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第45話 銀花姫と沙漠の王女

第45話 銀花姫と沙漠の王女


 フェリシアが二年生に進級して銀花亭にアリエルを迎え、今日もポーション売りが始まったのだった。

アリエル「いろいろなポーションがあるわね」

エリザベス「恐ろしい効果のものもあるからみだりに触ってはダメよ」

アリエル「はい。お姉さま」

冒険者「なんだこのウォーターポーションというのは?」

フェリシア「ものを水にするポーションだよ~」

冒険者「水にする? 水を携帯すればいいんじゃないのか?」

フェリシア「違うよ~。 振りかけたものを水にするんだよ~ 例えばと言って」

調度品の鎧に振りかけると、シューっという音と共に鎧が液状化した。

冒険者「攻撃アイテムかよ!」

フェリシア「違うよただの水になるだけだよ~」

冒険者「もしかしてこの鎧水になったんのかよ?」

フェリシア「そうだよ~」

冒険者「怖えよそれは……」

フェリシア「一つ金貨1枚だよ」

冒険者「高いぞそれ……。下級ポーションくれ」

フェリシア「下級ポーションだよ~」

冒険者「センキュー」

そんな感じでの冒険者とのやり取りを見ていたアリエルは。


アリエル「フェリシア先輩。 このポーションって何でも水になるの?」

フェリシア「そうだよ~」

アリエル「だとすると砂漠の水不足にも使える?」

フェリシア「無理だよ~ポーションの領で水化できる量は決まっているから万単位の人のための水にはならないよ」

アリエル「ならアバロンの水不足はどうすれば」

フェリシア「雨ごいすればいいじゃん~」

アリエル「雨ごいで水不足が解決するのならみんな雨ごいやっているわよ」と祖国を思いうかべ怒鳴る

フェリシア「ならやってみよう~。 転移魔法テレポート」




———― クリスラール首都アバロン


アバロン近くの街道にフェリシアたちは転移した。

アリエル「ここはまさかアバロン!」

アリス「へえぇー ここがアバロンなんだ。 フェリシアいつの間に転移魔法を覚えたのよ」

フェリシア「結構前だよ~ とにかく本題の雨ごいするよ~」と言って詠唱を始める

エリザベス「雨ごいじゃなくて水魔法ですわ」

あちこちに落雷と雷雲が呼び出され雷と共に大雨が降り注いだのだ。

フェリシア「どう? 雨降ったでしょ~」

アリエル「……今のって天候制御魔法! 失われた魔術でしょ」

セリーニ「まあ、フェリシアだからとしか言いようありませんわ」


フェリシア「だいぶ濡れちゃったし戻ろうよ~ テレポート!」

とわずか30分足らずでアバロン近郊に大雨を降らしてきたのだった。

アリエル「フェリシア先輩のこともお姉さまと呼んでいいですか?」

フェリシア「いいよ~」

エリザベスと共にお姉さま呼びされるようになったフェリシアだった。


 沙漠とは「水の少ない土地」であって「砂ばかりの土地」ではないでしょうと調べたら出てきたので、水不足の国というわけで沙漠の王女と書いています。

クリスラールの都市の方は水源の方なので砂漠としています。

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