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第47話 沙漠の国の銀花姫

第47話 沙漠の国の銀花姫


 転移魔法で砂漠のくぼ地に守護龍ユスティアを転移させ突然大きな湖ができたクリスラールの首都アバロンは混乱に陥っていた。

クリスラール国王マリク「なんなんだ! いきなり街の近くに湖ができたぞ!」

ランス(クリスラールの武官筆頭)「陛下! 私が調査してきましょうか?」

ネメス(財務大臣)「陛下! アリエル王女とアリティアのフェリシア様が謁見を求めています」

マリク「なんだとー!」

アルミフィー(クリスラール王妃)「あらあら、フェリシアちゃんとアリエルちゃんってユグドラシルにいたはずですよね? 足が速いのかしら?」

マリク「足が速いだけでユグドラシルから数日でアバロンまで来れるか!」

アルミフィー「あら? ワタクシ達はロギオンから2日でここまで来た記憶がありますけど」

マリク「うっ……。 あの乳母車は触れるな、 でもアーサーの娘ならありえるから怖いわ。とにかく謁見の間まで通せ!」

ランス「御意」



———― クリスラール王城 ~謁見の間~

マリク「クリスラールにようこそフェリシア嬢」

フェリシア「マリクおじさんこそ初めまして」

ランス「おじさん! 陛下に向かって無礼であろう」

マリク「よせ、ランス。 叔父なのは確かだし、10に満たない娘だいちいち目くじらを立てるものでもなかろう」

ランス「しかし……」

マリク「くどいぞ。 それにしてもいきなり遠方から謁見とはどうしたのかな?」

フェリシア「えっとね。 クリスベルの守護龍ユスティアがアバロン南に引っ越してきたからよろしくねって伝えに来たの」

アルミフィー「守護龍ユスティア様が! フェリシアちゃん本当なの?」

アリエル「私も立ち会いましたので本当ですお母さま」

ネメス「それにしても大雨が降ったり、 守護龍が移住してきたり忙しくなりなすな陛下」

フェリシア「あの~。 それ全部私のせいなの」

マリク「なんだとー!」

フェリシア「アリエルちゃんに沙漠に何とか水をと相談を受けて雨ごいしたり、 守護龍ユスティアに移住してもらったりしたの~」

セリーニ「全部本当です」

ランス「カエシウス家令嬢までそういっておりますが」

マリク「長年わが国を悩ませている問題を2・3日で解決するとは……神子侮れん……」

フェリシア「みんなが幸せになればそれでいいの~じゃあ バイバイ テレポート!」


フェリシアの魔法でフェリシアたちは瞬時にユグドラシルに転移したのだった。


マリク「……これからどうしようか?」

ランス「とりあえず。国民に告知して、 人をやって今後の政策について話し合うべきですね」

ネメス「そうだな……これからものすごく忙しくなる予感が……」


突然やらかしたフェリシアの行動に頭を抱えるクリスラール首脳陣だが、守護龍ユスティアやアルティアの神子の問題は無視できるものではなかったのだ。

一応水不足が大きく改善して発展していくことになるのだが、 依然と苦労が多いマリク王だった。 


いきなり召喚された守護龍ユスティア


水不足は解消するものの苦労は多そうなクリスラール王国のアバロンだった。

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