識された歌詞が書かれることが増えてき、アニソン業界的には素晴らしい流れになっていったと思います。
そして今となっては、最早アニメを意識して書かれない楽曲の方が少数派になってきました。
恐らくこの流れは今後も変わることなく、アニメが衰退しない限りは続いていくことでしょう。
ここまで書いた内容はあくまで大雑把な流れなので、細かい変化は他にも色々あります(アイドル声優の登場とか)。
とりあえず、私が言いたかったのは「今現在のアニソン環境は大変恵まれている」ということです。
だからこそ、今であればもっと注目されたり売れたりしていただろう歌手達が過去にいたことを、語りたくなったのです。
これは完全に自己満足の世界なのですが、よろしければ懐メロを楽しむ感覚でお付き合いいただければと思います。
最後に、私は今でこそ沢山アニメを見ていますが、昔はそこまで熱心にアニメを見ていたワケではありません。
そのため、紹介されない歌手やグループも出てくると思います。
もしこの人凄いよ! とかこの歌を聴いてみて! とかあれば、是非感想に書いていただけると幸いです。
一応次回予告をしておきます。
記念すべき第一回は、「馬渡松子」さんを予定しております。