第9話 銀花姫の子供遊び
自分の作品を見て見事に更新日時がバラバラだなあと思いました。
確認にバックするとこの作品のPVが増える忘れなトラップ発動します(笑)
第9話 銀花姫の子供遊び
リンネ「フェリシアちゃんあそぼ~ 」
といつの間にか日中堂々と姿を現すようになったリンネ
彼女は認識阻害魔法を使っているのでほとんど気が付かれていなかったのだ。
フェリシア「リンネちゃん気配がないからびっくりするんだけど何するの?」
リンネ「かくれんぼ」
フェリシア「見つかんないよ~ 」
フェリシアの部屋に押しかけて来た兄ゲオルグと義弟エルテア
ゲオルグ「この子誰?」
フェリシア「リンネちゃん」
エルテア「リンネ? 僕フェリシアお義姉ちゃんの弟のエルテアだけどリンネちゃんはどこから来たの?」
リンネ「秘密」
ゲオルグ「秘密ってここに忍び込んだら捕まっちゃうよ」
フェリシア「細かいことは気にしちゃダメ。 みんな集まったし鬼ごっこでもしようよ」
エルテア「僕、足遅いしフェリシアお姉ちゃん足早すぎるから無理だよ」
ゲオルグ「お医者さんごっこ」←マセガキ
フェリシア「お兄ちゃんのエッチ~」とジト目で
リンネ「エッチ~」と真似して
その光景を微笑ましく見ていたソレイクだったが、
ソレイク(あの娘誰だ?)と不思議に思ったが認識阻害魔法の影響で大して気にしていなかったのだった。
———— 冒険者ごっこ編
庭で冒険者ごっこをしていたフェリシアたちだったが、
冒険者に最初に倒されるゴブリン役をやっていたフェリシアが
勇者役のゲオルグを氷で足場を滑らして最強に臭いゾンビに突っ込ましたり、
後ろから切りかかったエルテアを回し蹴りで沈めたり、
幻術で翻弄して切られても無傷だったりするゴブリン役を見て
サクラ「フェリシアちゃんゴブリン役がラスボス感漂わせてどうするのよ、 勇者達勝てないじゃん」
フェリシア「ああ。 いけないごめんねゲオルグ兄さんエルテア」と切られて棒読みで死亡するゴブリン役でした。
エルテア「ゴブリンってこんなに強いの? 冒険者たちの中でも弱いといわれているのに」
ソウジ「いや、あれはゴブリンキング以上だと思うぞ、普通上位種でもそんなに魔法なんて使わないし」
フェリシア「えーっそうなの? だって初級魔法しか使ってないよ
ゴブリンメイジの上位種ならこれくらい使えるでしょ」
リンネ「フェリシアちゃんゴブリンメイジでもファイアーアローぐらいしか使わないよ」
ハルヨリ「確かに。 氷魔法で転倒させたり、幻術で翻弄したり、召喚魔法まで使う
ゴブリンなんて聞いたことがないぞ、そんなのゴロゴロいたら冒険者みんな死んでいるよ
ゴブリンなんて普通2人がかりでも勝てないのはおかしいし 」
と本物の勇者たちにも突っ込まれるゴブリン役のフェリシアだった。
そしてゾンビに突っ込んでかぐわしい香りのゲオルグを水魔法で洗浄するフェリシア
ゲオルグ「ひどい目にあったよ」とぼやいていた。
———— おままごと編
他の大人にももう少し女の子らしいことをしなさいと怒られ、
領主館の一室でおままごとをするようになったフェリシアたちは
父アーサー(聖王)・母ルフィア(聖女)・側室は流石に無理があると周り無理があるといわれ
普通の夫婦で平民の一般家庭を演じる4人。
町の定食屋さんの親子で母役・父役・息子役・その他となった。
フェリシア「さあ今日も店を開けてバンバン働くわよ。 あなた」
ゲオルグ「ああ。 うちのハンバーグ定食は絶品だからな 」
エルテア「 お父さんつまみ食いしていい?」
フェリシア「わがまま言わないの」
と厨房で仕込みをしている役から入り
お客さん役のリンネが入ってきた。
ゲオルグ「へい、いらっしゃい」
リンネ「何かおすすめある?」
フェリシア「ハンバーグ定食はどうですか? うちのお勧めなのよ」
リンネ「じゃあそれをお願い」
以前リアリティ意を追及してゴブリンを召喚してミンチにしようとしてソレイクに大目玉を喰らったフェリシアは
外で拾ってきた葉っぱとかを使ってハンバーグ定食をおもちゃのお皿に盛って
フェリシア「エルテア、ハンバーグ定食をお客さんに渡してきて」と渡した。
エルテア「ハンバーグ定食です」と運んで渡して
リンネは食べるしぐさをして「ごちそうさまです」
ゲオルグ「お代は銅貨1枚になります」
ここでも銅貨が無かったので錬金術で銅貨を作ってソレイクに「贋金作るな!」と再び怒られたフェリシアは
紙をくり抜いた銅貨もどきを使うことにして、
フェリシア「ご来店ありがとうございます」
と普通のおままごとになるのに何度も周りの突っ込みを喰らったフェリシアだった。
ソレイク「初めて普通のおままごとになった」 と遠い目をしていたのは気のせいでだと周りは誤魔化していました。
そして夕刻になりいつの間にかいなくなったリンネのことに気が付いたフェリシアは
フェリシア「あれ~ リンネちゃんは?」
ゲオルグ「リンネって誰だ?」
エルテア「僕たち3人で遊んでいたよね」
フェリシア「4人だったよ~」
ゲオルグ「いや3人だったよ」
といないはず(正確にはいたけど)の4人目のことをめぐり、
いたのいないのを押し門答した後に、いつの間にか姿をくらましたリンネちゃんは認識阻害魔法のせいだが、
いないはずの4人目という、一つの都市伝説となってしまったリンネちゃんだった。
都市伝説って言ってもホラーにはならないなあ(笑)
ぶっ飛んだチートの子が普通の子供の遊びをするとこうなるのかな?