第34話 銀花姫と聖王遺物
第34話 銀花姫と聖王遺物
いつも通りの授業を受けていたフェリシアたちに聖王が残したと言われている
神器の解析依頼が来たのだった、
フェリシア「お父様が残した神器?」
ソレイク「そうなります。 魔王軍が攻めてきたとき怪音波で敵を怯ませ高速で爆走して魔物たちを蹴散らしたとされる鉄の箱です」
とぼろぼろの巨大な鉄の塊があった。
ソウジ「これ選挙カーじゃないのか?」
サクラ「どう見てもキョウチク党の●▽議員の車だわ」
ゲオルグ「選挙かー? キョウチク党?」とちんぷんかんぷんの顔をするゲオルグ。
ハルヨリ「選挙というのは多数決の投票制で政治の決定権を持つものを決める制度で、
選挙カーというのはその宣伝をする車だよ」
ソウジ「この選挙カーずいぶん魔物に突っ込んだみたいだ。 それもフレームを改造してスパイクが付いているし……。
アリス「これお父様がミモザ戦役で使ったやつだわ」
ソレイク「なんですと!」
アリス「お父様は燃料切れとかいって動かなくなったと言っていたけど……」
ソウジ「燃料切れってガソリンのこと知ってんのかよアリスちゃんの親父さん何者だよ」
アリス「ダニエルお父さんはグルーニェ王国の国王で自分が転生者で前世の記憶があるって言っていたわ」
サクラ「それにしてもこの車ボコボコね。それもスピーカーのボリュームがマックスになっているわよ」
ハルヨリ「それはクソうるさい選挙カーになるわな。 それを魔王軍のど真ん中で乗り回していたのかよ……」
アリス「それはお父さんが魔物を見たらアクセルを踏みこって言っていたからよ」
ソウジ「地球じゃ絶対運転してはいけない人だ……」
サクラ「そうね。 でも前世の記憶がある王様って言ったらアーサー王子のほかにもいたんだ」
フェリシア「お父様って前世の記憶があったの?」
アリス「これなら私が直せそうね」
と勇者たちは止めたのだがあっという間に直してしまったアリス(この子もチートです)
アリス「エンジン掛けるよ」
サクラ「やめなさい!」
しかし少し遅かった。
選挙カー「キョウチク党の●▽に清き一票を、私は財政改革に犯罪者の臓器を解体して医療機関り売りさばき、 国政の財源を確保します」と大声でスプーカーの声が鳴り響いたのっだった。
フェリシア「うるさいよ~ サイレント!」
と沈黙の魔法をかけるが対抗魔法がかかっていてはじかれたのだった。
サクラ「それアーサー王子の付加魔術だわ」
とロギオンのど真ん中で数日間うるさかったのだった。
ロギオンはこの事件をキョウチク党の悪夢と呼んだのだった。
この世界で異世界召喚されたのは
勇者(笑)100人・ チャドクガ(害虫巨大化魔法付き)・乳母車・選挙カー・ソウジ・サクラ・ハルヨリ・そして大量のジジイ本とゲイ本と数冊のBL本とショタ本です。
召喚魔法はチートですがころラインアップは微妙ですね。
ちなみにキョウチク党は政党ではなくキョウチクトウと呼ばれる植物に党を付けただけです。




