第6話 銀花姫の調薬教室?
第6話 銀花姫の調薬教室?
トゥーランの祭りが終わりロギオンに戻ったフェリシアたちは
教育として調薬を習うのだった。
ウィル「まずは下級ポーションの作り方です。 癒し草を刻んできれいな水を混ぜて作るのが基本です。」
ゲオルグ「ウィル先生。 調合するときの水と癒し草の割合はどれくらいなんですか?」
ウィル「いい質問だね、 水10に対して癒し草1が基本だよ」
エルテア「10と1ってどうやって計るのですか?」
と図り方や調薬器具の使い方を教えるウィル。
それを実践するゲオルグとエルテア。
そして少し離れたところで一人フェリシアは簡単に下級ポーションを作ったため
中級ポーション作りの指導を受けていたのだった。
ポップ「中級ポーションは別名ハイポーションと呼ばれています。
作り方は複数ありますけど癒し草と水の配分を2:1まで濃縮して作ることや、
癒しの実を使って作るのが一般とされています」
フェリシア「ポップ先生の作ったのは青色の薬だけど私のは灰色なのは何でなのでしょうか?」
ポップ「えっ? 灰色? なんだこれ?」
フェリシア「先生がわからないのなら鑑定魔法!」
ポップ「灰色のポーションなんて聞いたことがないぞ」
フェリシア「えっと灰ポーション? 振りかけると灰になるって鑑定されているんだけど
ハイポーションとは違うの?」
ポップ「劇薬じゃないのか―—! 飲んだら危ないハイポーションなんてありません」
と面白そうだったから近くの椅子に掛けたフェリシアだった。
するとイスが煙を吹いて灰になったのだ。
ポップ「なんだこれは!」
ウィル「これは飲めないねえ……」
フェリシア「何でなの!」
ウィル「これって癒しの実でなくて卑しの実じゃないの?」
フェリシア「どうだとすると癒しの実と水で……」
と調合すると普通にハイポーションができたのだった。
ウィル「俺ハイポーション作るのに1年半かかったのにフェリシア様早すぎでしょ」
ポップ「ウィルお前今の灰ポーション作れる?」
と言われて作るとほら薬ができたのだった。
フェリシア「えー。 なんでー? 同じ材料なのに別の薬ができるの?」
ともう1回作ると灰ポーションができたのだった。
ウィル「解せぬ……」
何度か調合していたが、フェリシアは灰ポーションが作れ、
ウィルとポップはほら薬ができて灰ポーションはできなかったのだった。
ちなみにゲオルグとエルテアはまだ下級ポーションしか作れなかっあのであった。
そして危険だったので灰ポーションは封印されたのだった
灰ポーションは劇薬です。