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第8話 銀花姫と変わらぬ愛

 第8話 銀花姫と変わらぬ愛


 巨大野菜や巨大花を生み出したフェリシアは親友であるサクラのことを心配していたのであった。


 ホラ薬で告白のホラをやってしまった。サクラとソウジの仲を……。


 フェリシア「私が巨大花を作った意味に気付いてくれるといいのだけど……」


 とホラの告白をして消沈しているソウジのところに歩いていったのだった。


 ソウジ「薬のせいとはいえサクラを傷つけてしまった……」


 フェリシア「サクラおねえちゃんは強いからそんなことを引きずらないよ


 それに巨大植物を作ったのはソウジお兄ちゃんとサクラおねえちゃんのためなんだよ」


 ソウジ「えっ? それってどういうこと? 」


 フェリシア「花の意味を考えてみてね~ 私からの宿題だからね~ ソウジお兄ちゃん」とどこかに行ってしまうのだった。


 フェリシアが去って行ってもしばらく唖然としていたソウジだったが、


 ソウジ「花の意味? 巨大植物の中の花ってヒマワリだけだけど……。 そもそも秋に咲く花でもないはずだし」


 とちんぷんかんぷんでわからなかったソウジだったので領主館にある図書室でヒマワリについて調べたのだった。


 ソウジ「この植物図鑑がいいかなあ……。


 と珍しく真剣に本を読んでいるソウジだった。


 しばらく読んで花言葉の項目に《忘れられた愛・変わらぬ愛・誠実》などの


 言葉が出てきたのを見て、


 ソウジ「花言葉か!」


 フェリシアがいつの間にかそこにいて


 フェリシア「やっと気づいたのねこの季節にヒマワリ咲かすの大変だったんだからね


 いい加減にサクラおねえちゃんも可哀想だからさっさと行動してね鈍感さん」


 鈍感と言われてショックを受けるソウジだったが、


 ソウジ「鈍感……でもそれにきづかせてくれてありがとう」


 フェリシア「サクラお姉ちゃんなら今はBL本を読んでいるからしばらく妄想から帰ってこないから


 さっさとヒマワリの花を持っていくといいよ~」


 と言ってまたどこかに行ってしまうフェリシアだった。



 ―——―食堂にて 


 ソウジはかなり人がいる中でヒマワリの花言葉のフレーズを持ち出し


 ソウジ「サクラ。昨日はごめん 薬でおかしくなったといえあんなことをしてしまって


 サクラこれを受け取ってくれ」


 サクラ「これって昨日咲いていた巨大ヒマワリじゃないの」


 ソウジ「ヒマワリを見て気が付いてんだよ。この花の花言葉は変わらぬ愛と誠実だということに


 改めて言うけどこれを受け取ってくれ!」


 と言われ顔を真っ赤にしてサクラは受け取ったのだった。


 サクラ「受け取るよ。 ありがとうソウジ責任取ってよ」といってソウジにキスをして、


 去り際に隠れているフェリシアに「デバガメもほどほどにしなさいよ」


 と言って食堂を去るサクラだった。

フェリシアちゃんのキューピット回です。

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