表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

37/63

第33話 銀花姫の授業の日常

日常回です。

第33話 銀花姫の授業の日常


 銀花亭の朝は早い。

フェリシアは朝起きて、ポーションを作り始めたのだが、

素材をかき混ぜている間に話しかけられて、横の棚にあったアリスの爆弾用の調合火薬が混ざってしまったのだ。

それに気付かずに調合をしてしまい。下級ポーションを出荷したのだが、売るときにポーションが爆発したのだった。


エリザベス「何なのよ! 今度は爆発するポーションなんて聞いてないわよ!」

プリプリ怒るエリザベスを横に

カイト「ポーションって爆発するものなのか?」

セリーニ「普通はしないわよ」

エリザベス「普通じゃないのがフェリシアですわ」

と皆にさんざん言われて


フェリシア「ひどいよみんな~」

アリス「それを聞くと自分が普通のように聞こえますけど?」

普通じゃないのが銀花亭の普通です。

そのことをうまくかわす感じに

ネフィル「そういえば今日はユグドラシル学園の授業日だよ」

フェリシア「あ——忘れてた」

エリザベス「とにかく登校するわよ」


とみんなで学校に行くのだった。


久しぶりの授業で

普通の授業だと豪快に居眠りするフェリシアとアリスだったが、

クリス先生「こいつら黙っていると可愛い子なんだが、 起きろー」

と二人の脳天に拳骨を入れるクリス先生

フェリシア・アリス「痛い!・痛いよ~」

と二人そろって目を覚ますが、

クリス先生「俺の授業で寝るとはいい度胸だな、 とりあえずこの問題を解いてみろ!」

クリス先生は黒板を指して言った。


フェリシア「アルティアの地理の問題? アルティアの首都は何て都市ってロギオンでしょ」

アリス「イストリアの領主の名前? あのドリルの人って誰だっけ?」

クリス先生「ミランダ=レーヴァント辺境伯様だ! アリスは廊下に立っていろ!」

とバケツを持たされて廊下に立ったアリス。



アリス「重いよこのバケツ」といってバケツを持ち上げたアリスだったが、

クリス先生「あれ? これは筋肉トレーニング用の合金製のバケツだ! こっちのブリキのバケツだぞ! っていうか50㎏あるのによく片手で持ち上げたなアリス」

フェリシア「何で筋トレ用のバケツがあるの?」

クリス先生「俺が鍛えるために使っているんだよ」

フェリシア「本当だ重いねこれ」と両手に二つバケツを持ってつぶやくフェリシア

クリス先生「お前らどういう腕力しているんだ……」


 次は国語の時間だった。

課題図書の読書感想文の提出で

エリザベスは普通の恋愛小説を出し、ネフィルも冒険ものの小説を出していたのだが、

セリーニはネクロミコンの感想を出して、アリスはグルーニェの技術論文の感想を出して、フェリシアはBL本の感想文を出して

先生たちの頭を抱えさせたのだった。 フェリシアは拳骨付きだったが……。


 次に朝顔の観察日記の続きの時間になったのだが、

普通に育てていたエリザベスとネフィルは無難に書いていたのだが、

セリーニのは枯れてしまい死霊魔術でゾンビ化した朝顔の日記を書き、

アリスはマッドサイエンティストなので勝手に品種改良して人食い植物化してゴブリンを食べている朝顔の日記を提出し、

フェリシアは祝福で霊草化した朝顔の日記を書いて大騒ぎになったのだった。

クリス先生「朝顔がゴブリンを食べたり!根から足が生えて徘徊するわけないだろう!」とアリスとセリーニはお説教で拉致され

フェリシアの朝顔は霊草化していたので教師の質問攻めにあっていたのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ